喜劇な日々

名古屋の劇作家、鹿目由紀のほんの少しだけ喜劇的な毎日を、綴ります。

あがいてから飲むのだ

2008-06-30 17:46:31 | 文章とか
土日は朝から晩まで稽古だった。文字通りの朝から晩まで。我が役の稽古がなかなかできないのは仕方ない事なので、それなりに色々と考えてみる。考えてみて、はたと思い当たる。考えれば良いにしろ悪いにしろなにかには当たるということか。今日は昼から積み込み。今回のセットはとにかく重いんです。重たいんです。いや気分的なものじゃなく物量的にね。みんなお疲れ様。最後まであがいてみよう。あがいてあがいてあがいてみよう。あの人も身体に鞭打って頑張っているのだ。私も頑張ろう。という呪文をかけてみる。ところで舞台監督の井上知也さんから凄く素敵な物を頂いた。これは一生愛用ですな。ありがとうございます。本日、来年の話だが大役を仰せつかる。今から来年の事で緊張しても仕方ないのだが、緊張するものはするので仕方ない。ビールが美味い季節だ。黒エビスが最高です。おつまみはできればそら豆とほたるいかの沖漬けがよろしい。コンビニで手に入れるならミミガーとかつぶ貝とか。公演が終わったら、ビール飲んで焼酎飲んで、ぐでんぐでんになるまで飲んでしまいたいです。迷惑はかけたくないので、一人でね。コーヒーは相変わらず一日一杯。

現在進行形

2008-06-27 16:31:36 | 日々のこと
昨日は、昼から江南で打ち合わせ。パワー、個性、インスピレーション。夜は前々から予定していた事。話す、聞く、考える。少し疲れていたのかもしれない。元気を貰えた日だった、昨日。さて今日はどんな日として、生きているのか。明日はどんな日にしたいと、生きているのか。昨日今日とあんまりぼけーっとしていたもんだから、二日連続で道を聞かれるという大失態。道を聞かれなくてもいいような場所で、である。ただでさえ道を聞かれやすいのに、ぼけーっとしていてはダメじゃないか。ぼけーっと生きていてはダメじゃないか。もっとソリッドにビビッドに生きましょうと、カタカナでごまかしてみる。誰かの過去とか誰かの未来とかについて考える。そんな類の事を考えているようでは、私は結局変わらない。過去は過去、未来は未来。過去は過去、未来は未来。と言い聞かせても、やっぱり納得できなかったりする。世の中にはどうしても納得できない事があるのだ。

思考

2008-06-23 17:25:16 | 日々のこと
昨日は燃え尽きたように寝てしまった。今日はなんとか復活し、喫茶店で頭を明瞭にする作業。やはり、ここのコーヒーを飲むとスイッチがオンになる。ここでなきゃダメという事は存外沢山あるものだ。あなたでなきゃダメなの、と思っていたらそうでもなかったという事もあったりする。人間なんてラララ…である。これは十代の松野有加里は知らないだろう、絶対。小倉トーストを久しぶりに食べたら、なんと美味しいことか。名古屋万歳。スペシャルイベントのホンを書いてから、豊橋の事を考える。それから、思考の連鎖について。ここ一ヶ月、ある出来事にかなりの影響を受けていた自分を見つめ直す。思考は知らぬ間に連鎖する、意図的でなくとも。ダイアモンド・ユカイをテレビで頻繁に見かける。前々から思っていたが、ミュージシャンは凄い。いや曲をつくるとかうたうとかもそうだが、思考の出所が凄い。劇作家とは大きく異なるように思う。ものを書くという行為について考える。結局なにか書かなければ、いられない性質なのだ。

