ユーチの気まぐれ日記

感じたこと、考えたこと、記憶に残った出来事を気まぐれに更新しています。

忘年会③

2010-12-19 13:00:34 | 福祉について
昨日は県社会福祉士会のブロックの忘年会でした。
今年3つ目の忘年会、中でも一番、気さくに話せるメンバーとの忘年会。
忘年会は18時から、でも残念ながら仕事だったので1時間ほど遅刻して参加しました。

忘年会でも福祉について色々と語りました。
それから残り少なくなった今年度の活動についてなども。
まだまだ楽しみな勉強にも良い経験にもなりそうな企画が沢山!
上手く仕事の調整がついて参加できると良いなぁ!

宴もたけなわとなった22時ごろに一旦解散。
一部のメンバーと二次会へ。
そこでもまた、福祉について、これからの活動について色々と語りました。
福祉職の賃金について、介護報酬について、
社会福祉士の立場について、社会福祉士養成校での教育について、
会の活動について、他団体とのコラボの可能性について、
などなど・・・

社会福祉士は国家資格です。
でも、いまひとつ仕事が理解されずらい資格だったりします。
名称独占の資格であり、医師や看護師のように業務独占の資格ではありません。
また、医師や看護師、介護福祉士などのように、資格名=仕事内容というわけでもありません。
社会福祉士・・・福祉の仕事をしているのは分かるけど、具体的には?
たぶん一般の方でご存知の方って少ないのかもしれませんね。

もっと社会福祉士について皆さんに知って欲しいです。
社会福祉学科の先生も、高校などに学校紹介に行った際、高校の先生にも資格について説明することになるそうです。
福祉=介護のイメージが強いそうで、相談援助をメインとする社会福祉士の役割の認知が低いのが残念です。

私たちも、資格を持っているだけではいけません。
資格を持っていれば、社会福祉士だと名乗ることはできます。
でも、その資格に恥じない資質を身に着けていかなければいけないと思っています。
私はまだまだ未熟者、というか、今は仕事が社会福祉士としての仕事ではないので、なかなか社会福祉士としてというところでの自己研鑽も難しいのですが・・・
でもせめて会活動に参加することで、社会福祉士としての自分を成長させていけたらと思います。
せっかくとれた資格、ただ持っているだけではもったいないですから。

そして今日は3時半から県社会福祉士会の理事会。
これから車で高速に乗って、県央まで行かないとです。
1時間以上車を運転することになるので、2ヶ月に1回毎度のことながら連続では身体が持たず途中のサービスエリアなどで1,2回休憩しながら行きます。
一気に行っていけないことはないのかもしれないけど、やっぱり長時間の運転はしんどいし、翌日に響くといけないので、休み休み行くことにしています。
理事会も、色々な検討事項や報告事項のほかに、様々な分野で活躍されている理事さんたちとお話できるので良い勉強になります。
年末年始あたりで発行予定の広報誌についてもまだ原稿が届かずそろわない部分があるので話詰めてこないとです。
それでは身支度して行ってきまぁす!

なかなか厳しいね

2010-02-05 22:15:38 | 福祉について
今日、介護福祉課からホームページの相互リンクについての返事がありました。
市民が見て役に立つか?市民が見たときに市役所のページからリンクしている意味が分かるか?といったところで、今の段階でのリンクは難しいとのお話しでした。
残念…だったけど、担当の方と色々話をしてみて、これからホームページを皆さんに見て頂くために、活用して頂くために、どういった内容を含めていけば良いのか?、少し見えてきたような気がしました。
それに、前に別の課にお願いしたときには、1ヶ月以上返事がなくて問い合わせたらできないという感じだったけど、結局はダメだったとはいえ今回は中1日で電話がありお返事が頂けたことに、対応の違いを感じ嬉しく思いました。

どうしても内輪の内容が多くなりがちだから、これから一般の方への情報提供、見やすさをを念頭に入れてページ構成を考えていかなければと思います。
私もいじれるときに少しずついじってみようと思うけど、次回の会議のときにでも会員の皆さんから意見がもらえればと思います。
あとは福祉業界で仕事をしていない人からも意見がもらえれば良いんだろうけど…
関心はあるけど、困っていることはあるけど、専門的なことは?っていうような方が見やすいってのも大事なんだと思うから。

