体温の高低と免疫力の関係については、よく指摘されるが、体温を上げる方法として、例えば運動するとか入浴をするのが良いと云う記事は、たいていの人が目にしたことがあると思う。
しかしそれらの方法は、運動している時や入浴中の体温を上げるのであって、普段安静にしているときの体温が上がるわけではない。
誰でもそんなに頻繁に運動や入浴に時間を費やすわけにはいかないし、第一体力がもたない。
然し、普段安静にしているときの体温を上げなければ、あまり意味がないと思うし、“体温を上げる”という言葉の正確な意味は、“安静時の体温を上げる”ということであると思う。
その意味で考えると、“こうすれば体温が上がる”という確かな方法というのは、殆んどの人が思い当たらないのではなかろうか。
せいぜい、「ネギやニンニクを普段から摂っていれば、多少効果があるかもしれない」程度のことではなかろうか。
しかし実際は、“安静時の体温が上がった”という例はある。
私自身、その人に言われて驚いたのだが、整体をさせて頂いている人から「体温が上がりました」と言われたのは、もう2〜3年も前のことである。
70代後半の男性で、活元運動もあまり動かない、はっきりいってそんなに敏感な身体とはいえない人である。
ただ毎月1度、欠かさず来られる人である。
その人の曰く、「実は僕は、ずっと体温が低くて、35度8分か9位だったんだけど、整体を受けるようになってから少しずつ体温が上がって、最近は36度3分になったんですよ」
「生活の中で、食事とか散歩とか、他の事はずっと同じで、低体温はずっと変わらなかったのが、整体を受けるようになってから少しずつ上がってきたので、これは整体のお陰じゃないかなと思うんですよ」と言われる。
そんなことを言われたのは初めてであり、失礼ながらお若くもないので、正直驚いたが、とても嬉しいお言葉であった。
ただ整体によって、その人の何が変わったために、体温が上がるという変化が起きたのか、はっきり分からない。
D7,8(胸椎七番、八番)が絡んでいるとは思うが、1人の身体でどうこう言うのは無理である。
たくさんの同じ症例の人の身体を観察して、何処がポイントなのか、突き止めたいとは思うが、別に体温に焦点を絞って整体をさせて頂いているわけではないので、難しい。
先日もYouTubeで、年配の男性医師が、放射線や抗がん剤などに頼らず、ガンを治癒する方法として3つを挙げていた。
1つは、糖質やブドウ糖をなるべく摂らないことで、今や常識ともなっていることである。
2つ目は、細胞の形が残っているものを食事として取り入れることで、言い換えれば、加工食品はできるだけ避けるということである。
そして3つ目が、この体温を上げるということであった。
しかしその医師の、体温を上げる方法というのは、運動や入浴をするという、それを行っている時だけ体温が上がる方法で、本当の意味で体温を上げる方法とはいえないものだった。
では、活元運動はどうだろうか?
