喜劇な日々

名古屋の劇作家、鹿目由紀のほんの少しだけ喜劇的な毎日を、綴ります。

2008-10-31 04:25:10 | ホンのこと
舞台は舞台、テレビはテレビと割り切って考えていた自分を少し反省してみた。そこになにやら勝手な壁をつくっていたのは確かな事だ。もちろん舞台には空気が流れ動きうねる良さがあり、テレビにはテレビの切り取る事で生まれる良さがあるのだろうが、テレビの良さなどは、やはり情報過多であり氾濫している媒体であるがために、凄く好きだのだが、そこに私的芸術的創作意欲は完全には盛り込めないと思っていた。だから今ご一緒している中学生日記のディレクター角さんと分かり合える部分があった事は、私の創作活動の中では大きく、とどのつまり、そうかやはり面白いものは面白いのだという結論に達するのである。趣味嗜好などは置いておく。なんにせよ、やはり魂のレベルで面白いものは面白い。そういうものが書きたいしつツクッテミタイ。なんというか、私の中でこの発見は劇作の姿勢においても大きく影響をくれる事なのである。なんだか少しだけ広がった。ところでそれとは全く関係なく、色々な部分で反省する事あり。なんだろう、なにがいけないのか分からないが、とにかく自分という生き物が時に奔放な思考に乗っ取られる。それは、ある種幸せな事だが同時に翻弄される事でもある。私のこの、短絡的に言うと『みずがめ座思考』は、なにか他のエネルギーに活かせないものだろうかねぇ。まぁ無理かもしれない。

収穫の秋

2008-10-30 14:40:28 | ホンのこと
中学生日記、改訂作業の日々。今回は新たな感じで面白くもあり難しくもあり。『蒲団』稽古は進みは遅いが、分からないくらい少しずつ前に前に。公開審査会の後、鐘下さんや深津さんととりとめもなく話した事で、新たなインスピレーションを頂いた。ちなみに審査では一点差で佳作になったのだが、この一点というのが自分にとって大きく重く、私の今後の課題なんだろうなぁと。優秀賞の『船酔いバッハ』読んでみますね、菅野さん。おめでとうございました!やはり「あれ」と感じた事をそのままにせず追求する在り方は、劇団のホンであれ頼まれた仕事であれ、なんであれ変わらないしあるべき姿なのだろうと改めて思い切る。けれど、ほとんどの方が点数を入れてくださったのは、凄く嬉しくありがたかったです…。素敵な『言葉』を沢山頂いたので、それを染み込ませ、自分の『演劇』とぶつかってみるか、といった気持ち。しかし、第一線で活躍されている方というのは、頭と身体と心とを常に動かし走らせていて、だから新陳代謝も活発で謙虚で魅力的なのだろう。凄いなぁ。最近の収穫は大きく、その収穫した物は一筋縄ではいかない手強さと魅力を持っている。だからまた懲りずになにかをやろうと思ってしまうんだろうなぁ…。

頂いた気持ち

2008-10-29 22:46:45 | 芝居のこと
昨日はAAF戯曲賞、最終候補の公開審査会。
『パレード旋風が巻き起こる時』、佳作を受賞しました。
応援してくださった皆様、ありがとうございました。
劇団のみんな、ありがとうございました。
審査員の方々から色々な話が聞けて良かった。
悔しさを身体に染み込ませつつ、これからも書き続けます。
劇団のみんなから貰った花束と照明の花植さんから貰ったサボテン。
本当に、ありがとう。

