喜劇な日々

名古屋の劇作家、鹿目由紀のほんの少しだけ喜劇的な毎日を、綴ります。

名古屋公演 折り返し

2005-11-29 08:15:22 | 日々のこと
 今日から、2週目の劇場入り。
 今回の芝居には、確実に手応えを感じている。
 これまでのあおきりみかんにはなかったものを手に入れつつある。
 役者には、よく食べよく休みよく考え、踏ん張ってほしいものだ。

 芝居以外のことで色々と悩んでいたりしたが、親友の助言で一気に浮上した。
 親友は、あたたかい。そして、容赦ない。さらに、気兼ねない。
 こんな親友がいることを誇りに思う。
 モヤッとした霧が一気に晴れていったのだった。

 同週のB級さん、無事に公演終了されたようです。
 お疲れ様でした。
 
 さてと、そろそろホンも上げねばなりません。
  

好きなのに

2005-11-23 23:19:45 | 日々のこと
 好きなのよ。けど、これ以上近づけないの。
 こんなもどかしい気持ちになる食べ物がある。
 その名も、スパゲッティ。
 有名かつ高名かつホウボウで愛されている人気者。
 ところが私は、これを食べてしばらくすると気持ちが悪くなるのである。
 原因は不明だが、そばアレルギーのようなものだと思われる。
 しかしだ。
 いまだ残る作業に追われ追われて、ふと立ち寄ったコンビニでコイツが目に入った。
 わかっていたのだ、食べちゃいけない禁断の果実だということは。
 しかし、どうしても食べたかった。
 いけないいけないと思えば思うほど、つい手が伸びてしまうのが人の性である。
 そして、食した。あっという間に食した。
 気持ち悪くなった。
 だけど、気持ち良かった。
 気持ち悪さがとても気持ち良かった。
 たまにはこんなのも、いいのだ。これでいいのだ。
 この気持ち悪良さを引きずりながら、今日の作業を乗り切ろうと思う。
 それにしても、忙しい。
 それにしても、気持ち悪い。

 そういえば、とあるきっかけで書いたホンのあらすじが、思いのほか面白くできた。
 いつかやれる機会があればよいと思う。

 写真→デザート。飲食物の撮影が多い気がする。チーズ大好き人間である。
 

別役さんの世界に触れる

2005-11-22 00:46:32 | 芝居のこと
 ものすごく面白かった。
 B級遊撃隊『ピンクの象と五人の紳士』である。
 別役さん作品の上演を観るのは、これが初めて。
 言葉のやりとりを楽しむ芝居。と言ったらよいだろうか。
 一歩間違えるとチープになってしまいそうな言葉の応酬を、役者それぞれが自分なりに噛みしめながら、きちんと対話することにより見事に成立させていた。また、作品世界の『意識レベル』を、全員が共有していたように思えた。そのため難解に感じることなく、観る側もその『意識レベル』についていくことができたのだと思う。
 そして、しっかりとB級さんの色に染まっていたのも魅力だった。
 特に五人の紳士は、最高におバカさんで楽しい。
 久しぶりに『これはいい』と思うお芝居を観た。
 お芝居の感想等は書かない方だが、自分が良いと感じるものを観ると伝えたくなりますね。
 いつもの佃さんの作品ももちろん好きだが、また違ったB級さんの魅力を知った気がした。

 よければ、観に行ってみてください。今週まだまだ公演中です。
 あ。今週はもちろん、あおきりみかんも観に来てくださいね。

方言への愛着

2005-11-17 08:18:55 | 日々のこと
 朝早くから、方言に関するコラムを書いている。
 とある情報紙に連載していて、今回で16回目。
 おかげで日本全国の方言に詳しくなってきた。
 前回は、長野県の『いかず』。
 
 けい「しず~、お昼食べにいかず」
 しず「いかずいかず」
 
 いかずと言っているくせに、『いこう』という意味なのだ。
 さて今回はどこの地方になることやら。
 ところで、疲れてくると無性にバリバリの会津弁で話したくなる。
 「いやぁ、つかっちゃつかっちゃ」
 『いやぁ、疲れた疲れた』の意味だ。
 名古屋で生活してから随分経つが、どうやら名古屋人にはなりきれんようだがね。あ。

