喜劇な日々

名古屋の劇作家、鹿目由紀のほんの少しだけ喜劇的な毎日を、綴ります。

女は強く、そして苦悩する

2006-03-31 15:11:58 | 映画のこと
 中学生日記が脱稿。万歳。
 ずっと観たかった『デブラ・ウィンガーを探して』をようやく観る。
 34人のハリウッド女優が、仕事、恋愛、家庭、引退について赤裸々に語るドキュメンタリー映画。シャロン・ストーン、メグ・ライアン、ホリー・ハンター等、そうそうたる顔ぶれがリラックスして語る内容は実に面白く、説得力がある。
 監督が同業者のロザンナ・アークェットだから気負わない素の女優の姿が撮れたのだろう。
 ロザンナは、『マドンナのスーザンを探して』という映画で観た時から好きな女優だった。
 私は劇作家だし、彼女たちのような大きな世界にいるわけではないが、痛く共感。
 もうね、分かる分かる。いろいろと。
 女が一人、何かをなし得たい時に起こる問題は、どこの世界、どこの場でも変わらなく存在するのだ。特に自分というもので何かを表現しようとする仕事と、私生活の両立はかなり厳しいバランスなのだろう。何せプレッシャーの種類が違う。
 ところが恋愛の悩み、結婚、育児の悩み、老いの悩みはどんな職業の女性にも平等にやってくるわけで。
 ジェーン・フォンダが言っていた、女優という仕事は『心に良いが、神経に悪い』というのが、胸に残る。
 演じる世界に少しでも関わっている女性なら「分かる分かる」となること請け合い。
 結論。女は強し、である。

書くことで保っているのだ

2006-03-30 01:25:48 | 日々のこと
 はたと、気付いたのだ。
 日記をつけすぎている。
 いや文章量のことではない。
 普通の日記帳に。パソコンに。さらに携帯に。
 気付いたら、これらのうちのどれか近くにあるものに、すぐに書き記してしまうのだ。
 おまけにこのブログも更新しているわけで。
 書くことは、安定剤だ。
 書くことで、私は保たれている。
 だが、はけ口は一つの方が感情をぶつけやすい。
 目先の安定に誘惑されずに行こう。
 というわけで、ページが残り少なくなった古い日記帳を封印。
 2006年度から心機一転、まっさらな新しい日記帳に、日々の浮き沈みをぐちゃぐちゃと書きなぐるつもり。
 誰にも見せられないです、ホント。
 例えいきなり死んだとしても、何とか生き返って焼却するつもりだ。

終わりが見えてくると

2006-03-29 17:34:39 | 日々のこと
 中学生日記。ようやく終わりが見えてきた。
 ほんのちょっとだけ、安心。
 5月15日(月)放映予定です。
 皆様、ぜひ観てくださいね。
 
 ひとつの終わりが近づくと、次の始まりが近づいてくるもので。
 4月の半ばまでにコントの執筆を1本頼まれた。
 どうなることやら。ドキドキです。
 
 始まりと言えば、来年度から専門学校で演技の授業を受け持つことに。
 緊張です。あぁ。大学を4年半かかって卒業した私。
 先生なんてできるのでしょうか。

 始まりと言えば、今日「来年度の目標みたいなもの」を手帳に書き込む。
 恥ずかしいので教えません。

 始まりと言えば、ウチの山中崇敬。
 今日が誕生日です。牡羊座です。
 もしも会う機会があったら、「おめでとう」と言ってやってください。
 なかなか、可愛い笑顔を見せるはずです。
 今日からまた次の今日まで、充実した1年が過ごせますように。
 とりあえず、ブログを何とかしなさい(おかん口調)。

 始まりと言えば、終わり。
 仕事にしても恋にしても何にしても、始まりと終わりは侮れないのだ。

正しい間違い

2006-03-29 00:35:54 | 日々のこと
 『正しい時期、正しい男、正しい答えなんてないのだろう』

 気に入っている携帯サイトで見つけた言葉。
 感銘を受けた。
 そうなのだ。これらは間違っているのが正しいのだ。
 しかし渦中にいる時、女は正しい正しさを求めてしまうのである。
 そこが女の愛すべきところ。
 だけどね、間違ってるんですよ。
 ものの見事に。