介護福祉課の方にはまたページ構成を改編していって、地域の方向けの内容にしていけたらまたリンクを提案したいとお話しさせて頂きました。
今の内容では…というところであって、将来的にもできないということではないからと言って頂けたので、頑張らないといけないと思います。
会員の皆さんや会員以外の皆さんとも意見を交わしながら、誰にでも見やすく役立つページを作っていけたら良いなと思っています。

老老介護の悲劇

2009-11-10 22:17:12 | 福祉について
今日の産経新聞朝刊の茨城版のページにあった記事。
60年間連れ添った夫婦の悲しい最後・・・

「俺は今から死ぬ。お前はどうする?」と問いかけた夫(89歳)。
「私も早く死にたい」と答えた妻(84歳)。
3年前から寝たきり状態の妻が出した夫の問いかけへの答え。

ベッドからトイレまで抱えて移動した際には、「こういう思いをするならもう死にたい」と妻は夫にもらしていたそう。
そして、子どもさんたちを含めた家族会議の結果、妻を介護施設へ入所させることが決まった。
ここで夫の介護負担は減るものかと思われたが、費用負担もありこれ以上家族に面倒をかけたくないという思いからの夫婦の決断。

妻は夫が首を絞めやすいよう自ら頭を上げたという。
夫は妻が息を引き取ったのを確認して首をつったが死にきれず。小刀で胸を突こうとしていたところを長男に発見されたとのこと。

9日。この事件についての公判が行われ、懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役4年)の有罪判決が出た。
担当した裁判官は「家族が厳刑を望んでおらず、被告も反省している。(減刑を求める)嘆願書も更生の一助になる」などとして執行猶予をつけたとのことです。

この事件は現在の在宅で増えている老老介護の問題を考えさせられるものだと思います。
記事の中にも「家族にも相談できず、殺人事件まで発展するケースも全国的にも後を絶たない」と書かれていました。

国は在宅介護を重視する方向に動いています。
けれど実際には、在宅介護ではどうにもならないケース、また施設入所の順番が回ってこなくて在宅介護を続けているけれど危ういというケースも多いです。
実際、夫を妻が介護してるケースや妻を夫が介護しているケースに出会うと、いつ介護している側が潰れてしまうんじゃないかと思われるケースも少なくありません。

各家族化が進んでいる今、また同居していても若い人たちが仕事に出ているための現実、これからもまた老老介護は増えていくと考えられます。
介護保険制度が動いていても、実際にはカバーしきれていないものです。
こういった悲劇を増やさないために早急に対策を考えていく必要がある時期なのではないかと思います。

「せめて相談してくれれば」との思い。
でも実際には、家族にもなかなか相談できない場合もあるでしょう。
公共機関への相談の方法が分からない場合もあるでしょう。

家族は任せきりにせず、できるだけ状況を汲み取ってあげて欲しいです。
今回の事件のケースでは家族も考えて色々と行動していたようですが、それでも事件は起こってしまい「介護中に座り込んでいる姿を見て苦労しているのは知っていた。でも、そこまで思いつめていたなんて」と家族は悔しさをにじませていたそうです。

こういった悲劇を増やさないような社会にしていく必要があります。
介護疲れが積もれば、介護者も体調を崩したり、思いつめると虐待や殺人につながるケースも出てきてしまいます。
ご近所さん、民生委員さん、宅介護支援センター、地域包括支援センター、ケアマネージャーさんなどなど、こういった周囲からの働きかけも大切だと思います。
潜在的な困難を拾い上げていけるようなシステムがあったら良いのかなと思いました。

有罪判決を受けたご主人も、この一連の内容を見ると一概に責めることはできません。
執行猶予がつき社会の中で更生していくことになったご主人には、奥様を弔らいながら、家族との関わりで心を癒して欲しいと感じました。
追い詰められたが故に起こしてしまった悲しい事件、おそらくご主人はしっかりと反省され、更生の道を歩まれるでしょう。
事件自体はもちろん許されるものではないのですが、これまでの苦労や事件のいきさつを考えると、これからの人生が穏やかなものであることを願わずにはいられませんでした。

