喜劇な日々

名古屋の劇作家、鹿目由紀のほんの少しだけ喜劇的な毎日を、綴ります。

ご褒美は良い

2007-05-28 20:59:02 | 文章とか

頭が良く動いた本日。
朝から行きつけの喫茶店で、あれこれ作業。
その後、日記のさらなる打ち返しで、どっぶりとパソコン前。
その間に家事やら細かい仕事やら。気がつけば夜。
けれど、米を炊いてしっかり食べることも忘れなかった。
最終的な電話によると、ホンはとても気に入って貰えた様子。
ご褒美に、西原珈琲店のスペシャルブレンド。
いつもはブレンドなので、ちょっと贅沢。
まろやかでコクがあって飲みやすい。美味しい。
コーヒーに始まり、コーヒーに終わる日。
あ、それって毎日か。

想像力

2007-05-27 20:58:32 | 日々のこと
中学生日記の直しが終わり、メール。
とりあえずほっとひと息。部屋の片付けを続行する。
結局買ってしまった『またまた自殺うさぎの本』は癒し。
本当にバカバカしい。そして可愛い。そして小憎らしい。
個人的に凄く嬉しい事があり、それだけで10年は生きられそうな気になる。
気づくと何度も反芻している自分。
反芻しすぎると逆に疲れるので気をつけよう。
想像力が人を死に至らしめることがあるとするならば。
自殺うさぎは何をどのように想像して死ぬのだろうか。
そんなくだらないことを考えて、また片付ける手が止まるのである。

残骸とか残像とか

2007-05-27 00:18:43 | 日々のこと
午後からの長い稽古。
オープニングダンスを直し、頭から流して見ていく。
やはり近藤絵理がぶれないようにするのが、当面の課題。
これは取り入れた方が良いと思った事があり、稽古で少し試す。
もう少し、うまく取り入れる方法を考えよう。
久しぶりの長い稽古のせいか、数名が疲れ気味。おいおい。
私はというと、何故だか結構元気。そういえば最近母に、
「お前、五月になると憂鬱だって毎年言ってるけど五月病なんじゃないの」
と言われて、なるほどいつも五月になるとおかしいもんな、と思った。
しかしそれも抜けたようだ。だってもうすぐ六月だもん。

制作と受付を手伝ってくれている中島緑ちゃんとぺんぺんが来た。
緑ちゃんがホールケーキを差し入れしてくれた。
何と、午前中の願いが叶ったではないか。
ホールケーキなんて、響きからして夢と魅力に溢れている。
開けてみると『グランプリおめでとう』の文字。
錦鯉のようにケーキに群がる皆。あっという間にこのザマである。
残りは、休憩中に他の作業をしていた中元志津と木村仁美の分。
美味しい物は、何ものにも勝る魔力を持っている。

ところで。
今日(昨日)の中日新聞夕刊に演劇評論家・安住恭子さんの劇評が掲載。
とても良い事を書いて頂きました。励みにして、もっともっと。

ふと。
ホールケーキの残骸を見ながら、残骸のことを思った。
残骸が語ることは明らかに多い。そこからは温もりや激しさや酷さが感じられる。
残骸は、時に残像を呼び起こす。残像はさらなる残像を呼び起こす。
残骸は沈黙しながら多弁であり、時に残骸になる過程よりも臨場感を持って迫ってくる。
だから残骸は残酷で、時に残骸なんか世の中から消えてなくなれば良いのにと感じるのである。

誘惑してくる

2007-05-26 12:26:25 | 文章とか

朝から打ち合わせで、栄。
思いのほか早く終わり、ふと周りを見渡せば誘惑の多いこと。
あのシャツ。あのスカート。あのワンピース。あの靴。あのケーキ。
あぁ…ブラブラしたい。
「あぁ!シバ漬け食べたい!」と叫ぶ山口美江くらいブラブラしたい。
空はこんなに青いのに。
風はこんなに暖かいのに。
太陽はとっても明るいのに。
いや、今から稽古頑張りますとも。
あぁ…サカブラ(※)したい。

※サカブラ→栄ブラブラ

声が響くのである

2007-05-25 23:29:47 | 日々のこと
差し入れで頂いた、故郷会津は末廣酒造のお酒。
末廣酒造のお酒は、全て美味しいのだ。
これは、日本酒のくせに甘くてスルスル飲めてしまう。
私が酒好きなのをご存知なのか、差し入れでお酒を貰うことが多い。
先日ブログに載せた芋焼酎も最高でした。瓶の色と形も美しかった。

明日は久々の長い稽古。
その前に打ち合わせが一件入った。
東京に向けて、やることは色々ある。
今日の稽古ではオープニングダンスを直した。
久々に皆と会い、皆とどういう風に接していたか思い出した。
会わずに過ごしていると『劇団のかのめ』から『かのめ』になってしまう。

今日、向田邦子の『男どき女どき』を読む。
読んでいて、至って簡単なのだが気づいたことが一つあった。
そうか、人はそのようにして本を読むのか。ということ。
何のことかは、いずれ語る機会があれば。
『鮒』と『三角波』が心に染みる。それからいくつかのエッセイ。
確実に着実に時代を生きていた女性の語る言葉は、重たく、一つも残さず染み入る。
向田邦子に会いたい。もう叶わないが会って聞いてみたい事柄が沢山ある。

