喜劇な日々

名古屋の劇作家、鹿目由紀のほんの少しだけ喜劇的な毎日を、綴ります。

食べる人

2008-03-31 13:20:43 | ホンのこと
昨日は、頼まれた原稿とテキストの直しを終え、メール。調子が悪かったので早めに寝る。雨のせいなのか、突然よろしくなくなったのです。『パレード旋風が巻き起こる時』をずんずんと書き進めたいような気持ちになるが、ゆっくり焦らずに紡いで行こうと心に決める。とりあえず、今回の鍵となる資料を読み返そう。書き出したらストレスのせいか、また食べる、食べる、食べる。食べても食べてもお腹いっぱいにならない。昨夜テレビを点けたら、ギャル曽根ちゃんが『大食い王』で負けていた。凄い勢いで食らうおばさんに圧倒された。しかし、今の私の食欲なら行けるかもしれない。いや、無理ですね。ラーメン20杯とかあり得ませんね。あの人たちは本当にどうなっているのだろう。

2008-03-29 19:26:22 | 日々のこと
午前、のんびり家事していたら、時が思いのほか早く流れていて、慌てて港文化小劇場へ。演劇人冒険舎さんの『南の丘の大きな切りかぶ』。とみィの郵便屋さんを久々に観る。次の地へ向かうべく急いで地下鉄に。ベンチに座ると、程無くして隣に座られた見知らぬ方々が、なんと私の話をしているではないか。こういう時はどうすれば良いのだろう…。極めて明るく「それ私でっす、わぁお」と立ち上がるべきか否か…。そんなおどけたことが出来るわけもなく、気恥ずかしく下を向き続ける。午後はお仕事である観劇。劇場を出ると、凄い風。頭が朦朧としていたので、コーヒーを飲みながら『パレード旋風』をぼやぼやと考える。帰り道、また突風。桜のトンネルがあと少しで完成しそうな道。家に帰り、頼まれていた文章を一つ済まして、メール。外でびゅうと音がした。肌で風を感じるのは嫌いじゃない。けれど、部屋で風の音を聴くのが、あり得ないほど幸せな時というのが、日常には存在するのだ。

跳んでみたいような

2008-03-28 23:31:42 | 日々のこと
『びっくりドンキー』に行ったら、この苺のデザートが凄く美味しくてびっくりですぜ。ソフトクリームとカスタードが甘すぎなくて良いのです。『ジャンパー』を観た。ジャンプしすぎだよ。観てる方がジャンプ酔いするよ。なんだろう、前半は結構面白かったんですけど…。なんだろう、サミュエル・L・ジャクソンである必要性がない気がする。久々にダイアン・レインが見れて良かった。映画館を出たらジャンプ出来る気になっていたのも良かった。本日、稽古のメンバーは山中崇敬とゆかいな若者たち。鴻上さんから得た情報で補いつつ『正しい発声』。身体の方も少しだけやって終わる。身体を動かすと心も動くのが楽しい。さて『パレード旋風』であります。

完了および反省および親睦

2008-03-27 22:44:15 | 日々のこと
ようやく、ある事を片付けたのだ。あぁ良かった良かった。一応粘ったとは思うので、良しとしよう、と思います。今日はヒューマンアカデミーの全体会議みたいなもの。その後、懇親会があったのだが、実はあおきりみかんの会議とかぶっていて、どちらを優先させるのか非常に迷い悩んだ末、やはり会議に行ったのでした。会議で遭遇した平塚さんに「今日は化粧が濃い」と言われ、ショックを受けたのでした。多分、朝起きたらいつも眠そうな顔がいつにも増して眠そうだったので、なんとかしようとした結果である。会議に行ったら、あまりに人がいなかったので、今日やらねばいけないことを片付けて、軽く飲む。たまにはそういうのも悪くないかなぁと。風来坊の手羽先は、ホントにおいしい。

愛らしい

2008-03-25 22:28:41 | 日々のこと
今年に入ってから、案外愛らしい物ばかり頂いたり手に入れたりして、案外ファンシーな部屋に生まれ変わりつつある。あれ…おかしいなぁ。写真は、どでかいスヌーピー。くたっとした、ういヤツ。これは戦利品である。スヌーピーとリサ&ガスパールはかなり好きである。ぽかーんとした顔。あと、可愛い可愛いと主張し過ぎてこないところ。今日はひたすら書いて過ごす。納得行くまでは諦めないようにしなければなるまい。書いていると考えなくて良いことまで考えが及び、浮いたり沈んだり。今日はそういう日の模様。今日中に片付けたいことがいくつか。今日はもうすぐ終わってしまうのだけど。ちょっとした文章も頼まれたので合間に考えてみる。スヌーピーがぐででんとしているのを見て、こんな風に生きたいと思ったりする。夕方歩いていたら小さい子どもが二人、向こう側から走ってきた。「けっこう走ってるね」と話し合いながら、息を切らして走り去っていった。愛らしくて仕方なかった。

生活の一部になること

2008-03-24 21:36:29 | 日々のこと
ふいに『生活の一部になる』ことについて、考える。生活の一部になるとは、どういうことなのだろうか。例えば芝居とか劇団とか。例えば書くこと。例えば誰かとの時間。生活の一部になることは良いことなのか。悪いことなのか。生活の一部になることは、離れがたくなること。離れる時の消耗が尋常ではないこと。だから一部になったと知った途端、嬉しくなり悲しくなる。繋がると離れるは表裏一体。心もそう、体もそう。生活の一部になるということは、体の一部になるということ。だから離れる時は痛いのだなぁ。生活の一部が増えれば増えるほど、人は痛みを背負うのだなぁ。さて、春の気配は嫌いです。春の中で愛しているのは、桜だけです。その桜ですら、眺める余裕がないと嫌になります。今年は桜を見上げることができるのでしょうか。春の気配は胸をしめつけてきます。秋の気配の切なさとはまったく異なります。春の気配を肌で感じ取るたびに、私はホントに春が好きじゃないなぁと思います。ところで本日の中日新聞を読んだら、『ギャル』の事が書いてありました。ありがたい事です。

