喜劇な日々

名古屋の劇作家、鹿目由紀のほんの少しだけ喜劇的な毎日を、綴ります。

2015年

2015-01-01 21:47:42 | 日々のこと
2015年になりました、こんにちは。とうとう2015年です。あの2015年です。マーティが頑張った、あの2015年です。2014年は色々なことがありました。自分がなにをしたいのか、なにに惹かれるのか、なにを大事にしているのか、あれこれ悩み、考えを巡らせた一年でした。芝居をやりに、取材をしに、あちこち行った一年でもありました。そのたびに心もあちこち行きました。そんな昨年を経て、今年。大事なものは大事なのだと改めて思いました。大事なもの、大事なひとに対して思いやりをもって関わっていこうと、思いました。大事なものはたくさんあるようでいて、これがなぜ大事か、あれがなぜ大事なのかと、大事の源泉をたどっていくと、超個人的なことも含めて、大事は思いのほかみっつくらいしかなくて、そのみっつの大事はとても大事なもの、ひとで、だから私は生きているのだなぁと改めて思ったのです。だから今年はその生きるための「大事」をちゃんとちゃんと大事にしていこうと思います。まんべんなくではなく、そのみっつを深く掘り下げて。今年もよろしくお願いします。

稽古開始

2014-01-05 23:42:54 | 日々のこと
『発明王子と発明彼女』。
本日より、2014年の稽古はじめ。
ホンは思うところあって、頭から大幅に書き直している。
今日、初めて動いて稽古して貰ったら。
見えないものが立ち上がってくる感じがした。
あまり焦らず、納得行くように掘り下げていこう。
ホンは早く書き上げたいけどね。

場所

2014-01-02 20:02:45 | 日々のこと
祖母が、長年住んだ家を引っ越すことになった。蔵と一緒になっている古い形の家で、昔は亡き祖父が蔵の中で漆塗りをやっていた。ここを訪れるのも今日で最後だと思い、あちこち写真を撮ってみた。二階に上がる階段は、小さい頃感じていたより小さく心許なく見える。蔵の天井には明治参拾年の文字。改めて見ると歴史的建造物だ。思えば、従兄弟とかくれんぼしたり、鬼ごっこしたり、思い出深いこの家。蔵の窓には鉄格子のようなものがあり、魔除けにニシンが結び付けてあったのが印象的だった。祖母はこのレトロな建物を出て、快適な現代の建物にワープする。でもやっぱりこの建物は魅力的で懐かしくて、けっして暖かくはないけど温かい。そんなことを感じながら今日、祖母の家に別れを告げてきた。今までどうもありがとう。

それから、新年

2014-01-01 21:40:27 | 日々のこと
とうとう。新年になりました。
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

今年は、挑戦する年にしたいと思います。
毎年、挑戦してるんですけど、また今年は違った形で。
実家に帰ってくると、毎度自分を見つめ直します。
今年も色々とやること目白押しです。
焦らず、ゆっくりと、でも自分なりの時間を持ちつつ。
面白がりたいと思います。

流されず。
でもやわらかく。
真面目に。
でも不真面目に。
厳しく。
でもやさしく。

そして、大晦日

2013-12-31 20:23:53 | 日々のこと
とうとう。大晦日になりました。
いつものように、でも、いつもと違う感じで紅白を観ています。
今年も、色々なことをやりました。
思い出す限りに…。

2月 劇王10『上中下』(作・演出)
2月 俳優館リーディング『卒塔婆小町』(演出)
3月~4月 劇団あおきりみかん『迷子の部屋』一ヶ月ロングラン公演(作・演出)
6月~7月 劇団あおきりみかん『サーカス家族』名古屋・仙台(作・演出)
7月 俳優館『どうぶつ会議』(作)
8月 テレビ塔怪談『天国へのエレベーター』(作・演出)
9月 名古屋市文化振興事業団プロデュース『國語元年』(演出)
10月 テレピアホール25周年記念『鍵』(作・演出)
11月 とよたこども創造劇場『さよなら、魔法使い』(作・演出)
11月 劇団あおきりみかん『サーカス家族』東京(作・演出)
12月 俳優館『ブルーストッキングの女たち』(出演)
12月 森と緑づくりシンポジウム『森だって、生きている』(作・演出)

東海テレビのヒーローもの『黄金鯱伝説グランスピアー』脚本も数本書きました。その他戯曲講座、審査員などで、京都、広島、北海道、新潟などなど、あちこちに行きました。振り返ってみると大変な一年でしたが、やれて良かったこと、気づけたこと、反省したこと、たくさんありました。大晦日ですが今日もまた変わらずホンを書いています。こないだ、3月上演の劇団I&I『お見合い家族』を書き上げ、今は次のあおきりみかん『発明王子と発明彼女』に頭を悩ませています。同時進行でシナリオ2本にとりかかっています。おかげさまで、12月、最後の締め括りのように、『名古屋演劇ペンクラブ賞』を受賞いたしました。ありがたいことです。

全然ダメだと思ったり、色々と悩み惑いつつも、こうしてものを書いて暮らすことに、日々ちゃんと向かい合おうと思っています。今年は特に『助けて貰えた』ことを実感しています。ありがとう。

