活元運動をお勧めする、整体師のブログです

体は自然の一部であり、季節ごとに特徴があり、調整点が異なります。

八月の身体

2020-08-03 11:09:00 | 季節の身体
長い梅雨が終わりようやく暑い夏がやってきました。
70年の観測史上初めて、台風のない七月だったようですが、今月に入って早速二つ発生しています。

日頃は健康に自信があると自負していた人たちも、新型コロナ肺炎(武漢肺炎)には対処できず、心が萎縮してしまっている人も多いようですが、“健康”とは何かを改めて考えるには良い機会だと思います。

今から約160年前、当時まだ原因も治療法も判らなかったコレラが日本にやってきました。
種痘を普及させることに尽力した緒方洪庵等が、またも収束に努力しました。 
世界中の状況や情報がすぐに手に入る現代とは比べようもありませんが、治療法が確立していなかった事は、現代と同じです。
ヨーロッパでは多少効果のあったらしい方法も、日本では効果がなかったようです。
当時は当時なりの風評被害や過敏な反応がおそらくあったのでしょう。
これから先も、いつなんどき訳のわからない疫病などがまた流行しないとも限りませんし、多分また同様のことが起こるのでしょう。
頭を過敏にせず、まずは呼吸を静かに整えて、落ち着いて対処したいものです。

またついでに、利点ばかりが強調されがちな5Gについても、電磁飯による身体への害も考えるべきです。
スイスなど安全性に問題があるとして導入していない国がいくつもあり、また健康被害が多くなりそうで割りに合わないということで、ロイズなどは5Gによる被害を保険の対象から外しています。

コロナの影響でジムなども行かなくなり、また学校のクラブ活動なども制限され、汗をかく量が減っている事は残念なことです。
熱くなり汗をかく時期になれば元気になる七種や八種の捻れ体癖の人も、運動の制限される社会状況は辛いものです。

八月は、頭を使うことが好きで頭がよく働く、一種や二種の上下体癖の人は、血行障害に注意すべき時期です。
八月の終わり頃になると、H5(頭部第五)が横に広がり、集中できなくなります。
H5を調整し、さらに頭部全体を調整します。
またH2(頭部第二)からH3(頭部第三)にかけて、左右で高さが違ってくることが多くなるので、よく観察します。
寒い時期とは逆で、高い方を愉気して広げ、左右を均等にすることで、頭がよりノーマルに働くようになります。

腰部活点を操法すべき時期ですが、呼吸活点を使う場合はダブらないようにします。

汗をかく事は良い事ですが、背中が汗で濡れたまま冷房や風で冷やさないよう注意が必要です。
汗の内攻で、眠くなったりだるくなったりする元になります。
不注意に冷やしやすいのは首や肘ですが、首の冷えは頭部の血行不良や頭痛、また肘の冷えは頭がうまく働かない原因になります。
“八月の身体”は、本来食欲が出るのが正常で、エアコンの中で涼しく過ごすばかりより、多少『暑さの中で過ごしたい』と感じるのが正常です。
適度に動き、汗をかいて快適に過ごしましょう。