予防給付のレセプト

2008-12-02 23:08:20 | 福祉について
先月、地域包括支援センターから紹介を受けている要支援2の方で、デイサービスとショートステイを同月内に使われた方がいらっしゃいました。

・・・だから?と思われるかもしれませんが、これがまぁ面倒なんですよね。
予防給付(要支援1・2)の方の利用料金は月額で決まっています。
そんなわけで月に1回しか来所がなくても、毎週ご利用があっても同じ利用料金となります。
月に0回なら費用は発生しませんが、月に1回以上の来所があれば1ヶ月分の費用負担が発生してくるんです。

そこで、考え方としてなのですが・・・
ショートステイで施設に入居している間は自宅にいないわけだから、同時にデイサービスは使えません。
だから、国はその分を引いて請求するようにというのです。
デイに月に1回しか来所がなくても1ヶ月分の請求なのに、週2回で来ている方が3日間ショートステイを使ったらその分引かれて1日しか来ていない方より報酬が安くなるんだから不思議なものですよね(苦笑)

ところが、担当者から頂いた提供表では日割りの計算になっていませんでした。
このまま実績を返してしまっても良いのかなぁとも思ったのですが、後で国保連とかから返せっていわれても困るなぁと思って担当の包括支援センターに厚生労働省からの連絡文書を持って実績を届けながら確認をしてきたんです。
話をしてみると、連絡文書がデイを対象としたものではなく「介護療養型老人保健施設に係る介護報酬改訂等に関するQ&A」というものだったので、どうも地域包括の方たちも見過ごしてしまっていたようで・・・月途中に介護度が変わった場合の日割はご存知でしたが、デイとショートを同月内に利用の場合の日割計算には初めて気づいたという様子でした。
他県では県からも同じような内容の文書が地域包括宛に出ていることが多いみたいなのですが、うちの地域はないんですよね(たぶん)。

一緒になって連絡文書の内容を改めて見てみて。
私が知る限りの説明もして、話をすること15分ぐらい。
やっぱりこれは日割にするという意味だよなとみんなで解釈。
結局、日割計算で実績を書き直して後日に返す形で話はおちつきました。
包括の方「過去にも遡ってやらないといけないかなぁ・・・」と一言。
どうなんでしょうね?4月に出た連絡文書だけど、市町村によって始めている時期はまちまちみたいだけど。
今後の対応は包括さんにお任せしましょう。

いつも包括さんにはお世話になっています。
突然こんな話を持ち出して、混乱させてしまってすみませんでした。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

現実味の無い基準

2008-03-27 23:44:33 | 福祉について
私の勤めるデイサービスで4月から利用定員を増やすことになりました。
それも15名→25名といっきに10名の増員・・・当面は20名目標で20名で稼働率も計算するっていうけれど、どう考えても一旦ガクッと下がるよなぁ。
事務所のSさんからちょこちょこと突っ込まれるのが目に見える気がする。
あっ、そうそう定員が増えたからといって急に利用者様が増えるわけでもないので、職員の数は当分今のままです。
増やすような話も全くなし、でも利用者様が増えてきたら考えてもらわないとなぁとは思います。

ところでですが、定員を増やすにあたって事務所のほうで色々調べていました。
最初は入居とかと同じ基準で利用者対職員が3対1だったら今のスタッフ数では登録が足りないという話で、その確保が必要かなという感じでしたが・・・
よくよく調べるとデイサービスの方の基準は違い、もっとスタッフは少なくて大丈夫らしい。

その最低の基準の人数を聞いてびっくり!!
な、なんと・・・利用定員15名に対して介護スタッフが毎日1人いれば良いんだと。
普通に考えてありえないから!!
15人を1人でみるなんてこと、恐ろしくて想像もしたくありません。
お風呂なんて到底無理だし、職員の身はもたないだろう。
また、利用者様は暇しちゃうだろうし、けが人続出の恐れだってかなりある。
じっとしている人又は自分で危険なく何でも出来る人だけならまだしも、どうしたって歩き回る人、足元のおぼつかない人、介助が必要な人だっているわけで。