 今日のお供→『お~いお茶 濃い味』。大好きです。

『WAYAYA丼』

2005-11-15 16:34:31 | ホンのこと
 とうとう公開しちゃいます。
 2月上旬に、少年ボーイズさんに舞台のホンを書き下ろします。
 ただいま猛烈執筆中のホンでございます。
 その名も『WAYAYA丼』。
 毎週土曜の午前中にメ~テレで放映中、少年ボーイズ主宰の多田木亮佑さん(『加藤家へいらっしゃい!~名古屋嬢っ~』のお父さん役でお馴染み)が司会の情報番組が基になっております。
 出演者も超豪華。詳しくはまたお伝えします。
 場所は愛知県芸術劇場小ホール。そのうちチラシも出回る予定です。
 さらにさらに、あおきりみかんから数名が客演しちゃいます!
 ぜひともお見逃しなく。

 ところで知らなかったのですが。
 現在『加藤家へいらっしゃい!』が、金曜深夜に再放送しているようです。
 いや、もう終了したのかな?よければ観てくださいね。

作業の日々

2005-11-15 01:07:17 | 芝居のこと
 当日パンフのデザインや小道具のデザインなど、デザイン系の作業が残っている。
 ホンはようやく改訂を出し、とりあえず一段落。
 別のホンの進みがよろしくない。
 ドンドン書き進めたいのだが、不器用さが災いしているようだ。
 うまく分けられる頭が欲しいものです。
 こないだの日曜日。初めての通し稽古を決行。
 課題は沢山あるが、これは確実に面白くなると思った。
 それぞれの台詞の掛け合いが、自然といい流れを作り始めている。
 後半はまだまだだが、あせらず丁寧に登っていくつもりだ。
 どうぞ、ご期待ください。

豪華絢爛

2005-11-09 13:42:00 | 芝居のこと
 昨日。
 舞台に飾る、とあるブツの撮影をするために、とある役者さんに協力していただいた。
 名古屋演劇界を代表する、素晴らしい方であります。
 緊張で、なかなかマトモに話せない。
 それに加え、『デジカメ』というこれまた難解な機械を操作するカノメ(初)。
 頼む。今日だけは心を通わせておくれ。
 緊張と感動と笑いの渦の中、無事撮影終了。
 ただの小道具にしておくにはもったいない、豪華絢爛なブツができあがりそうです。
 小道具班、お疲れさま。
 果たして何人気付きますかね。
 舞台を観てのお楽しみ。

 つーわけで、今回は写真なしです。

疲れを癒すもの

2005-11-06 03:04:58 | 日々のこと
 誤解を招く言い方だが、酸っぱいものが欲しい。
 酸っぱいものが好きで『あおきりみかん』(青いうちに切ったみかん)という劇団名にしたくらいなのだ。
 疲れてくると、体が欲するのがわかる。
 その衝動は尋常ではなく、妊婦のそれを遙かに超えている。
 写真のコイツは、グミの周りについている粉の酸っぱさがたまらない。
 むしろ「粉だけ売ってたらいいのに」と思う。
 『シーズケース』なんぞは、ものの2分で平らげてしまう。
 『スーパーレモンキャンディー』。舐め始めは酸っぱくておいしいが、少し経つと甘くなるのがちょっといただけない。
 やはり何と言っても、『食卓レモン』をそのまま口に注ぎ込むのが至福のひとときである。
 言えば言うほど、酸っぱいものが欲しい。

いい気分

2005-11-03 08:59:35 | 芝居のこと
 早起きして、行きつけの喫茶店でコーヒーとモーニング。
 モーニングというのは、名古屋が誇る素晴らしいシステムだと、東北出身の私は思う。広まれ、名古屋文化。
 店内に豆を挽く香りが漂っていて、いい気分。
 朝は基本的に、いい気分。
 さてさて、午後から長い稽古。祝日万歳。得るものが大きいことを願う。
 あらゆる意味で、今日という日をいい気分で過ごし切りたい。