喜劇な日々

名古屋の劇作家、鹿目由紀のほんの少しだけ喜劇的な毎日を、綴ります。

さてさて、さてさて

2011-03-30 23:45:33 | 芝居のこと
今期のNHK文化センター戯曲講座も無事に終える事が出来ました。お疲れ様でした。皆さんの台本から沢山のエネルギーを貰いました。来期も盛況のようで嬉しい限り。さて。明日夕方の新しい仕事の打ち合わせまでに『気分屋』の直しとCBCラジオドラマの書き上げが完了すれば良いのだが…。さてさて。ここらで告知です。あおきりHPにもありますが、豊田市で新しく立ち上げられる児童劇団『とよたこども創造劇場』の作・演出をやります。5月にオーディションがあります。オーディションの募集締め切りは4月10日です。豊田市方面の児童の皆さん、ぜひともご参加ください。豊田市文化振興財団のHPでも情報を確認できます。公演は11月です。さてさてさて。またあおきりHPのトップページにどどーんとあるように、知立市のしみん劇の演出もやります。4月にオーディションがありますが、こちらは明日で応募締切です。公演は10月です。とまぁ、色々ございます。ホント色々、さまざま…。ふと、元気というヤツを関わっている方々から貰っている事に気付く。このように人に『生かされて』いるのだから、私も人を『生かして』いけたらいい…と思う。私に出来る事は限られているが、限られているという事は逆にいえば、その限られた事については深く掘り下げて行けるという事。限られているとはつまり、広がっているという事なのに違いない。広がっているその世界を縮めてしまわないように、私は私に出来る事をやりたい。実家が宮城にある知り合いの劇作家さんと何度かメールをやり取りしたおかげで、私が疲弊してはいけないと強く思えた。元気な人は元気を失っちゃダメだ。むしろ元気を今の倍くらい増産して、いざという時に誰かに分け与えるのだ。さてさてさてさて。あるホンの資料としてシェイクスピア戯曲を沢山購入したが、今気付くと手に取って読んでいるのは、なぜか中村うさぎの本。写真は大屋愉快から貰ったお土産。

新しい年度を前に、色々

2011-03-30 15:34:05 | 芝居のこと
月曜日は少しだけ気分転換。なかなか進まなくてもやもやしていたので良かった…。昨日は久々に劇作家協会の支部会。『劇王8』の精算やら色々。長久手町文化の家事業係の山際さんが異動されるという事で「ありがとう会」を催しました。ホント長い間お世話になりました。『劇王』をあらゆる角度から支えてくださって本当に助かりました。そして今回の会合より、東海支部長が平塚直隆さんになりました。新支部長、よろしくお願いします。佃さん本当にお疲れ様でした。そして平塚さんの指名により、私、鹿目が事務局長になりました。はっきり言って細かい事は出来ないですが、精一杯やってみます。今日の夜は、今期最後のNHK文化センター戯曲講座。受講生の台本を、あおきりみかんの俳優でリーディングします。色々な作品があるので面白いです。さてホン書きを進めよう。明日までに進めるだけ進んでおこう。さて、今夜は『モウソウ刑事!』(東海テレビ)です。皆様、お見逃しなく。写真はできる女になりたくて手に入れたノートフォルダ。すぐノートをボロボロにするからね…。

集まり

2011-03-28 01:30:42 | 芝居のこと
夜はあおきりみかんのちょっとした集まりがあり、久々に濃い人々を味わった感あり。どこからでも、なにからでも、どんな風にでも発信できるよ。きっと大丈夫。と言ってあげたい人が一人、いました。何人かが『気分屋』の台本が凄く楽しみ、早く読みたいと言ってくれて、逆に緊張した。そのせいか、帰宅してそそくさと直し。明日は早くに出掛けるつもりなので、ほどほどにしておこうと思います。全然、みんなとも仕事とも別に、夕方、一人愕然とした事が。いかんいかん。ちゃんと生きよう。

