喜劇な日々

名古屋の劇作家、鹿目由紀のほんの少しだけ喜劇的な毎日を、綴ります。

浮いたり沈んだり、飛んだり潜ったり

2007-02-17 00:01:59 | 芝居のこと
先日、『ヴァイブレータ』を観る。
寺島しのぶが良い。大森南朋も良い。
寺島しのぶの魅力は、『顔』と『色』にあるのだと思う。
表情や纏う雰囲気によって、いい女にもただの女にもなる『顔』。
全体から醸し出される『色』には陰が宿っていて、いやらしかったり可愛かったり。
どういう役をやっても、はまりつつ、その陰が出ているから好きだ。

昨日(ってもう一昨日ですね)、昼から『成仏相談所』稽古。
ダンスの今井先生がいらっしゃって、一緒にダンスを観る。
曖昧だった振り付けの部分がクリアになり、何とか芯は通った感じ。
芝居そのものは、後半がよろしくない。
集中力を大切にして欲しい。

それから冒険舎さんの事務所で、役者さんと軽い面談。
チラシに載せる原稿やイメージの事などを話す。
帰りにブンタンという土佐の柑橘類を頂き、思わず顔を描いてしまう。

夜は、舞台『中学生日記』の初顔合わせと読み合わせ。
キャスト・スタッフ合わせると、物凄い人数。
もちろん、ホンを書いた者としては、読み合わせに緊張…。
モロ師岡さんが、色んな意味で可笑しくて仕方がなかったです。
中学生役の子たちは緊張している様子。神谷さんから軽く指示が飛ぶ。
あおきりみかんの人々は…まぁ頑張ってください。
最後に神谷さんからのお言葉があり、終わる。身が引き締まった。

最近、浮いたり沈んだりしている。
もしくは沈んだり浮いたりなのかもしれない。
たまには飛びたいし、時々は潜りたい。
ずっと地に足をつけているのが、何だかしんどい時もある。
この写真の子のように、いつも笑っていたいのです。ほんとはね。

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