こ と の 端

散文でロジックを
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増 幅 電 力

2014-10-12 07:26:20 | Weblog
原発は無くてもよい

寧ろ

無い方が

もっと

よい

原発がkすべて消えたとしても

電力不足は起きない

これは既に

日本で

実証されている

事実


燃料代が多少上がったところで

放射性廃棄物の処理や

被爆汚染物を

除染するための費用を

上回ることは

ない


電気は増やして使うもの

というのが電力業界の鉄則

電信柱を繋いでいる低圧の配電線や

鉄塔が結ぶ高圧の送電線などは

変圧の過程で

電流を

制限なく

増やすことができるようになっていて

電気エネルギーを

増幅して生み出せる

そんな仕組みが既にできている


配電線は

その源流部に末端の変電所があり

そこから先には

熱による電力発生装置

と思しきものは

見当たらない


つまり発電機なしで

電力輸送を果てしなく行える

というシステムが成り立っている

その秘密はトランスにある

トランスは変圧するためだけのものではなく

誘導電流を生み出す

という能力をもっている

このため

誘導電源という名称で呼ばれることがある


要するに

電力をリサイクルする仕組みが

トランスには内臓されていて

それを人知れず活用することで

電力会社の収益が高められている

という訳


東電の収入の80%は

この住宅地に張り巡らされた

配電系統が生み出している利益

であることを意味する

いわゆる家庭で使うための

電灯用電力であり

残りの20%が

産業用電力に属する利益からのもの

とされている


50ヘルツの周波数をもつ

東日本エリアの交流電流は

配電系統を流れる時

その電圧は

6600ボルトに統一されている

60ヘルツのエリアなら

7700ボルト


これは発電機の回転数によって

自動的に決まること

毎分3000回転する電源は

毎秒50回の頻度で

磁石の極性を切り替えている


起電力というものは

「磁束密度と磁場変化の割合」で決まっており

回転数は磁場変化の量を規定する

この回転数の設定が

周波数の違いとなり

起電力に差をつけている

6600ボルトと7700ボルトとの

電圧を帯びた電流が担うその差は

磁場変化する量の違い

からきている


電流と電圧とを掛け合わせたものが

電力であることから

家庭で使う電気は

おしなべて100ボルト(平均)と決められており

この電圧を安定的に供給する目的で

電信柱の上には

減圧するためのトランスが乗せられている

6600ボルトで1アンペアの電流は

100ボルトなら

66アンペアまでに電流を増やすものとなる

減圧と昇圧を適宜組み合わせていくと

遠くの町まで電源なしで

または誘導電源のみで

電力を輸送することができるのだ

つまり

地下資源を必要としない電流発生法

を電力会社は活用している

これが業界全体の労働賃金を

優れて高いものにしているその理由


発電効率に注目するなら

60ヘルツの交流電源の方が

より高い

この事実が

配電系統の電圧の違いからも

よく見えてくる


配電系統では末端の変電所で

減圧分岐させた電流を

どこまでも

延々と繋いでいき

終点がどこかを知ることが

できないほどの広範囲に

電気エネルギーを

安定的に供給することが

効率よくできている


その役割の重要な一つを果たしているのが

トランスという名の電気工作物だったのであり

リサイクルする機能を分担しているものが

変成器という名で呼ばれている同様の電気工作物だった


この両者は外見がそっくり同じであるため

見分けることができない

だが

電柱に複数のトランス様のものが乗っており

それが一本の電線で繋がれている場合には

接続されている下流側にあるのが

変成器ということになる


変圧器は減圧することによって電流を増やし

(例えば6600ボルトを66分の一である100ボルトに落としたとき、電流が1アンペアから66アンペアへと逆に増えている事実)