そういえば、知人から聞いた話で度肝を抜かれた。
本気で『度肝を抜かれた』。どうなってるの、世の中は。
そういえば、『どうなってるの?』が結構好きでした。あの歌もね。
関西版『どうなってるの?』が『なるとも』だと思う今日この頃。
そういえば、スーパーフリーク里井は、何であんなに面白いんだろう。

誰の声が響かずとも、あの人の声は、響く。
そういう人は、世の中にそう在るものではない。

焦りは禁物なのだ

2007-05-24 23:58:12 | ホンのこと
ホン書きが終わり切らず、東京に向けての稽古初日を休む。
そんなこんなで、中学生日記『初めての席替え』の第一稿が書き上がりメール。
早速ディレクターの小沢さんから取り急ぎ、感想。
詳しいことは明日の打ち返しで聞くが、良い反応で嬉しかった。
前回に引き続き(輪をかけて)、はっちゃけた内容になりそうだ。

さて今日は眠れるだろうとほっとしたら、6月から書くホンの仕事のメールが来ていた。
何だかんだで、ゆっくり休む暇はないみたいです。
だからこそ、少しのゴロゴロ時間を大切にしよう。
休む時は休む。これかなり重要である。

来週は冒険舎のホン読みもある。
学校のことも、いくつか片づけなければならない。
焦らずに一つ一つ。自分に言い聞かせる。
その前に、まずちょっと休もう。
それから、部屋を片づけよう。

ホンを書いていると、とにかく食べる。
食べなければ書けないようだ。
今回は役者なので食べたくないのだ。
だけど食べなければ書けないのだ。
書けなければ役者に専念できないのだ。
で、何なのだ。このグルグルは。

実感する余裕

2007-05-23 15:03:58 | 芝居のこと
差し入れで頂いた花柄のルームシューズ(おそらく)。
女性らしい柄で、とても素敵。ありがとうございます。
ある人から芝居の感想を聞き、嬉しかったり照れくさかったり、なるほどと思ったり。
東京公演に活かしていこうと思う事もいくつかあり。

昨日は久々の授業。1年生。
終わりがけに『感情解放』をやってみる。
結構、持続できていて感心した。
やはり『喜び』より『怒り』が嘘に感じられる。

夜。ふと、リラックスしている自分を見つけて実感するのだ。
ああ、自分はこんなひとときにリラックスするのだなぁ、と。
今まで知らなかったなぁ、と。
リラックスしている自分を見つける余裕があるということは、つまり。
リラックスしているのだ。

受賞

2007-05-22 15:39:14 | 芝居のこと
劇団あおきりみかん其の拾六『上空劇場、さようなら』。
名古屋公演にご来場して下さった皆様、誠にありがとうございました。
第7回愛知県芸術劇場演劇フェスティバル『グランプリ賞』を受賞しました。
30名の一般公募による審査員の採点によって、決定するというものです。
松井から知らせを受けた時は、正直驚きました。
ですが、素直に嬉しくありがたい気持ちになりました。
取り組んできた事が、少し評価して頂けたのかなぁと思いました。
東京公演まで、あと2週間と少し。
さらなる面白さを追求していきます。
その前に、一つ一つ片づけよう。
部屋も片づけよう。ジャングルだよ、ここは。

写真は、冒険舎さんから頂いたワインと毎度美味しいお酒をくれる親友からの差し入れ。
彼女はホント、お酒のセンスが良いんです。

短い夜に

2007-05-22 02:38:09 | 日々のこと
あまり休む間もなく、ホン書き。
6月放送予定の中学生日記。早く書き上げたいところです。
最近、夜が短い。ふと気づくと朝が突然現れる。
夜は長い方が好きだ。だからやっぱり秋が好きだ。
冬の夜は暗すぎて恐い。暗くてどこまでも潜ってしまいそうになる。
秋の夜は絵に描いたような夜なので好きだ。どこか気楽。
だけど短い夜があるから、長い夜が好きだと思える。
従って、短い夜に感謝をしよう。

写真は差し入れで頂いた手作り『みかんちゃんパン』と、とみィ。
あまりに可愛らしくて食べるのをためらう。
勇気を出して一口ちぎったら、自分の顔を提供するあんぱんマンを思い出した。
あの様子を初めて観た時は、ちょっとひいたのである。

たった一言、貰うだけなのに。
在る前と在る後では、全てが大きく違うのである。
たった一言、貰うだけなのに。

そして、東京上空へ

2007-05-21 22:14:39 | 芝居のこと
名古屋公演が、無事に終了。
沢山の方に観に来ていただきました。
ありがとうございました。
差し入れも沢山沢山頂きました。
可愛いものから美味しいものまで、色々。
紹介できる範囲で、紹介しようかと思います。
というわけで、今回はこの3つ。
お客様から頂いた素敵な鉢植えと、水谷悦子嬢から入浴剤。
林本めぐみ嬢から、高級なみかん。
皆さん、私の好きな物を良く知ってらっしゃる…。
いやぁ、ありがたいです。
鉢植え、枯らさないように育てます。
みかんは甘くて美味しかった。
今日はこの入浴剤でバスタイム。
ああ、お風呂ほど素敵な癒し空間はありません。

そして、心は東京へ。
東京の空は、どんな空なのでしょうか。