ミステリーゴコロやらなんやらとにかく刺激される

2008-10-26 14:26:31 | 芝居のこと
昨日。ジャブジャブサーキットさん観劇後、はせさんと想さんの三都市連続アフタートークにゲスト出演。『死立探偵』、凄く面白かった。特にミステリー大好き人間の私にとっては、まさに胸キュンの作品。最初の栗木さんのアロハと紙袋に持っていかれました。あれぞザ・探偵である。そしてあれぞ警部(補)である。ジャブジャブならではの飄々とした流れの下に、それぞれの関係のマグマがグツグツと感じられた。はしぐちさんのワトソン感が全体を締めていた。セットの配置も効いていた。空調や照明の音も心地よかった。あんな軽妙かつ人間くさいミステリー劇を書き具現化できるはせさんは凄いなぁと改めて思う。同時に『劇団』という媒体の強みも存分に感じた。あのような濃密なお芝居の後、舞台に上がるのは緊張しましたが、ただのミステリーファンのようになった私は、アガサ・クリスティーやらレイモンド・チャンドラーやら、なんやら話してしまいました。ジャブジャブの皆様、お世話になりました。11月に出版される想さんのミステリー小説も読みたいなぁ。その後、飲み会に参加。やたらテンションが上がってしまいました。今日。午前中に劇団オートバイ初観劇後、自宅にて書き直し作業。気を引き締める。劇団の皆はスタッフ仕事。その後、顔合わせ会の予定。『それらしい』事をやっても仕方ないのだ。『それ』をやらなければ。頑張ってみます。中学生日記の書き直しも明日まで。中日ドラゴンズは残念でしたが、燃えるぞ。ローソンで現在発売中の全国紙『アピーリング』に東京劇団フェスの特集記事が載ってます。で、私のポーズはいかがなものかと。なんだか乗せられてああなりましたよ…。機会があれば、ぜひ見てみてください。

ダッシュ

2008-10-24 00:14:57 | 日々のこと
昨日。朝からヒューマンの授業。課題の『外郎売り』はだいぶ入っている様子。偉いぞみんな。その後ダッシュでぴあ。『蒲団生活者』やそれ以外の事など小島さんと話しまくる。小島さんとお話すると自分の在り方にはたと気付かされたりする。ありがたいことです。ダッシュで稽古。新栄から伏見まで早歩き。今回の根幹となる事を話す。時間はないが焦らず探る…掘り下げる…。その後、制作会議。いつものお店で白熱する。珍しくとみィが居たのが面白かった。

今日。中学生日記を書き進める。合間に劇王チラシ作業。夕方から東海ラジオ。松井と山中とゲスト出演。パーソナリティーの若杉さん、笑顔もお声もステキな方でした。放送は11月9日(日)だそうです。ぜひお聴きください。その後、ダッシュで劇団会議。主にこれからの事など。今後の予定がだいぶ先まで色々決まっているのだが、ひとつひとつ丁寧に進んでいければ良いなぁと。やりたい事をやらなきゃ意味がないのだ。などと、みんなに言いつつ自分にも言い聞かせる。本日発売のぴあに再び『SHOW劇革命』の記事が載ってます。良かったらチェックしてみてください。イケテツさん、満面の笑みがステキです。

ダッシュでダダダと書き上げたいものです。ダッシュ勝平が好きでしたね。みたーいものはみたい、みたい、み・た・いー♪という主題歌も良い歌でしたぜ。

補填

2008-10-21 15:31:32 | 日々のこと
違うんですよ、給食ばかりが主食のわけではないんですよ。たまたま立て続けに行ったら、たまたま立て続けに頂く事になっただけなんですよ。というのが言い訳がましいくらい給食画像しかアップしておりませんな。本日は台本の改訂と日記のホン書き。夕方から出演する中学生に再取材。書くための種が貰えれば良いなぁと。色んな事がキニナル。他の人なら取るに足りない事かもしれないのに、私は身体のデカさに反比例してチイサイものだからダメなのですね。誰かに話を聞いて貰いたいと思う時は波のようにあるが、少し経つと「そうでもなかった」と思うのだが、そこで終われば良いものの、ぶり返したりするので厄介なもんです。なんだかぶり返しの人生は、バスケのリバウンドと同じで大きく跳ね返ってくるので痛い。しかしそれでも割合、楽天的に生きている種類なのかもしれない。文章を書く事でなにかを補填しているような気がする。考えてみれば、このブログも先月末で始めて3年が過ぎた。少し思うところがあり、中元志津に教えて貰い軽い気持ちでやり始めたのだが、案外長続きしているなぁと…。私、なんでもそうだ。軽い気持ちで始めたら案外続いている、というのが多い。『保守的な攻め型』がかのめである。これは攻撃は最大の防御というのとは違う。あくまで保守ベースである。同じメニューしか頼めず、冒険色の強い服は着られない。悲しいようでいて実は、これでいいのだと思っているのだろう。ところで喫茶店で台詞を覚えていたら、いつの間にか声を出していて、隣のカツサンドを食べていた淑女に見つめられた。危ないぜ。