夜の女

2006-03-28 03:44:22 | 日々のこと
 深夜3時、タクシーにて帰宅。
 違う。飲んでいたわけではない。
 中学生日記の直しがあって、その打ち合わせだったのだ。
 何だろう、いつの間にか『夜の女』になっている。
 深夜、ボロボロに疲れ果てて帰るのが似合う女である。
 そのくせ頭は非常に冴えている。
 さんさんと輝く太陽の下、ウフフアハハとはしゃぐ女になってみたいものだ。
 あ、違った。元からキャラじゃなかった。
 だって、例えば花見。
 昼、お弁当を食べながら見るより、夜、焼酎を飲みながら見る方がはまっているに違いない。
 だけどやっぱり、波打ち際とかでウフフアハハするのに憧れたりするのである。
 あぁ、夜の女の、夜明けはいつか。
 こんなタイトルの演歌が書きたい。

 写真→テレビ搭。さぁ、数日前の東京タワーと見比べてみよう。

春の気持ち

2006-03-27 16:28:54 | 芝居のこと
 3月号、無事終了。
 関わってくださった方々、ありがとうございました。
 1月号もそうだったが、今回もさまざまな人々と出会った。
 元来人見知りな私ではあるが、こういうのは悪くないと思う。
 千秋楽、かこくんが来てくれて良かった。
 そして、打ち上げ。
 にへいさんとかこくんに「かのめさんはトークの時「お願い」という目で助けを求めてくる」と言われて、反省。いいじゃんいいじゃん、劇団じゃ出来ないんだからさ(おかしな理屈)。
 二次会でよこしまの方々、関戸さん、徳さん、平塚さんに囲まれて話す。
 面白かった。
 そんなこんなで気付いたら今日はすっかり、春。
 春は、春の気持ちをくれる。

初日が終わり、それから

2006-03-26 01:46:39 | 芝居のこと
 何とか、初日は無事終了。
 夜の回でようやくほぐれ始めた鹿目班。
 ほぐれるところまで、ほぐれて欲しい。
 それから、初日打ち上げ。
 色んな人たちが関わっているためだろうか。
 色んな顔があり、色んな話があり、色んな空気があり。
 何だか、賑やかな打ち上げだった。
 とても緊張しながら、ある方に勇気を出して挨拶に行った。
 あぁ。何とか挨拶できました。

 話は変わるが、にへいさんは凄い。
 どうしてフリートークが苦手な私が、こんなに話せたのか。
 ひとえに、にへいマジックです。
 トークの魔術師。そう呼ばせてください。
 かこくん、にへいさんは凄いです。

 というわけで、明日17時の回はですね。
 少年ライブラリィ相方、かこまさつぐ氏がトークに参加。
 不思議なものです。少しほっとします。

今更ながら

2006-03-21 02:40:15 | 日々のこと
 今更ながら、コイツにはまっている。
 そう、今更ながら『ヘルシア緑茶』。
 茶カテキンが540mg入っていて、体脂肪が気になる人にオススメのヤツである。
 体脂肪が気になるわけではなく、いや気になるのだけど、それより何より味が好きだ。
 にがぁい。もう一本。と言った感じである。
 もともとお茶は、うんと渋いのが大好きだ。
 藻だらけの沼かと思う程のヤツである。
 コーヒーも濃いめのブラックが大好きだ。
 「月のない真夜中のようなブラック」と『ツインピークス』でカイル・マクラクラン演じるクーパー捜査官が言っていたようなヤツである。
 しかし最近、ある筋から「ブラックばかり飲んでいるのはやばい」というネタを仕入れ、それがもしも本当ならブラックは諦めるしかないのか、と迷っている。
 だから最近は、最初の2、3口だけブラックを楽しみ、あとはフレッシュ・インである。
 あぁ。ちょっと物足りない。
 刺激が欲しい。苦さが欲しい。
 そんなこんなもありまして、『ヘルシア緑茶』は気に入っているのです。
 だけど、1日1本が目安らしい。えぇ、ダメなの?
 

見上げたら

2006-03-17 21:49:52 | 日々のこと
 見上げたら、月。
 見下ろしたら、足。
 見渡したら、町。
 見極めたい事、沢山。
 最近、そんな生活である。
 月と向き合うと、月と私と二人きりのような感覚になる。
 それから、月も私も一人きりだと思い直す。
 それだから、私は月が大好きなのだ。

誰しも分かっているのだ

2006-03-17 00:02:55 | 日々のこと
 稽古、稽古、ホン書き、色々。
 誰かと会ったり、笑い合ったり、話し合ったりの毎日。
 以前、東京タワーのてっぺんから下を歩いている人間を見たことがある。
 豆粒よりもっとずっと小さくて、だけどちゃんと動いていた。
 どんな大志を抱いていても、どんなくだらないことで悩んでいてもタワーのてっぺんから見れば皆、あれに違いない。
 だから、自分の速度で動いていけば良いのだろう。
 そうなのだろう。分かっている。
 だけど相変わらず、小さい喜びや悲しみに動かされる毎日は、続く。