で、15名までに1人、そのあとは5名増えるごとに+1名だってさ。
ということは25名でも3人の介護スタッフがいれば名目上は良いという事になる。
15人をみるのにだって3人じゃいっぱいいっぱいなのに、25人なんてもっと人がいないと。

国はいったい何を考えているんだ!?と思ってしまいます。
その人数でやれるものならやってみてよという感じです。
最低の基準を満たしていれば違反にはなりません・・・でもどう考えても無理な人数はいかがなものかと。
基準が低ければ事業所は仕事が回るギリギリの人数しか雇わないということになります。
そうなれば一人ひとりの負担は増大です。

これだけいればそれなりにできるだろうという数を最低の基準に、
そしてこれだけいるのが理想ですよというような基準もあっても良いのかなと思ったりします。
それに、「仕事が回る」のと「利用者様に楽しんでいただける」は違います。
ギリギリのスタッフでバタバタしていれば利用者様の中には不穏になる場合もあるでしょう。
誰かが病気で休んだりしてもそれなりにやれる、それぐらいのゆとりをもった人数を確保できたら良いですね。

横のつながり

2008-03-06 23:46:27 | 福祉について
終業後の18時から、市内の通所介護サービス事業所の集まりがありました。
三ヶ所の事業所の人が発起人となり、私の施設にも誘いのファックスが…
というわけで参加させて頂きました。

市内には9ヶ所の通所介護事業所がありますが、これまでこういった集まりはなく、これが第一回。
監査なども厳しくなってきているし情報の共有をということのようです。
よく考えると、同じ立場のメンバーだけど、経営上は競争相手なんですよね…なんだか複雑な関係。

今回の内容は「通所介護サービス計画・報告書」についてや加算について。
うちの施設は情報少なんですけど、加算についてとか思った以上に厳しい状況になってきているようです。
サービス提供中の理美容とかも今後難しくなっていくのかも…家の人が連れていけないから施設で、しかも15分程度の僅かな時間なのに、介護の放棄ってなんだか国はひどい解釈をしますね。

介護保険が始まり、介護報酬の削減のために解釈がだんだんとややこしくなり…
サービス提供する側は国に対し細々としたことに気を配らなければならず、仕事内容も日々細々してきて職員の負担となっています。
介護報酬を得るためにかかる労力は増える一方なのに、介護報酬が上がるわけではないのですから…無理難題なことを言うというのが正直なところです。
利用者側から考えても、あれはダメ、これはダメというのでは利便性の向上どころか不便になってきているように思います。

ケアマネの立てたプランに載っていている内容以外は望まれていないのだから行ってはいけない、行っても加算は取れないという流れになってきているようです。
以前のように、みんなで楽しくレクや体操をしてというのでは、たとえ利用者様が楽しめ満足されてもダメだということです。
デイでの過ごして頂き方も考えていかなければいけない時期になってきているようです。
実際は日々の業務におわれ、改革は難しいところなのですが…

集まりは結局2時間近く、内容はそれ以上のものだった気がしますが。
最後は施設見学をさせてもらい解散となりました。

そぅそぅ、椅子に座りっぱなしでメモを取り取りの会議が終わった後、ふと見ると右手が紫色っぽくなっていることに気づきました・・・何でだ?
会議で、後頚部や右肩、背中の張り(こり?)が強くなって辛いことはあるけれど、こんなのは会議後では初めて。
もう1年半以上前、研修に行った先のデイサービスで両手を垂らした姿勢で長めに立っていたときに、そんなことがあったような記憶があるけれど・・・そのときも1回きり。
今回も、時間が長くなるにつれて後頚部や背中は少し辛くなってきてはいたけれど・・・
しかも、手の色の変化は会議が終わった頃に気づいたんだけど、終わって見学へと立ち上がろうとしたときに、右足が何だか変な感じがして少し立ち上がるのがしんどかった。
テーブルに手を着いてよっこいしょという感じ(苦笑)

同じような姿勢を長時間続けたのが悪かったのか?
それとも他に何か原因となるようなことがあったのか?
ひとまず、手の色の変化も足の変な感じも立ち上がり動き出して少しして治まった。
いったいなんだったのだろうか?