メンドクサイ

2008-06-20 02:17:40 | 日々のこと
稽古にけいこさんとミュージシャンのシンさんが来る。美味しい差し入れ、ありがとうございました。そうして例のブツを皆で拝聴。素敵な仕上がりに歓声が上がる。今回手伝ってくれているワクイちゃんも来てくれた。B級さんの受付もお疲れ様でした。なんだか体重の話をするうら若き女子たち。私のダイエット(?)方法を伝えたら若干引いていた。いやホントに効くんですってばよ。その後、制作会議。帰ったらとっくに日をまたいでいた。帰ってから、ある事に救われる。救われて、突き放されて、また救われるのか。それが毎日なのか。それが毎日ならメンドクサイが、それでも救われる幸せを味わえるだけ、メンドクサイのも許容できるのかもしれない。そもそもメンドクサイのが許容できなければ、こんなにメンドクサク生きてないのだ。ホンの事である事を思いつく。まずは調査しなければ。

浮気は浮気

2008-06-19 18:09:36 | 芝居のこと
先日、行きつけの喫茶店が改装中で、別の喫茶店に浮気。素敵なモーニング。だけどいつもの喫茶店の方が落ち着きます。浮気は浮気である。早く戻りたい、本妻のもとへ。昨日嬉しい知らせを聞いたので、今日は少しテンションが高い。一昨日劇作家協会の集まり。ナビのタカアキさんに「かのめさん、芝居観に来てる時は暗いんだね」と言われる。げげげ、そうかもしれない。来年の劇王の事、その他盛り沢山。劇王の時期は東京公演と東海テレビの短編との間という過密ぶりになっている。大丈夫か…私。それからひとつ悔しいことが…ああ、参加したかったなぁ。予定的に無理だなぁ。結構仕事が溜まってきたことに今更気づく。やばいじゃないか。なに呑気ぶってんのさ。ところで、ずいぶん先の話ですが、ひとつ書き下ろします。といっても締め切りは9月です。

『インナースペース・パラドックス・コンプレックス』
出演 フタヲカルリ 演出 中村公彦

フタヲカルリさんの一人芝居です。一人芝居、なかなかドキドキする言葉です。内容はぐにゃぐにゃあります。それから、あおきりみかんのホームページで4コマ漫画を連載中。『みかんちゃんの冒険』というゆるい奴です。旗揚げで冗談半分で書いたみかんちゃんをここまで引きずるとはね。メガネにもだいぶ慣れてきたはずだったのに、先日また「うわ、メガネかけたらエロいねぇ」と言われ、ガツンとショックを受けたかのめです。ニセモノの女教師風なのがいけないらしい…知るか。




救われる

2008-06-17 06:18:58 | 日々のこと
昨日は調子が悪かったのだ。そのせいか今日の目覚めは早い。横になりながら、色々な事をぐるぐるぐるりと考え過ぎていた。考え過ぎるのが良いわけはないのに。考え過ぎていると、過ぎた考えに呑まれるのである。呑まれちゃいけない。呑んでも呑まれちゃいけない。女という生き物は愛すべき生き物だと思う。男もそうだが、女もそう。男の愛すべき点ばかりを取り上げて、女の愛すべき点を見逃したくない。男とか女とかその中間とか、どうでも良いと感じたり、どうでも良いわけがないだろうと、通常ルートに戻ったり。どうしてそんな事を考えたりするのか、それは思考する生き物だからだ。さらに書く生き物だからだ。書くのが一体なんだというのだ。書くのは一体なんだというのだ。表現に不自由があってはならない。ただ表現する前に人間だ女だということは忘れたくない。決して忘れたくないのである。横になりながら、ぐるぐるぐるりと考え過ぎながら、中元がプリントアウトしてくれた名古屋文化振興賞の審査講評を読む。元気が出た。ありがたい。なるほどなるほどと思いながら、足先を一歩の半分くらい前に出そうかと思う。なるほどなるほどと思いながら、髪の毛を整える気になる。襟を正す前にまず髪の毛である。こうして人間はまた、波の合間をざぶんと泳ぎ出すのだ。

