日本の人口は
この先
も
更に減り続ける
国家の財政収支は
従って
悪化の一途を辿り
じり貧状態へと突き進む
恒産が失われた国に
成長は
ない
財政支出の在り方そのものを
遥か昔に
見直さなければならない事態を迎えていたのだが
何年たっても
この国に危機感はみられない
百年の大計どころか
中期計画さえ行われていない
というのが現状なのだ
翌年を対象とする短期計画案さえ
内在する欠陥を放置する態のものに止まっている
この現状に
日本の本質が
もののみごとに凝縮されている
人口の減少は税収の低下を誘い
年金の分野では
支出だけが増加していくという経過を辿る
国民の収入は
時と共にゆっくりと減っていく
経済を再生する有効な対策は
何一つ実施されておらず
国を劣化させたという結末だけを
現実に
残すのみ
一連の経済対策は
おしなべて一過性の効果しかなく
今以てその状態を続けているというアリサマ
この国に政策と呼ぶべき認識の集合はなく
対症療法を施して
好し
とするのみであった
単なる弥縫策に過ぎなかったのだが
大方の同意を得て
政策となっていた
結果として国民は日々
貧困に苦しむようになり
経済はデフレスパイラルへと落ち込んでいった
円高が重なったことによって
輸入品の価格は一層下がり
デフレを強化するという
望ましからざる結果が
生み落とされた
悪い時には悪いことが重なるものなのだ
経済を浮揚させなければならない時に
増税しか対策がない
と指導者たちはすっかり思い込んでいる
状況をこれほどまでに悪化させた事の次第を
知るには
日本経済から流動性の厚みを奪い去っていったものの正体を
国は自らの手で
速やかに調査する必要があった
とるべき措置を怠って
既存の枠組みを
ただ保守しようとしていた事実が
記録にある
国が陥ったこの窮状には
訳がある
傷口を縫合せずに
輸血をひたすら続けていったら
どうなるのか
という
単純な見通しすら持たずに
平然と過ごしていた長い過去がある
信じがたいほど拙いレベルの経過が
日本という国に於いて
連綿として現出されていたこの事実
厳正な調査をせずに
予断と憶測とで
解決すべき課題を
安易に乗り切ろうとしてきたということが
この国を いま
まさに
追い詰めている
誤った判断は不正な対策を呼ぶが
正しい認識は有効解を連れてくる
法則は単純である
事実に拠れば
認識はそれと定まる
根拠の不確かな判断は
却って国を殺める
温暖化が止まらなかったこと
と
経済が行き詰っていること
との間には
明白な相関があるのだ
認識の齟齬を惹起させているその理由を探れば
病状の回復は早まる
出生率を変化させるのは
経済成長に伴う
将来展望が明確になったときに限られる
これまで続いてきたすべての政権は
需要の創出を金科玉条にして
貧困を手に入れてしまった
この現実から目を反らせてはならない
重要なのは有効需要の方だったのであり
ただの需要創出ではなかった
ということなのだ
只それだけのことである
この先
も
更に減り続ける
国家の財政収支は
従って
悪化の一途を辿り
じり貧状態へと突き進む
恒産が失われた国に
成長は
ない
財政支出の在り方そのものを
遥か昔に
見直さなければならない事態を迎えていたのだが
何年たっても
この国に危機感はみられない
百年の大計どころか
中期計画さえ行われていない
というのが現状なのだ
翌年を対象とする短期計画案さえ
内在する欠陥を放置する態のものに止まっている
この現状に
日本の本質が
もののみごとに凝縮されている
人口の減少は税収の低下を誘い
年金の分野では
支出だけが増加していくという経過を辿る
国民の収入は
時と共にゆっくりと減っていく
経済を再生する有効な対策は
何一つ実施されておらず
国を劣化させたという結末だけを
現実に
残すのみ
一連の経済対策は
おしなべて一過性の効果しかなく
今以てその状態を続けているというアリサマ
この国に政策と呼ぶべき認識の集合はなく
対症療法を施して
好し
とするのみであった
単なる弥縫策に過ぎなかったのだが
大方の同意を得て
政策となっていた
結果として国民は日々
貧困に苦しむようになり
経済はデフレスパイラルへと落ち込んでいった
円高が重なったことによって
輸入品の価格は一層下がり
デフレを強化するという
望ましからざる結果が
生み落とされた
悪い時には悪いことが重なるものなのだ
経済を浮揚させなければならない時に
増税しか対策がない
と指導者たちはすっかり思い込んでいる
状況をこれほどまでに悪化させた事の次第を
知るには
日本経済から流動性の厚みを奪い去っていったものの正体を
国は自らの手で
速やかに調査する必要があった
とるべき措置を怠って
既存の枠組みを
ただ保守しようとしていた事実が
記録にある
国が陥ったこの窮状には
訳がある
傷口を縫合せずに
輸血をひたすら続けていったら
どうなるのか
という
単純な見通しすら持たずに
平然と過ごしていた長い過去がある
信じがたいほど拙いレベルの経過が
日本という国に於いて
連綿として現出されていたこの事実
厳正な調査をせずに
予断と憶測とで
解決すべき課題を
安易に乗り切ろうとしてきたということが
この国を いま
まさに
追い詰めている
誤った判断は不正な対策を呼ぶが
正しい認識は有効解を連れてくる
法則は単純である
事実に拠れば
認識はそれと定まる
根拠の不確かな判断は
却って国を殺める
温暖化が止まらなかったこと
と
経済が行き詰っていること
との間には
明白な相関があるのだ
認識の齟齬を惹起させているその理由を探れば
病状の回復は早まる
出生率を変化させるのは
経済成長に伴う
将来展望が明確になったときに限られる
これまで続いてきたすべての政権は
需要の創出を金科玉条にして
貧困を手に入れてしまった
この現実から目を反らせてはならない
重要なのは有効需要の方だったのであり
ただの需要創出ではなかった
ということなのだ
只それだけのことである