それはさておき、これからはデイへの風当たりも厳しくなってくるのかなぁと思う。
そんな中、こういった横のつながりも必要になってくるものなのかもしれない。
今回集まった事業所さんのなかには、同じ法人から2事業所あるというところが1ヶ所あった。
でも、同じ法人内でさえ、同じ市内の少し離れた場所にある事業所同士での情報交換はないとのことでした。
今はまだ、それぞれがそれぞれに、模索しながらやっているというのが現状なのかも知れないとも思う。

今後、場所は持ち回りで、とりあえず月1のペースで開催されることになった。
どんな話合いがこれからなされていくことになるのかはまだまだ分からないけれど、
こういう集まりもあっていいものなのかもしれないと感じた。

事業所めぐり

2007-04-17 19:55:28 | 福祉について
午後から居宅介護支援事業所さんへの営業に回ってきました。
市内の事業所を中心に今日は9ヶ所。
車でぐるぐる44キロ・・・ちょっと疲れますね(苦笑)

パンフレットと申込書、空き状況の用紙と、今月からご家族様向けに発行を始めたデイサービスのお便り(学級通信みたいなもの)とを持参して。
営業は実はあまり得意ではないので、何回行っても緊張してしまいます。
相手もプロですから・・・余計に。しかも私よりいろいろ知ってる。

でも、9ヶ所回っても、実際にケアマネさんと話ができたのは4ヶ所だけ。
あとは訪問などで外に出てしまっていて不在。ケアマネさんも忙しいですから!
不在のところはまたそのうちお伺いしようかとは思いますが、とりあえずいらっしゃった事務の方などに資料だけ渡していただけるようお願いしてきました。
まずは足跡だけでも残して・・・というわけです。
ケアマネさんは訪問をはじめ、外回りで忙しいので不在なのも予測して準備したメッセージの用紙を付けて。
私も介助に入っているのでいつでも動き回れるという状況にないですしね。

ケアマネさんとお話ができた事業所さんのうち、うちのデイに利用者様を一番紹介を頂いているところがありました。
ある程度増えるまでが大変なのよね。と。
そうなんですよね・・・人数が少ないと入りずらいっていうか。
でもそのケアマネさんは少人数だからこそ良いところもあるとおっしゃってくれました。
うちのデイは、定員いっぱいにきても15名です。
大きなデイでは埋もれてしまうような方も、一人ひとりとしてみることができる。

特色を出すと良いとも。
うちのデイも今いろいろ検討中です。
うりにできるものがあるっていうのも大切ですよね。きっと。
頑張ろう。どんなことができるだろうか。
いつか、いっぱいで待ちが出るような日が来ることを目標に。
でもとりあえずは、少しでも稼働率アップ!!
理事会でもデイの足の引っ張りは、取り上げられてしまっているので(汗)

まずは今いらっしゃっている利用者様に満足のいくサービスを。
そして、そこからまた、広がっていくといいな。
まずは外回りもそのための一歩。
近いうちに営業区域の近隣の市も回らないとです。

いばらき医療福祉研究集会

2006-11-23 23:53:36 | 福祉について
今日は仕事はお休み。
9時ごろに家を出て、行ってきました・・・
「第19回 いばらき医療福祉研究集会」。

大学の時に行った以来2回目。
その時は授業のいっかんで課題発表等を聞いてのレポートの提出が課されていました。
毎年会場になっているのが私が卒業した大学なのです。

いやぁ~。大学に行くのは卒業式ぶりです。
かなり久しぶりなので、変わらぬ風景や教室に懐かしく感じました。
卒業生とかで知っている人とか来ているかなぁと、ちょっと思っていたのですが今日は見かけなかった・・・人が多かったからいても気づかなかったのかもしれないけれど。