さて来年も、もっと面白いものをつくるべく進んでいきます。
また、ちょっとだけ新しいことに挑戦したいと思います。

今年はお世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします。

さらに、年末

2013-12-30 21:18:39 | 日々のこと
そこそこ片付いた部屋は、そこそこだとしても気持ちがいいものだ。起きてから少し掃除して、コメダに行ってホン書き。いつもより混んでいた。年末感。『発明王子と発明彼女』を良く考える。唸る。考える。うなだれる。雑誌を読む。その後、事務的な用事と買い物。カメのエサをたっぷり買い込む。帰宅して掃除の続きをして遅い昼食。小松菜が美味しい。出かける準備をして、あちこちまわる。欲しい家電に目星をつける。その後、大晦日の買い物。エノキダケが売り切れていた。年末感。自転車はフル稼働。帰宅してまたホン書きの調べ物。テレビはせわしなく年末感を出そうとしている。ちびちび飲むビールが美味しい。おつまみはナッツ。これもまた、年末感。

年末

2013-12-29 21:50:20 | 日々のこと
久々に年末らしい年末。大掃除して、洗濯して、ごはん作って、食器洗いして、ホン書いて、メールして、ごはんの買い物して、ホン書いて、コーヒー飲んで、テレビ観て。部屋にいるのがホントに好きなので、ずっとこうしていたい気分です。今年もよう回転しました。あちこち行って、あれこれ書いて、演出して、出演もして、相変わらずバタバタしてましたが、でも今年は、とても大きなことがありました。個人的に。年末も年末にありがたい賞も頂きまして、色々と思い悩む性格ではありますが、なんとか前に進んで行こうと思えました。今日の夕飯は鍋。それからチーズを色んな食べ方で。ごはんって、ホント幸せだ。

夏の、みかん

2013-07-02 17:19:22 | 日々のこと
写真はあおきり交流会の時に、私がお手本として描いた『夏のみかんちゃん』。上からのアングルが気に入ってます。このうちわはジャンケン争奪戦の末、何故か私が教えているヒューマンの子に貰われていきました。今日は学校、明日も学校です。仙台公演に向けての構想をぼちぼちと考え始めています。某ホン直しもぼちぼちと。色々とぼちぼち上手く行ってるかと思いきや、昨日作った麻婆豆腐がいつもより上手く出来なかったのが悔やまれましたわ。ところで。この夏はあちこちに仕事でお邪魔する予定です。仙台をはじめ、北海道、新潟、静岡、岐阜など。誰かと出会うって素敵な事だなぁ…と思います。

季節とともに、前に進みたい

2013-05-09 19:29:46 | 日々のこと
寒くなったり暑くなったりを繰り返しながら、なんとか季節は夏へ向かっているようです。怒涛のゴールデンウィークでありました。あおきり稽古、キャスト発表、稲沢の戯曲講習会、豊田のスタッフワークショップ、『迷子の部屋』打ち上げ等々…。その合間を縫って、とあるシナリオをとりあえず一本書き上げ、次に取り掛かっています。『サーカス家族』も前に進んでます。進んでますとも。あとは脱稿するだけです。それだけなんです。色々と興味深いお話をいただき、人の縁って大事だなぁと常々思います。写真は結構気に入っている栄の喫茶店。ケーキもコーヒーも美味しいんです。仕事でその近くに打ち合わせに行く時、たまにしか顔出してないのにも関わらず、おねえさんが「確かブラックでしたね」と言ってくれたのが凄く嬉しかった。こういう小さな優しさに心躍る人間でありたい。それすらも見落とすような余裕のない状態は望ましくない。つまらなくても辛くても、だからこその面白さはそこに存在するわけで。あ、今現在、東文化のギャラリーで『あおきり展』やってます。ご好評につき、またやることになりました。あおきりみかんの過去の写真、小道具、台本、色々観られます。よければふらっと覗いてみてくださいね。

気の持ちよう

2013-05-01 22:28:33 | 日々のこと
というわけで、以下の通りに情報解禁になりました。劇団あおきりみかん其の弐拾九『サーカス家族』。今回は初の仙台公演もあり、名古屋では再びのロングラン公演ということもあり、盛り沢山です。テレビ塔に引き続き、小さい濃密な空間で連続してやれるのを幸せに思いますな。何せ、お客さんと近い!そして現在、劇団内キャストオーディション中。毎日書いたホンを少しずつ持って行っては、劇団員の読みを聞いて、笑ったりふむふむと思ったり思う毎日。今日には書き上げるぞ。と意気込みだけは毎日同じように持っている。現在抱えている仕事のスケジュール調整をしてみたら、どえらい感じだという事に気づいた。スケジュール帳が暗号のよう。けれど現状がどんなもんかが分かって良かった。スケジュール帳とは、この安心感のために存在しているものなのだな。それに何よりも生まれて初めて、なにかがみなぎっている感覚。生まれて初めて、という言葉で合っている気がする。今までだってやって来たし、唸りながら前に進もうとしてきたはずだ。けれど、みなぎるという感覚はなかった。得体の知れないものを理解する手段を見つけたり、肩の力が抜けたりしたのが大きいのかもしれない。それは全て、周りの先輩や仲間、良いもの良いこと、好きなもの好きなこと、苦いもの辛いことのおかげのような気がする。今更かい!とつっこみつつ、やはり前年度に、なにかがふわっと風に吹かれ流れていき、今年度からなにかが新しく始まった気がしてならない。けれど、それが偽りのスタートでないようにするのは自分次第なのだろうね…。とにかくまぁ、やってみよう。『サーカス家族』お楽しみに。そして、私のこれからの予定も色々あります。近日載せますのでお待ちくださいまし。写真は先週、中日新聞に掲載された『迷子の部屋』の劇評。素敵な言葉が書かれていて嬉しかったです。