活元運動に、免疫力を高める効果がある事は、疑うべくもないが、それで低体温という体質が変わったという話は、直接的にもまた間接的にも聞いたことがない。
体温が上がることが免疫力の強化につながるという事は、医学的にも生理学的にも常識であり、そういう人は活元運動をしている人たちの中に、きっと何人もいる筈であるが、その人たちの身体に、共通した要素があるに違いない。
現在低体温である人、または過去に低体温であったが現在は普通(36度4分または5分)だという人がいたら、より注意して観察していきたい。
今の若い人や子供たちに、低体温が多いと聞くが、その人たち自身にとって困った問題であることはもちろん、将来の日本にとっても由々しい問題である。
そもそも、なぜ低体温の人が増えたのかという原因も分かっていないようで、それを解明することが、低体温という症状の改善に役立つであろうことは勿論であるが、症状を改善する研究と連携して、お互いに情報を交換し合えば、より早く改善策にたどり着けるだろう。
西洋医学や東洋医学の世界でも、それぞれにこの問題が研究されているであろうが、整体の立場からも何とかして解明したい問題である。
しかしそれらの方法は、運動している時や入浴中の体温を上げるのであって、普段安静にしているときの体温が上がるわけではない。
誰でもそんなに頻繁に運動や入浴に時間を費やすわけにはいかないし、第一体力がもたない。
然し、普段安静にしているときの体温を上げなければ、あまり意味がないと思うし、“体温を上げる”という言葉の正確な意味は、“安静時の体温を上げる”ということであると思う。
その意味で考えると、“こうすれば体温が上がる”という確かな方法というのは、殆んどの人が思い当たらないのではなかろうか。
せいぜい、「ネギやニンニクを普段から摂っていれば、多少効果があるかもしれない」程度のことではなかろうか。
しかし実際は、“安静時の体温が上がった”という例はある。
私自身、その人に言われて驚いたのだが、整体をさせて頂いている人から「体温が上がりました」と言われたのは、もう2〜3年も前のことである。
70代後半の男性で、活元運動もあまり動かない、はっきりいってそんなに敏感な身体とはいえない人である。
ただ毎月1度、欠かさず来られる人である。
その人の曰く、「実は僕は、ずっと体温が低くて、35度8分か9位だったんだけど、整体を受けるようになってから少しずつ体温が上がって、最近は36度3分になったんですよ」
「生活の中で、食事とか散歩とか、他の事はずっと同じで、低体温はずっと変わらなかったのが、整体を受けるようになってから少しずつ上がってきたので、これは整体のお陰じゃないかなと思うんですよ」と言われる。
そんなことを言われたのは初めてであり、失礼ながらお若くもないので、正直驚いたが、とても嬉しいお言葉であった。
ただ整体によって、その人の何が変わったために、体温が上がるという変化が起きたのか、はっきり分からない。
D7,8(胸椎七番、八番)が絡んでいるとは思うが、1人の身体でどうこう言うのは無理である。
たくさんの同じ症例の人の身体を観察して、何処がポイントなのか、突き止めたいとは思うが、別に体温に焦点を絞って整体をさせて頂いているわけではないので、難しい。
先日もYouTubeで、年配の男性医師が、放射線や抗がん剤などに頼らず、ガンを治癒する方法として3つを挙げていた。
1つは、糖質やブドウ糖をなるべく摂らないことで、今や常識ともなっていることである。
2つ目は、細胞の形が残っているものを食事として取り入れることで、言い換えれば、加工食品はできるだけ避けるということである。
そして3つ目が、この体温を上げるということであった。
しかしその医師の、体温を上げる方法というのは、運動や入浴をするという、それを行っている時だけ体温が上がる方法で、本当の意味で体温を上げる方法とはいえないものだった。
では、活元運動はどうだろうか?
活元運動に、免疫力を高める効果がある事は、疑うべくもないが、それで低体温という体質が変わったという話は、直接的にもまた間接的にも聞いたことがない。
体温が上がることが免疫力の強化につながるという事は、医学的にも生理学的にも常識であり、そういう人は活元運動をしている人たちの中に、きっと何人もいる筈であるが、その人たちの身体に、共通した要素があるに違いない。
現在低体温である人、または過去に低体温であったが現在は普通(36度4分または5分)だという人がいたら、より注意して観察していきたい。
今の若い人や子供たちに、低体温が多いと聞くが、その人たち自身にとって困った問題であることはもちろん、将来の日本にとっても由々しい問題である。
そもそも、なぜ低体温の人が増えたのかという原因も分かっていないようで、それを解明することが、低体温という症状の改善に役立つであろうことは勿論であるが、症状を改善する研究と連携して、お互いに情報を交換し合えば、より早く改善策にたどり着けるだろう。
西洋医学や東洋医学の世界でも、それぞれにこの問題が研究されているであろうが、整体の立場からも何とかして解明したい問題である。
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