その代わり?といってはおかしいですが、営業?で尋ねたことがあるケアマネが座長を務めていたり・・・
けっこう職場周辺の施設や病院の人も来ていたようです。
協力病院になっているところの理事長も見かけました。

っと話は脱線ぎみになってしまいましたが・・・
今日は行ってみて良かったと思います。
直接デイサービスで活用してどうこうというものではありませんが、施設で仕事をしていく上で参考になる内容も沢山ありました。

サービス利用時の活動を通して、利用時に限らず自宅でも生きがいをもって、落ち着いて過ごして頂くためには、利用者様に「役割をもってもらう」ことも大切なようですね。
自分の役割をもらいそれを行うことで自分の存在意義を見出し落ち着くというケースもあるようです。
他にも沢山、様々な課題発表があり、そういう考え方もあるのか!と思うことがあったり、とても勉強になりました。

また、記念講演の中ででてきた「デイホスピス」も興味深いものです。
これまで、ホスピスと聞いて思い浮かぶのは、私の中では入院ホスピスだけでした。
緩和ケアは最近とても注目され、重要視されてきています。
上手くガンの疼痛と付き合いコントロールし、QOLを高めた生活を送る、それは大切なことだと思います。
以前は(今もまだ根強いようですが)、モルヒネなどを使いガンによる疼痛を上手くコントロールすればまだまだ日常生活も楽しく活動できる可能性がある方でも、治療優先で緩和ケアはおざなりに、痛みを我慢しての治療が主だったようです。
それにまだ、モルヒネなど麻薬の鎮痛剤を使うと依存症が出るという誤解も強いそう・・・適切な量を使用した場合リスクよりも生活の向上のほうがよほど上回るのに。
実際、疼痛コントロールをしながら仕事をしたり、子どもの行事に参加したりと、していることで社会に参加できているという方も多くいらっしゃいます。

本来なら治療と緩和ケアはあるときを区切って切り替えるものではなく、どちらも平行して行ってこそ患者さんのQOLを高められるというものです。
デイのホスピスがあれば、入院するほどではないけれど、全くの自宅生活では不安があるという人でも、とりあえず空きがあればという感じでショーステイを利用する人すらいます。
デイに通うことができれば、入院と在宅の合間あたりにいる人たちが通所を利用しながら在宅生活に慣れたりということも可能でで。

理想と現実・・・実践するにはどうしても難しい内容もありましたが、いろいろ参考になるお話を沢山聞くことができました。

今日は大学時代にお世話にたったK.S先生とT.Y先生を見かけました。
ひさかたぶりに会う懐かし場所で懐かしい顔も見かけることができました。
研究室に寄ってちゃんと挨拶ぐらいしてくればよかったかしら??
友達が一緒だったから、流れで帰ってしまったけれど。
今更ながらちょっと反省・・・。

介助・声かけ・見守り

2006-11-07 23:02:46 | 福祉について
たまには真面目な話を・・・(笑)

昔は出来ないところを介助し、補う介護が行われていた。
場合によってはできるところまで手伝ってしまっていたようだが・・・
そのせいか、昔から介護職として働いていた人の中には、どうも手出しが多いように感じられる職員がいる。

恐らく「待つ」ことができないのだ。
効率重視で、ゆっくりならば出来る人のこともさっさと手を出して手伝ってしまう。
出来ることは自分でやってもらうようにと話をしても、ついつい手を出してしまう。
どうもそういう人は介助をすることを仕事だと思っているふしがある。

今の時代の考え方はそうではない。
ICFの考え方なども入ってきて、できるところは出来るだけ自分で行ってもらう。
使える機能を伸ばして、できるだけ生活を自立させる。
そして「生活の質」を上げていく。
「いかに生きるか」が問われる時代になってきたのだ。

その人のできる部分を見極めることは非常に難しい。
無理だろうと思っていたことが出来ることがあるし、これぐらいならできると思ったことがとても難しい場合だってある。

先日、デイサービスの利用者で、生活の全てにおいて全介助という情報で来ていた利用者が、こんなことも出来るんだという発見があった。
その方は、車いすでの姿勢の維持も難しく、調子の悪い日はからだが右に傾いてしまう。
リハパンを使用し、入浴は機械浴ではなく個浴で対応しているが2人がかり。片足と片手に多少力が入るので、それで気持ち足を踏ん張ったり、手すりをつかんだりしてもらうという感じです。
会話もこちらから話しかければ単語で返ってくるという程度。
食事も全て食べさせるという状態だった。

