“全力を出せない”ということ

　ＮＨＫ総合ＴＶの番組「ミラクルボディー」を見た。

　色々教わることがあったが、世界最速の男パウエルが、何故大き
な試合では勝てない（＝力を出せない）のかを、筋肉の動きで解説
していた。
　つまり、時間の経過に沿って交互に働く（縮む）べき筋肉が同時に
働いてしまうので、本来の動きにブレーキを掛けてしまうのだ。

　それも脊髄を介するだけの反射なら良いのに、考え過ぎたり不安
に駆られてしまう為に、頭迄行ってしまうことによって、本来の筋肉の
動きが出来なくなるのだ。

　よく云う“アガる”現象も同じことなのだろうが、“全力を出せない”と
いうことを明確に、具体的に示して貰えたのは有り難い。

　これを防ぐ、或いは軽減する手段として「活元運動」が有効であるこ
とは、無論云うまでも無い。
　活元運動の紹介、普及にこれからも努めたいと、改めて思ったこと
である。