刻むと沁みる

2008-06-14 21:15:55 | 芝居のこと
昨日の現場証拠写真、何故か私まで撮って貰う。
授業中、机に好きな人の名前を書いたのを思い出した。
意味なく見つめてたなぁ、書いた名前。
名前はやっぱり、名前なのに。
今日は芝居を2本。少年ボーイズとB級遊撃隊。
ボーイズのモリさんは、観るたびに素敵になってらっしゃる気がする。
B級は、私には色んな意味で沁みました。
明日は長い稽古です。

さて、ここからは更新するぞの巻

2008-06-14 02:19:43 | 日々のこと
6月に入ってから大分更新を滞っておりました。本日思いがけず、お昼に寿司をご馳走になる。感謝感激でテンションが上がる。とある仕事に携わっていたのですが、非常に素敵で楽しい思いをしました。ありがとうございました。柿の種(缶入り)もはっさくも頂き、おまけに何故だか机にサインまで書きました…何故なのだ。得た力を活用して歩いてみようと思います。ホン書きが色々と溜まってきたので、一つずつ一つずつ。9月までに4~5本。私が作・演出した学校巡演作品、演劇人冒険舎さんの『ねがいごとパズル』が8月、芸文小ホールと長久手町文化の家で上演します。親しみ深いホールでの上演、どうなるかしらん。それから脚色したNHK児童劇団の公演も近付いてきた。キャストも決まり、動き出しているとのこと。8月は豊橋演劇ライブラリィもあり念願の企画もあり、ドキドキです。地区大会の審査員やワークショップなどもあり。気が抜けない夏模様。今はとにかく『パレード旋風が巻き起こる時』を深めるのみ。アートピアとはおそらく違う雰囲気になります。もっと密に、もっと他者を感じて。ところで悲しい事件が続いております。ご冥福をお祈りします。

恋人は白い

2008-06-08 00:24:03 | 芝居のこと
『高校生のための~』の初日、なんとか無事に終わりました。小屋入り期間がタイトだったので色々と不安だったのだが、良かった良かった。汗だくでした。終わった後一気に飲んだキレートレモンがあり得ないくらい美味かった。芝居はまだまだ進化の余地あり。明日ダブルキャストは長谷から平田にバトンタッチ。明日も朝からゲネプロで、おやつの時間あたりに本番です。セットの構造上、あらゆる集中力が必要。なんとか生き抜きたいものです。写真は両親の北海道土産『白い恋人』。しかしいい名前だなぁ、白い恋人。復活して良かったなぁ、白い恋人。恋人は白だよなぁ、やっぱり。よくよく考えるとハッピーターンもかなり素敵な名前だよなぁ。

好きなものは好きなのだから仕方ない

2008-06-02 22:13:40 | 芝居のこと
昨日の照明打ち合わせは予想通り長くかかり、外に出るともう空が白んでいた。山中が帰り山内が帰り、最後は朦朧としかけた三人になった。こういう時にコーヒーとは素晴らしい飲み物だったなぁと思い返す。午前0時を回ってから、ワンコーヒーしてしまったので、本日昼中はノーコーヒーである。コーヒーや、ああコーヒーやコーヒーや。代わりに紅茶とお茶をガボガボ飲んでいるのは結局のところ同じことではないかと思うが、まぁ良いではないか。いよいよ今週末に『高校生のための演劇教室』本番。昨日は通しを2回。まだまだ個々に浅かったり揺らいでいたり閉じていたり。けれど、越えたらなにかがはじける気がしている。はじけるまでは食いついて離れないつもりだ。

好きな音楽、好きな食べ物、好きな言葉、好きな番組、好きな空、好きな夜、好きな感覚、好きな人に助けられながら、今日もまた終わりに近づく。身体よ、うまく休みなさい。あまりに疲れていたので、先日マッサージに行ったら、やたら良い声の男性だった。「疲れてますね」と言われ「疲れてますね」と応えたら「それは、精神的な疲れですか」と聞かれて、危うく持っていかれそうになりました。名古屋市科学館のプラネタリウムのお兄さん以来の持っていかれ感である。声は重要。私は低くてハスキーなオトコ声なので、高くて澄んだ声の人が羨ましい。ザ・女という声の人は、それだけでドキドキである。