思いがけない

2011-03-27 11:21:22 | 日々のこと
昨日。アドバイザーの時間内に、思いがけない来客といつもの来客。思いがけない方に会えて嬉しかった。元気そうでなによりです。2人のお子さんも元気すぎるくらい元気でした。震災があって実家に帰ってきているとのこと。そうか、東京もなにかと大変なんだなぁと実感。素敵なバスグッズを頂きました。ありがとうございました。その後、いつもの来客(と呼んでいいでしょう)。思いがけない方と彼は知り合いだったので、会えない事を悔やんでおりました。また美味しい物をくれました。彼は、私が「さぁ台本書こうかな」と2~3行書いた時に限って現れます。恐ろしいタイミングを持った男です。ごちそうさまでした。今朝、CBCラジオドラマは2話分書き終わり、ここからは直しながら進む予定。あおきりみかん『気分屋』の台本にもそろそろ直しを入れていきたい。色々と書き物が立て込んではいるが、まだ学校が始まっていないのが救い。4月半ばも過ぎるといよいよ始まっちゃうわけです。怒涛がやってくるよ。4月から。今もまぁ似たようなもんか。今度の水曜日はSKE48ドラマ『モウソウ刑事!』の最終回です。東海テレビです。皆様お見逃しなく。天気はいいが相変わらず寒い。早く暖かくなり、被災地から冬が去っていく事を切に願います。

2011-03-26 15:01:34 | 日々のこと
本日は芸術文化活動アドバイザーの日です。また夜19時15分から2年前に書いた中学生日記『おたすけリボン』が再放送します。NHK教育テレビです。元気の出るお話です。ぜひとも観てみてください。こないだの会議であおきりみかんの人々に義援金をお願いしたら、みんな快く私の簡易手作りのみかんちゃん募金箱に投入してくれました。ありがたいです。来週、NHKの義援金受付に持っていきます。山中氏は『愛は地球を救う』みたいな感じの缶に小銭を沢山くれて、なんだか小学生の時を思い出しました。身内があちらにいるいないに関わらず、こうした温かい心があふれている事が、とても嬉しいです。東北はきっと復興します。さて現在は、ラジオドラマを書いてます。なんとかこの週末に2話分進みたいものです。

ひとまず

2011-03-24 12:05:04 | 芝居のこと
無理矢理ではあるが、『気分屋』の台本の最後に『完』と入った。書き始めて一週間で初稿完成とは…驚きの速さ。ひとまず一段落だが、抜け落ちている所が色々あるので、これから良く見直して埋めていきたい。むしろここからが勝負だ。今のところ60枚だが、全部で75枚くらいにはなりそうだ。とりあえず少しほっとした。しかしホンを書く事について、伊坂幸太郎さんのインタビュー記事に書かれていた言葉がヒントになったのが良かった。あんな素敵な作家でもこういう書き方するんだ…と励まされたのです。さてさて、このホンは少し寝かしておいて次のホンに取り掛かるつもり。こうしてどっぷりホン書きに明け暮れていると、やはり書くのが好きなのだと改めて気づく。書いてる時が、一番自分らしくいられるような気がする。今年度は本当に怒涛のように過ぎていったが、やはり集中するのは大切。私にとってホン書きは一番邪念が入らない時間で、辛く苦しいが楽しい。そう確認出来た気がする。短期間ながら、こんなにたっぷりと集中したのは久しぶりで心地良い。その分、部屋が荒らされたような散らかりようになってしまった。遅れていたチラシ用のあらすじとごあいさつを送ったら、ぼちぼち部屋を片付けよう…。そうしよう。

考える

2011-03-23 23:26:06 | 芝居のこと
ようやく47枚。あと3分の1です。怒濤のペースで進んでます。今までで一番早いな、こりゃ。今日はNHK文化センター戯曲講座。やはり自分のホン書きが佳境だと、他人事でないように感じる。皆さん一緒に頑張りましょう。明日までに一気に書けたらいいのだけど…。ところで、母からも電話で聞いたのですが、風評被害、なんとかなればいいのにと思います。屋外退避区域から大きく外れていても、福島というだけで県内に入ろうとしない人がいる。物資をわざわざ県外まで取りに来てくれというのだ。正確な報道とはなにか、政府の対応とはなにか、今回ほど考える事はない。

