喜劇な日々

名古屋の劇作家、鹿目由紀のほんの少しだけ喜劇的な毎日を、綴ります。

転んでも転んでも

2007-02-03 11:18:13 | 日々のこと
実家から送られてきた、『起き上がり小坊師』。
会津の『十日市』という1月10日に開かれる市で売っている。
何個か手に取り、その場でパッと転がし、すっくと起きあがった小坊師さんだけ買う。
神棚に並べて飾るのが普通だ。
通常サイズは、豆粒大。これは大きい。卵より一回り小さいくらい。
転ばせても転ばせても、ニコニコ起きあがってくる。
苦しい顔ひとつせず、ニコニコニコニコ。
困った時にふと見ると「大丈夫大丈夫」と言っている気がする。
何て愛くるしいヤツらなんだろう。物凄い癒しパワーである。

部屋は昨日それなりに片付き、旺盛だった食欲も少し落ち着く。
『ねがいごとパズル』を考えていたら、『上空劇場、さようなら』の素敵なことを思い付いてしまう。
そう、そんなもんである。
目前にあることには意外と困窮するくせに、少し遠くにあるものは良く見えたりするのである。
ふと起き上がり小坊師さんに目をやると、その辺のことも見透かされているような気がした。
ニコニコ、ニコニコ。