ユーチの気まぐれ日記

感じたこと、考えたこと、記憶に残った出来事を気まぐれに更新しています。

1年を振り返って

2011-12-31 15:47:38 | 日々あれこれ
1年を振り返って

2011年を振り返ってみると、今年は本当に色々な出来事が重なった年だと感じました。

昨年末に手術の意向を固め、いつからなら休めるかと職場に伝えたけれどなかなか返事がなく、日程調整に手間取りましたが、2月の診察で3月23日(水)の午後に手術と決まりました。
そして2月下旬に、既に済ませていたミエログラフィ以外の術前検査を受けに行き、後は手術のための入院を待つだけの状態に。
覚悟を決めたつもりでも、不安な日々でした。先生の腕は間違いないと信頼できる先生でしたが、それでも不安はぬぐいきれませんでした。

そして、ぼちぼち入院の準備に手をつけ始めていたころの、3月11日(金)に東日本大震災がありました。
職場で遭遇した地震は、これまでにない大きな揺れを伴うものでした。
利用者様を駐車場に避難誘導、そんな中でも余震が次々と起こる。
エレベーターもガスもストップ、計画停電へ対策、度重なる余震への不安、ガソリンや食品、生活用品の店頭での不足。
お蔭様で大きな被害なく過ごすことが出来ていますが、今も原発の不安が残ります。

3月23日(水)に予定していた手術は震災の影響で4月20日(水)に延期になりました。
手術室は大丈夫だけど術中に停電になったりしたら大変だからということで延期、不安だろうからと電話番号を調べて下さり、週明け早々に職場にお電話頂きました。
別の先生には私が手術が嫌で地震を起こしたんじゃないの?と冗談を言われる始末。
もし手術中に震災に合っていたらどうなっていたのだろう・・・わずかな日数の差、あり得ないことではなかったから、想像すると怖いですね。
外科医は踏ん張ると聞きましたが、建物にも影響が出るほどでは限界があるでしょうし。

そしてまだ余震もマメに起こる中、4月19日入院、20日の13時に手術室入室でC3-6の前方固定術の手術。
麻酔で眠っていたので術中に余震があったかどうかは分かりませんが手術は無事に終了、聞いたところでは17時15分ごろ手術室を出たそうです。
術後2日間は面会謝絶の観察室、2日目の午後から5日目の朝まで急性期病棟、5日目の午前中から整形外科病棟へ戻りました。
手術前日からの入院で、退院は6月26日、当初は1ヶ月予定と聞いていたけれどリハビリ目的で延長になり、結局は67日間の入院でした。

頚椎も後ろから手術した方は2週間を過ぎれば退院、腰椎の手術をした方も3週間を過ぎれば退院、他に骨折の方などもいらしたけれど、入院中に何人退院を見送ったことでしょう。
入院当初の頃に検査入院をされた方が、退院前に手術入院してきたなんていうケースもありました。
入院も広範になってくると、だんだん慣れてきてか、返事をする前に先生は体調を言い当て、たまに遊ばれたりもして?
最初の頃はなかなか夜寝付けなかったりもあったけれど、先生も看護師さんもエイドさんもリハビリの方も、皆さんとっても良い方たちで、思っていたより楽しく入院生活を送ることができました。

退院後はリハビリ通院しながら約2ヶ月間の自宅療養。
入院中と同じ理学療法士さんが担当してくれたから心強かったです。
また、入院中担当してくれていた作業療法士さんのリハビリは退院してからはなしになったけど、高齢者向けに週1で開催している生き生きレクにはお手伝いで参加させていただいていました。
事務職になってから現場でのレクとかから離れていたけど、それはそれで楽しかったです。

そして8月22日から職場復帰。
復帰して最初のうちしばらくは1日を職場で過ごすと身体がしんどくて仕方なかったけど今は大丈夫。
気づけば職場復帰して丸4カ月が過ぎ、手術を受けて丸8ヶ月が過ぎました。
時がたつのは早いなぁって思ってしまいます。

10月には茨城県社会福祉士会の研修にお泊りでの参加もしました。
じっと講義を聞いているのは体勢的にちょっと辛かったけど、やっぱり研修会とか好きだなって思ったのでした。
そしてその後の懇親会でいろんな人たちと交流できるのがまた楽しくて。
私の大切な息抜きのひとつです。

また、卒業以来で大学の文化祭にも遊びに行きました。
在学中と変わらない、でも少しだけ年月を重ねたことが感じられる大学の校舎。
在学中からいらした先生も少なくなってしまっているけど、知っている顔に出会えるとやっぱり嬉しい。
会で一緒に活動しているS先生はもちろん、高齢者福祉論でお世話になったY先生や、国試勉強会でお世話になったY先生、保健体育でお世話になったK先生にもお見かけしたのでご挨拶できました。

いろんな出来事がぎゅっと詰まった一年だったように感じます。
でもある意味、なかなか経験できないこと(経験しないで済めばその方が良いのだけど)を経験できた年だったとも思います。
大震災、手術、長期入院、リハビリ、装具の着用、看護師さんの介助。術後、寝返りが打てなかった頃の体位交換、着脱介助、清拭、歩行器での見守り歩行、歩行器での自立歩行、入院後半まで頼らざるを得なかった洗身や洗髪の介助、仕事中は介助する側だったので、いざ経験してみて少し介助される利用者様の気持ちも分かったような。
それもまた良い経験だったのかなと思います。

経過観察は続けないとだけど先生のおかげで手術も無事乗り越えたことだし、来年は楽しく穏やかに過ごせたら良いな。
余震も落ち着いてくれたら良いなって思います。原発の問題も少しでも良い方向に向かってくれれば・・・
地元は何気に放射能のホットスポットに入っているし。

皆様はどんな大晦日を迎えられているのでしょうか?
そしてどんなお正月を過ごされるのでしょうか?
新しく迎える年が皆様にとってすてきな年になりますように。
本年は私のとりとめのない長文のブログにお付き合い頂きありがとうございました。
また来年もよろしくお願いいたします。
ではでは皆さん、良いお年を!

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