ところが、である。
ある日の帰りの送迎時、その方が自ら言葉を発した。
誰も話しかけていないのに・・・職員も驚いたと言います。
最近、利用時の表情も明るく、笑顔も多く見られるようになってきて、冗談に冗談で返してくる(単語でですが)ことがありました。
でも、自分から話したのはこれが初めてです。

そして、また別の日のおやつのとき。
今まで情報で頂いていたように全て介助者が食べさせている状態でした。
たまたまおやつにパンケーキのようなものが出たとき、介護員の一人が小さく切ってフォークをさしたものを手渡してみた。
そうしたら、職員が軽く手を添えてではあるが、自分で口に運ぶことができたのだ。
介護員も驚いていた、いつも食べさせてもらっている状態だったのに、自分から食べようとする行動がみられた。
その後、昼食時にパンが出たとき、小さくちぎって手渡すと、それをまた口に運ぶことができた。

利用開始のころには想像もしていなかったこと。
表情も明るくなり、言葉も増えてきた。
機能の向上の見込みあり・・・である。

大きく向上させることは難しいことだと思う。
でも、少なくても今の状態を維持し、できることなら少しでも向上させていければと思う。
それが利用様や家族にとって、きっといいことだと思うから。

だひとつ、痛いのは・・・
状態が良くなって要介護度が軽くなると、介護保険対象部分の料金が安くなり事業所の収入が減ること。
う~ん、世の中なかなか難しい。

とはいえ、そこは利用者様のため、そんなことを気にしていては良いサービスはできません。
機能は向上させたいけど、介護度が軽くなっては・・・なんて考えてたら、利用者のためにはならないですから。

市は機能向上をしてできるだけ介護度を軽くしていきたい、あわよくば介護保険から卒業させたい(要介護から要支援へ、要支援から自立へ)と考えてる様子。
他の市町村よりもICFには力を入れているんですよ。

我がデイサービスも、利用者様のよりよい生活のため、頑張っていかなければと思う。

「やること」と「できること」

2006-08-21 23:22:41 | 福祉について
デイサービスに新規の利用者様が1名今日から入った。
とはいっても、うちの施設のショートステイを利用していた方。
なので、顔は良く知っているし、お話したこともある。

今日はサービスの提供を始めるにあたって、居宅介護支援事業所のケアマネさんと現在利用している別のデイサービスの方と、うちのデイサービス職員が参加しての担当者会議。既に利用しているデイサービスとこれから利用を始めるうちのデイでサービスをある程度統一するための会議です。

その方が現在利用されているデイサービスはそんじょそこらのデイケア以上にリハビリ重視の施設。デイサービスとしてはめずらしく、PTやOT、STなどリハビリの専門家も日替わりでいるような施設。

うちの施設には今のところ専門家はいない。リハビリをやるにしても介護員や看護師が行っているのが現状である。デイサービスや特別養護老人ホームではよくある状況なのですがね。

今日から利用開始をされた方はやればけっこう何でも自分でできる方だそう。ただ、受け身なところがあり、手伝ってもらえるならば手伝ってもらいたいという気持ちが強い。実際、車いすも自分でこげるのに、近くに介護員がいると手伝って欲しそうにする。既に利用しているデイの方によると、やってくださいねと言うと、嫌そうな顔をするとのお話。でも手伝ってもらえないと分かると自分で頑張るそう。

ご自宅での生活を考えると、できることは自分でする、できることを少しでも増やしていく、というのが理想だと思う。少なくとも今できることはできる限り維持していかなければならない。介助する側も、できることは自分でやってもらうようにした方が良いということは分かっているはず。しかし、ついつい手伝ってしまったり、余計に手出しをしてしまったりする人もいる。どうしても一つのことをやるのに時間がかかる利用者様を待つことがじれったいのかもしれない。