梨を食べ過ぎている

2008-10-19 12:54:25 | 芝居のこと
木曜日。蒲団稽古後、こないだ書いた『インナースペース・パラドックス・コンプレックス』の事について質問があるという事で、演出中村くんと話す。なるほど、あれはそういう風に思うんだなぁ、と男女差を楽しむ。金曜日。午前は江南。なんだか給食ばかり食べてる人みたいですが、またもや頂きました。バランス良く美味しくごちそうさまでした。子どもは元気、おまけに飲み込みが早い。午後は栄、NHK。日記打ち合わせ。ローズヒップティーが美味しかったです。途中で頭が混沌としかけたが、ディレクター角さんとの摺り合わせは出来た気がした。夜、蒲団稽古はまだまだ探る。先へ行きたいがクリアできなければ進めない事も色々ある。ここはやるしかない。土曜日。朝から稽古。まだまだ探る。まだまだ。皆は稽古後、ぺんぺんと涌井ちゃんの『わっぺん』を観に行った。私はホン書きのため帰宅…。日曜日。今から稽古。天気が異常なまでに良いので、少し悔しい。そういえば、スペシャルイベントを書かなきゃ。実家から送って貰った梨が美味しくて、梨づけの日々。梨園である。

そんな日

2008-10-15 19:09:41 | 芝居のこと
今日は気にしなくて良い事を気にして、なんだかぐるぐるんとワッカを走り続けるハムスターのような自分が、嫌いでもなく好きでもなく、例えば前述の事は期待であり憂鬱であり愛であり、というか、どんな風にカテゴライズしても、まぁ結局うまく解せないのだから、とりあえず余計な感情を育むのは止めよう、などと思い切る事で想像とか創造とかいう怪物を排泄しちゃおう、それから気になる事は気になるんだから、善悪なんて関係ないのだよ、と誓い言い聞かせてみる日だったらしい。


それと、満月の日。

憧れの健康

2008-10-15 00:32:51 | 日々のこと
昨日はまさに泥のように眠ってしまい、今朝はパチリと目が覚め、いつものように行きつけの喫茶店でコーヒーがてら、中学生日記の内容をぼんやり考える。明日からヒューマンの授業がはじまり、毎週江南にも行くので、意外にも早起き生活を送っているのだが、結局、夜も遅いのでやはり健康的に生きたいなぁと、十穀米を食べて緑効青汁を飲んでやずやの黒酢を飲んでセサミンEプラスを飲んでミネラルウォーター1日2リットル飲んで絶対化粧したまま寝ない生活に憧れたりするが、多分そんな事を毎日気にし過ぎたら、それだけで死にそうなので、とりあえずストレスにならないところから始めようと、睡眠の質を高める方法を模索する事にした。昨日観た夢なんか、なぜか冒険舎さんの自分が作演した舞台に自分が出ていて、なぜか酒を飲む役で実際酔っ払ってしまいロレツが回らなくなり足を引っ張るというもので、これはノンレム睡眠を貪るべきだなぁと改めて反省したのである。というわけで明日からは快適に生きてゆきます。睡眠がクリアできたら次は食生活を改善しますが、その前にとりあえずビールを飲みます。…多分、永久にヘルシーは無理です。

話す

2008-10-14 00:14:54 | 芝居のこと
朝から劇王チラシ一稿の校正作業。
喫茶店に集い、あれやこれや練りつつ。
ダッシュして午後からは『蒲団』稽古。
長い稽古では色んな事を試せる。
俳優の課題が見えたり、演出的思考が膨らんだり。
稽古後、皆が脱稿祝いをしてくれた。ありがとうございました。
私はほとんど照明の花植さんと打ち合わせも兼ねて話していた。
これから有意義になるであろう話が沢山出来て嬉しかった。
やはり話すのは大切で建設的な事なのだ。
人という種類なのだから。