書き続ける日

2011-03-21 22:52:36 | ホンのこと
昨夜は俳優館『新劇100年』の全体打ち上げだった。『おふくろ』でご一緒した皆様にようやく「お疲れ様でした」が言えた。俳優館さんには今度、夏のファミリーミュージカル『はだしのゲン』を書きます。先日、資料をどっさり貰った。小さい頃、これを読んで眠れなかったのを覚えている。震災が起こってから特に、自分の考えとはなんなのか、と考える機会が多い。自分なりの『はだしのゲン』を紡げたら…。今日は朝からひたすら『気分屋』を書き続ける。現在35枚。ちょくちょく書き直しながらなんとか前に進んでいる。あと半分くらいか。夕方からはCBCラジオドラマ『還暦刑事』のあらすじを書く。内容はなんとなく決まっていたので、あまり止まることなく書けた。で、また『気分屋』に戻る。今日はずっと書き続けている。まだまだ掴めない事いっぱい。だけど少しずつ、このホンと仲良くなってきたような気がしている…。

見上げれば

2011-03-20 14:10:28 | 芝居のこと
朝。台本をギリギリまで書いて、ナビ・ロフトに11時からの『恋愛耐湿』を観に行った。確か、初演から6年くらい経つのかな。あの時、思い出づくりで5年半ぶりに役者やったはずなのに、なんだか今も出てるなぁ…。純粋に役者だけやるのはストイックに苦悩する作業で本当に楽しい。劇団ではそうはいかない。急いで劇場を出て、再び『気分屋』台本書き。もう少しで半分。夕方から用事があるのでそれまでにどれだけ進めるか……。昨日の満月。某照明さんにメールを貰い、見上げてみた。同じ月を違う場所で違う気持ちで見上げてる人がいる。それは忘れちゃいけない。忘れるはずもない。なんとか4月に時間を作って帰りたい。

応援

2011-03-19 13:45:18 | 日々のこと
母の親戚などは無事だったようです。ほっとしました。なにか出来る事があればと思いつつ、自分にはホンを書くことや舞台をつくることが出来る事だと思い、また、被災していない人々がフツウに暮らすのが大切な事だとも思い、また、やはりもっとなにか出来たらとも思い、と逡巡する毎日です。私の故郷の県である福島県は今現在、大変な状況にあります。愛知県民になってからだいぶ経ちますが、やはり私の故郷はあそこです。私が生まれて初めて海を見たのは小学校の時です。それは、富岡町の高台にあるジャングルジムからでした。富岡町は福島第一原発と第二原発の間にある町です。綺麗な町でした。富岡にはイトコが住んでいたので訪れたのです。それまで湖(猪苗代湖)が海だと思っていた私は、初めて見た海の青さと広さにびっくりしたものです。それで、あおきりみかんの初期作品『海がとっても青いから』という作品を書きました。この芝居の中に成田けい演じる海に憧れている山育ちの女が出てきますが、あれはつまり自分です。今の私をつくってくれているのは、そのような福島の記憶であり感動であると思っています。あの綺麗で穏やかな海からあんな恐ろしい津波がやってきて、あの美しい町を襲ったのかと思うと、苦しくて仕方ありません。会津若松は幸い被害は少ないものの、避難してくる人があふれ、物はなく灯油もガソリンもなく、余震の続く町には、いつもの顔は戻ってきていないと、母から聞きました。やはりなにか出来たらと思うので、私なりのなにかを少しでもやってみようと考えています。頑張れ福島。頑張れ東北。東北人は強いんです。芯から強く義理と人情にあふれているのが東北の人々です。あの土地で生まれ育った者として、あの土地を誇りに思い、愛しく思います。きっと明るい陽射しが差し込む日が来ます。