でもそれでは決して利用者様のためならず、利用者様の能力をつぶしてしまうことになりかねない。もちろんどうしたってできないことはあるのでそこは介助する必要はある。しかし、介助をする者にとって、動き回り手伝うことだけが仕事ではない。危険がないように見守ったり、自分でできるように声をかけたり、ときには焦らせず待つことも大切な仕事なはずである。

実際にはやればできるに、やってもらえるならやって欲しいという思いがある方・・・やってもらったそのときは楽でいいかもしれない。介護員も介助している、仕事しているという気にはなるだろう。しかし、後々一番辛いのは利用者様自信であることを忘れないようにしなければならない。

自分でできることでも、手伝ってもらい自分でやらなくなってしまうと、いずれ自分ではできないことになってしまう。そうなるとできていた日常生活もできなくなってしまうし、好きだった趣味もできなくなってしまうことさえある。

利用者様のことを第1に考えるのなら、多少冷たいようでもできることは声かけなどで促し、できることはできるだけ自分でやって頂くようにすることが大切である。

今日の担当者会議で、その利用者様が既に通っているデイの方のお話を聞いていて改めて考えさせられた。職員にとっては手伝ってしまうことのほうがもしかしたら楽なのかもしれない。でもそれではいけない。通所という限られた時間の中で、一人ひとりが持っている能力を見極め、本人が「やること」と「やらないこと」ではなく、「やればできること」と「頑張ってもできないこと」をきちんと把握した上で援助をするようにしなければならない。

福祉用具レンタル

2006-07-10 22:26:19 | 福祉について
介護保険サービスの中に福祉用具貸与というのがある。
これは、要介護度によって決められている月々の限度額の範囲内で、実際にかかった費用の1割の自己負担で福祉用具が借りられるというもの。

レンタルの対象となるのは次の12品目。
①車いす
②車いす付属品(クッション、電動補助装置など)
③特殊寝台(介護用ベッド)
④特殊寝台付属品(マットレス、サイドレール、スライディングボードなど)
⑤床ずれ防止用具
⑥体位交換機
⑦認知症老人徘徊感知機器
⑧移動用リフト(つり具の部分を除く)
⑨手すり
⑩スロープ
⑪歩行器
⑫歩行補助つえ

要介護2~5の方はこれらのものが必要に応じて1割負担でレンタル利用することができる。

しかし、要介護1と要支援1・2の方は「福祉用具貸与」ではなく「介護予防福祉用具貸与」ということで、この中の⑨~⑫の4品目しか介護保険サービスで借りることができない。4月の介護保険改正によりこのように変わった。

確かに要介護度が軽いこれらの人たちにとって①~⑧のものは使う必要がないものが多い。しかし、特殊寝台が借りられないということで問題になる方は多いようだ。

在宅生活をする環境を整えるための福祉用具貸与。だがベッドが借りられないことで、在宅生活での自立度が下がってしまう方もいる。

例えば、ベッドで手すりがあれば立ち上がりが自分でできるという方。要介護1や要支援の中にもこういった方はけっこういる。中には立ち上がってしまえば杖なしでも歩けるのだが、立ち上がりがなかなか難しいというような方もよくいる。

保険者の方からしてみれば、特殊寝台ではなく普通の市販のベッドではだめなのか?それでも対応できるのでは?という見方があるようだ。確かにこれまで特殊寝台をレンタルしていた方の中にはそれでも問題ないという方も多くいると思われる。しかし、高さ等を調節できない普通のベッドでは起き上がりや立ち上がりが困難という方も実際にはいる。

要介護1と要支援1・2の方は一律借りられないというのはいかがなものなのだろうか?
4月の改正前まではケアマネージャーが必要と判断し、プランに組み込めばレンタルすることが可能だった。
もちろん、そう簡単に誰でも要介護度があれば借りれるというものでなくてもいいと思う。

けれど要介護度が軽い方たちでも中にはそれを必要としている方もいる。
だから、一律基本的に利用できないというのではなく、もっと必要性があるかどうかの審査を厳しくするような形ででも利用可能の可能性を残してもいいのではないかと思う。