変成器は高圧側の電流を昇圧することで

繰り返し賦活させ

励磁能力を何度もリサイクルしながら

励磁電流から

誘導電流を常時導いて

再利用することが

できる仕組みが世界中で機能している


問題はこのメカニズムが

一律に

秘匿されているということにある



この方式が配電系統を

どこまでも

延々と

延伸させることを許し

電力の供給を

発電機なしで行うことを

可能ならしめている


たった一つしかない最終変電所にある電源から

変圧器と変成器とを経て

高圧側の一次電流を繰り返し再生させながら

その励磁電流が生む誘導された消費電流を

アンペア契約の範囲内で随時発生させ

制限なく生み出し続けることが

うまく成り立っている


電磁誘導の法則を活用すると

電流が増やせることは

自明の理

業界の秘密主義が国民に

意味のない節電を強いて

自らの得べかりし利益を

国民に電気製品の利用を減らすよう求めたことにより

売り上げの減少という結果を導き

失った利益を国民に

別途補填するよう

国会を通じて密かに仕向けてきた

度重なる電気料金の値上げは

自作自演のマッチポンプを

実例として記録へと残した


電力料金の値上げの背後には

燃料費の高騰以外に

業界の秘密主義による損失補填

という表に出ない失態

が蟠踞している


業界がこのところ

節電するよう国民に殊更求めることがなくなったのは

それが直接の不利益でしかない

ということを意識したその後のこと


原発がなくても

電力不足に陥らないようにする方法は

いくらでも

ある


それを敢えてやってこなかったのは

核エネルギーに対する一部国会の執着が

圧力となって業界にかけられていたからなのだ

原発が総合コストで劣った電源であることは

当事者である電力会社が最もよく知っている

その業界を従わせてきた隠然たる勢力が

霞が関と永田町に

今なお

跋扈している

という経過の事実が

いらない原発を再稼働させようと謀らせ

また

原発増設工事の再開

を急がせてようとしてもいる


電気は増やして使うもの

この単純な事実は

道を歩いているとき

見上げた目に

すぐ映しだされていた


配電線には

どこまで行っても

発電装置など見当たらない

この事実は

化石燃料に頼らずとも

電気エネルギーの確保には事欠かない

というメッセージ

になっていた


再生エネルギーをどんなにたくさん増やしたとしても

外部電源からの電流の逆流は

危険なだけ

電流同士の衝突は

スパークを伴った爆発を生む

台風や竜巻などで接地線を失ったトランスが

このような現象を容易に引き起こすものとなる

ニュースやドキュメンタリーの記録で

誰にでも

見覚えがあるだろう


トランスが接地線を失うと

電磁誘導の法則から

逆起電力がそこに生じる

それは

磁場変化を打ち消す方向に流れる電流を

即座に誘導する

という結果を導くものとなるからだ


励磁電流に対して逆向きに流れでる電流の唐突な発生は

トランス内部で

逆方向に流れようとする電流を

互いに与え合う

という結果を生む

これは

電流同士の正面衝突を意味するもので

相互誘導と呼ばれている


再生エネルギーを業界が取り込めないのは

それが有効利用できないものであることを

よく知っているからなのだ

再生エネルギーの有効利用が可能であったのなら

電気料金は上がらずに

逆に減っていなければならなかった

原油とガスを燃やす量が減るのだから

地下資源を輸入するコストは

当然下がっていなければならない

二酸化炭素の排出量も

同じ量だけ減っていなければならない


現実は

この逆

温暖化対策のすべてはそれ故に無効となり

有効需要の創出には繋がっていなかった


有効需要の不在は経済を失速させる


経済の低迷はこのようにして強制され

核にこだわる国会の成員一人ひとりによって

日本経済の復興が

長年に亘り阻まれていた

という粗末な結果を国民に与えていた


国会の判断が賢明さを取り戻すなら

財政の健全化は

経済復興の勢いが増すに伴って

自動的に早まる

消費税を亡くしてしまうことさえ

できるだろう

税収を上げるために

税率を引き上げる

という方法は

まさに愚の骨頂

税収をたちまち減らして

景気の低迷を一層加速させるものとなるばかり


誘導法則を正しく知り

それを活用することができるなら

エネルギーの安全保障政策のすべては

その意義を失う

電気は需要地で

勝手に作ることが簡単にでき

地下資源がなくても

十分に

実現することが可能なものとなるからだ


高圧化する必要がなければ

送電線と鉄塔は共に不要

自家発電システムを工夫することによって

必要な電力を誘導発生させる方法が

宇宙に

前以て

組み込まれていた


めでたしメデタシ
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