まねく

まねくのよ、なにかを。まねくのです、いろいろ。そりゃ、まねかれざるものをまねくときもありますけど、それすらもこばまずまねくんです。そうして、まねいてみてきづくのです。まねいたことはむだじゃないって。まねいたことはすすんだことだって。だからこれからもまねこうって。にゃんっとまねけば、わんっとこころがはねるのです。まねくのよ、おそれずに。すなあそびしててね、すなのなかにあるきらきらひかる、がらすのかけらをさがすのにあけくれたあのころのじぶんのように、まねいたものからひろいだすのよ、きらきらしたものを。それはたかいほうせきより、かちあるものかもしれないのよ。

不確か

職業病なのかもしれない。そこに、言葉よりも雄弁な何かがあり、それをきちんと肌で感じているのに、言葉を返そうとしている自分がいる。言葉に置き換えて安心したい自分がいる。っていうことは、とか、とどのつまり、とか。そんなことじゃない。それはそれ、だし、それを「それ」っていうのもおかしいのだ。だけど紛れもなく、存在しているのだから、いいのだ。だけど言葉は素敵な「まじない」だとも、思う。まぁ今言えるのは、私は不確かなようでいて、確かだということ。でも明日も不確かを肯定しよう。写真は、コーヒー買いに行く自販機までの道のり、見つけた「とかげ」。春なのですよ。紛れもなく。

さらに、潜ってました

あらま、さらに潜ってました。すみませぬ。色々とバタバタしておりました。『イロシマ』は、演出の青木さんと話して、なんだかひらめきがありまして、なんとか書き直し始めてます。わが心の中のテーマは、自由。学校も始まり、新しい講師の仕事も始まりました。『湖の白鳥』も一歩一歩進んでいます。仕事とは別に、凄く気になっていることがあり、それは一体どう理解するべきものなのか、考えあぐねています。なんだろう、どういうことなんだろう。でも、あまり焦らずに悠然と行きたいもんです。どんな種類のことであれ。とりあえず、散らかってきた部屋は心模様、ということで。写真は大好きな若鯱家のあいつ。

潜ってました

いやはや、長いことブログをおやすみしておりました。すみません、今日から復帰いたします。なんだか、苦悩につぐ苦悩の日々を送っておりました。書いては捨て、書いては捨て、の繰り返し。ようやく何か光が見えてきた予感。ホン書きがこのままぐいーんと進むよう祈ります、自分に。ホン書きだけでなく、春、他の生き物が蠢いているせいか、力を吸い取られてるのか、あらゆることが止まってしまい、進もうとしても進めず、自分に辟易しておりました。考えも非常にネガティブモード全開になっていたようで、危ない世界へ突入する勢いでした。もともとがそんなにポジティブな人間ではないのを、騙し騙し生きているので、まぁ来たか、という感じでした。親しい人間しか分からない、私のほの暗い部分が、うぎゃーと悲鳴を上げていたようです。
ここ一週間くらい、色々なことに落ち込み、励まされ、そんなことは関係なく時間は流れていきました。でも、信頼のおける親しい人から元気の出る言葉をもらえたおかげで、頑張ろうと思うことが出来ました。今日もまた、助かる言葉を貰えてありがたかったです。
ミュージカル『湖の白鳥』も着実に進んでおります。歌うみんなも踊るみんなも、面白くなってきてます。三重公演がいよいよ迫って参りました。皆様お楽しみに。他にも書くべき事柄があれこれあったのですが、それはまた別の時に。

とりあえず、進みます。前に。

好きなもの

春が来て、生き物が蠢いているからなのか、花冷えだからなのか。なんだか、考える季節。好きと思えるものを、ちゃんと大事にしよう。色々なことが押し寄せてきても、好きなものには正直でいよう。好きなものにつながる全てのものを好きになろう。好きなものは見てるだけでも好きだし、優しい気持ちになる。こないだ母と電話してたら、ちょうど地震が来たそうで、電話をいったん切ると言われた。切る前に、母の「うわ、怖い、怖い」という声を聴いて、怖いだろうな、と想像するだけの自分が小さく感じた。信じられるだけの何かがある世の中であって欲しい。いや、ありたい。

案外

たいしたものは作ってないのだが、これを混ぜて食べたらまろやかで美味しかった。自炊はやはり楽しいです。幸せな気分になります。今日もホン書いて、稽古。マイクを通して稽古すると、立体的な図式が見えてきた。最近、自分にがっかりしていたのだが、ちょっとびっくりしていることもある。私って、案外こんな奴だったのね、と。まぁ、自分の知らない自分は、結構隠れているのかもしれない。私のことは、ニシキオリさんが一番良く知ってるのかもしれない。ちなみに私にとって、まだまだニシキオリさんはミステリアスガールです。

黄色い稽古

ホン書きが思うようにはするする進まず、唸る日々。楽しんで書けてはいるのだけどね…。今日はあおきりの稽古場でひときわ黄色い歓声が上がっていました。ダンスの佐藤先生がかっこいいらしいです。あの木村仁美までが先生が踊った後、私にハイタッチしてきました。必要ないのに先生の振付をムービーで取ってる女子も数名いて、なんだか興味深かったです。女は女ですなぁ、やはり。なんかみんなが、あの黄色い声出した分だけ2歳くらい若返ったように見えましたね。女性ホルモンとかエストロゲンとか出てんのか？昨日は作曲のノノさんがギターを弾いてくださった途端、歓声が起こっていたし、やはり楽器が出来る、踊れる、というのはこうも得点が高いものなのかと感心しました。
さてそれは置いといて、今日はうちの振付担当の山内くんが、佐藤先生がいらして緊張しているのが分かったので、先生に振付をほめられて本当に良かったと思いました。なかなか夜遅くまで考えましたからね。また今日の稽古は正手くんが、いい感じに力抜けてて面白かったです。あと手嶋仁美の足の動きが坂田師匠みたいでいつも笑っちまいます。あと絵理ちゃんの歌うとこ。あと花村広大全般。私は、というと、演出の事を伝えようとしてた時、ええと、あれ、あのゆっくりの、あれ、って言ったら、演出助手でもある山内がスリムクラブと言いたかったのに気づいてくれました。また、あの、あれ、はねとびの、って言ったら、キングコングと言いたかったのに気づいてくれました。すげーな良く気づいたな、あいつ。しかし最近あれ、とか、それ、とかいうのが増えてきて、おばあちゃんになってきたのではないかと…。記憶力はかなりいいので、大丈夫だと信じたいね。っていうより、甘えてんのか？しっかりしろよ。ホン書くぞと。で、寝る前はあれやろう。蒸気でホットアイマス
ク。