カレーも気分も分けたいのだ

2008-03-22 22:21:43 | 日々のこと
前回までのあらすじを参照の通り、カレーを食べたのでした。
写真の通り、ご飯とカレーを分けて貰ったのでした。
優しいなぁ…ココイチのおじさん。ありがとう。
仕事の関係で芝居を観る。その後、カタカタと直し作業。
あと二日ほどでケリをつけなければなるまい。
焦っても仕方ないのは分かっている。
けれど『パレード旋風~』も待っている。
気分転換、地味にブログの顔写真を変えてみた。
なんだか今日は、なかなか前に進まない。
ビールでも飲んでしまおうか。
ビールは何故あんなに美味しいのか。
生まれた時から知ってはいたが、今日改めて知ったこと。
かなりの寂しがりやだということ。
あれか、動物占いがヒツジだからなのか。
と、分かりやすく占いに責任転嫁してみる。

カレーを侮るなかれ

2008-03-22 09:24:51 | 日々のこと
劇団員の松野有加里がカレーが嫌いだと言うので、カレー大好き、おそらく戦隊もので言うところのイエローポジションである私は驚いたのだった。ただ一つだけ言えるのは、カレーは始めからライスにかかっているべきではないと言う事で、なにやら魔法のランプ的物体に入って出てくるべきだと言う事である。何故かというと、カレーより前にまず白いご飯が好きだからである。毎日がカレーでも良いくらいカレー好きである。実際ある時期、昼はカレーばかり食べていた。単純に安かったからなのだが。こんなにカレーの話をしたら、カレーを食べたくなったので食べることにする。写真は東京で食べたひよこ豆のカレー。不思議なもので、ただの『豆のカレー』では触手がのびないのに『ひよこ豆』だの『レンズ豆』だの『そら豆』だの言われると、食べてみたいわと思ってしまう。10年前に劇団とりあえずの池山正樹くんが、小さい頃おじいちゃん(だったと思う)に「豆を食べていると小さいせせこましい人間になるから食べるな」というような事を言われたので豆を食べないという話を聞き、しばらくは豆を食べるのを止めてみたものだが。今は、豆バンバンである。カレーもバンバンである。と、この勢いで「ビリーバンバンである」と言おうとしたが、どうせ松野に「なんすかそれ」と言われるので止める事にする。といった状況で、基礎稽古が始まりました。どんな状況だ。

自由

2008-03-21 13:40:00 | 日々のこと
朝といえばモーニング。コーヒーをすすりながら依頼された原稿を考えてみる。書きたい事が色々浮かぶが、これにしようかと決める。ようやく先週の中日新聞、安住さんの評論を読む。ありがたいことが書いてあり励まされる。改めて立ち位置と行く道を考えてみたり。掲載された写真は「餌をあげないで下さい」みたいな感じでしたけど。話は飛ぶのだが、悩んでいても始まらない事柄というのは、思っている数より随分と多い。随分と多いから悩んでいる暇はまったくと言って良いくらい、ないのである。ないのであるが、悩んでいたいという時があったりする。そういう時に自分に甘くするのか辛くするのか。甘くしても辛くしても、良くなるとか悪くなるとかそういう分類には発展せず、ただありのままの結果のみが鼻先に突きつけられるのが、人生なのかもしれない。突然『自由』について想う。『ギャル』のアフタートークで、はせひろいちさんがおっしゃっていた事について考える。『自由』とは返せば『束縛』である。

引っかかっては流れる

2008-03-20 01:16:34 | 映画のこと
このスコーンが大好きなのである。名古屋で食べても東京で食べてもスコーンはスコーンなのである。東京に行く前に借りたDVDをようやく全て観終える。新藤兼人監督『裸の十九歳』は、若き日の原田大二郎主演。ただの濃いおじさんだと思っていたので驚きました。新藤監督の作品を観たのは初めて。好みではないが、心をえぐってくる感じが強烈で他のも観たいと思わせる。乙羽信子が良い。浅見光彦のお母さんだと思っていたのに、なんだかエロい。次に成瀬巳喜男『娘・妻・母』。高峰秀子と原節子の共演だけでも豪華なのに、他にも豪華スター揃い踏み。成瀬作品にしては大味の印象。けれど豪華なのに案外満足感を得る。木下恵介監督の『カルメン故郷に帰る』は凄く面白かった。初のカラー作品だそうで。リリィ・カルメンこと高峰秀子演じるストリッパーが、田舎に帰ってくる事で起こる出来事を描く。自分の仕事を芸術だと信じて疑わず唄って踊りまくるデコちゃんが可愛い。『放浪記』からおバカな女まで、違和感なく演じられるのが素晴らしい。もちろん監督の力もあるのだろうけど。『二十四の瞳』も観なければ。ところで久々に洋画を借りる。『アイデンティティー』。思ったより面白かった。スタイリッシュなホラー。脚本が良いのかなぁと。他に、オンナオンナしたくなったので『セックス・アンド・ザ・シティ』のシーズン3。もう何度も観たのにまた性懲りもなく。『女の敵は女』と『セックスまでの距離』という話が好き。眠る前にダラダラと観ながら、色々な事が頭をよぎる。自分の状況により引っかかる『言葉』は違う。違うからまた観て、なにかを得てなにかを失う。なにかを失うとなにかを得て、また違う『言葉』に引っかかる。それもまた楽し。それもまた苦し。