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原因となるカビ「トリコスポロン」は、台所の床下など湿気が多くて木材が使われているところで生えやすく、浴室や結露が起きやすいエアコンの内部などでも発生する

2025-05-25 12:34:03 | COVID-19など感染症関連記事
梅雨の時期“カビ”による健康被害に注意 対策のポイントは? NHK 2025年5月25日 9時33分

まもなく本格的な梅雨のシーズンを迎えますが、この時期に発生しやすいのがカビです。専門家はカビによる肺炎などの健康被害に注意するよう呼びかけています。

乾いたせきや発熱…カビによる健康被害かも
千葉大学医学部付属病院では、感染症内科にカビによる健康被害の専門外来を設けています。

診察を担当する千葉大学名誉教授の亀井克彦医師によりますと、これからの季節は湿度が高くなって繁殖しやすくなるため、カビによる健康被害が出るリスクが高まるということです。

特にこの時期、注意が必要なのが、カビを吸い込むことで発症する「夏型過敏性肺炎」と呼ばれるアレルギー性の肺炎です。

乾いたせきや発熱、それに、息切れの症状が特徴で、夏かぜに似た症状のため、気づかないケースもあるといいます。

カビを繰り返し吸ったり、一度にまとまった量を取り込んだりすることで発症するおそれがあり、重症化した場合には呼吸不全となることもあるということです。

原因となるカビ「トリコスポロン」は、台所の床下など湿気が多くて木材が使われているところで生えやすく、浴室や結露が起きやすいエアコンの内部などでも発生するということです。

医師“せきが2~3週間続く場合 受診を”
亀井医師は「アレルギーが出やすい体質でもカビを吸わないように対策することで発症を防げるので、ふだんから家を掃除したり、風通しをよくしたりしてほしい。せきが2週間から3週間ほど続く場合には、何かしらの病気の大事なサインなので、医療機関を受診してほしい」と話していました。

空中にただようカビ 5月ごろから急増
NPO「カビ相談センター」ではカビの生体を調べる研究者や公衆衛生の専門家などがカビの予防や除去の相談を電話などで受け付けています。

センターには例年、500件ほどの相談があって、梅雨入り前後の今の時期には「住宅の浴室などにカビが生えたので対処方法を教えてほしい」といった相談が多いということです。

センターの高鳥浩介理事長によりますと、カビは▽温度が20度から30度、▽湿度80%以上で生えやすく、▽ほこりや食品、それに手の脂や汗などを栄養に繁殖するということです。

空中にただようカビの量を調べると、5月ごろから急激に増え6月から7月ごろをピークにその後も秋頃まで多い時期が続くといいます。

湿気のあるところで生える「黒カビ」や「青カビ」、比較的乾いたところで生える「コウジカビ」など種類によっても繁殖しやすい場所が異なるということです。

梅雨に入る前の今の時期に対策を
相談の中には「『抗カビ製品』を使っているのに効果がなく困っている」という内容も寄せられていて、センターではカビの特性に応じた対処の方法を伝えているということです。

高取理事長は「乾燥に弱いことなどカビの弱点を知り発生を予防することが最も大事です。一度生えてしまうと取り除くのが難しいケースもあるので、梅雨に入る前の今の時期に対策をしてほしい」と話していました。

カビを防ぐためのポイントは
カビを防ぐにはどうすればよいのか。

対策のポイントをハウスクリーニング会社の社員で従業員の研修の講師も務める比嘉喬人さんに聞きました。

カビが生えやすい3つの条件、▽温度、▽湿度、▽ほこりなどの栄養源を断つことが重要で、そのために十分な換気をし、こまめに掃除をして汚れを残さないようにしてほしいということです。

今回はカビが生えやすい浴室とエアコン、それに、洗面台の具体的な対策を教えてもらいました。

浴室の対策
まずは、浴室です。水がたまりやすいパッキンやタイルの目地、排水溝などにカビが生えやすいということです。

排水溝のふたの裏側も見落とししがちですが注意が必要です。一度、生えてしまうとこすっただけでは落ちにくいといいます。

そこで、予防が大切です。カビは温度が20度から30度の環境を好むものが多いため、入浴後は毎回、冷たいシャワーで床や壁を洗い流し、浴室の温度を下げるようにします。

シャワーで洗い流したあとは、水切りワイパーやタオルを使ってできるだけ水分を拭き取ることが大切だといいます。

もし、カビが発生した場合には、カビ用の洗剤などを吹きつけて5分から10分ほど放置します。

液が流れてしまう場合は洗剤を吹きつけたあとにティッシュなどを上からかぶせます。

表面は漂白されていてもカビの根の部分に洗剤が届くまで時間がかかるため5分以上放置することが大切だということです。そして、よく流したうえで水分を拭き取ります。

エアコンの対策
続いて、夏に向けて利用する機会が増えるエアコンです。

内部にカビが発生しやすいため、定期的に掃除をすることが大切です。

まず、電源プラグを抜き、モップや雑巾でエアコンの周りや吹き出し口などを拭いてほこりを取り除きます。

次に、エアコンの本体からフィルターを外してほこりを取ったあと、水洗いをして細かいほこりなどを流します。

タオルで拭いて日陰で十分に乾燥させればきれいに保つことができます。

また、使用後には送風モードで内部を乾燥させることも大切だということです。

一方でエアコンの吹き出し口の奧に黒い点などが見える場合は、カビが生えている可能性があります。

内部にカビが生えると取り除くのは簡単ではないため、業者に依頼するのがよいということです。

洗面台の対策
洗面所などの水回りもカビが発生しやすい場所だといいます。

浴室から流れてくる湿気がこもりやすいため、棚などの収納は定期的に扉を開けて中を乾燥させます。

また、洗面台の水気をしっかりと拭き取り、カビの栄養となる水や汚れを取り除くことが大切です。

歯磨き粉などが残っているとカビの栄養源になってしまうので、こまめに掃除をしてほしいということです。

比嘉さんは「汚れをためないこと、そして、換気をすることを心がけてほしいです」と話していました。
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