欧州各地で熱波 スペイン・フランスなどで最高気温40度超える NHK 2025年7月2日 5時35分
ヨーロッパ各国はここ数日、熱波に見舞われていて、スペインやフランスなどでは1日も最高気温が40度を超えました。スペインでは高温の車内に取り残された2歳の子どもが死亡するなど影響が広がっています。
ヨーロッパは、先月末ごろから気温の高い状態が続いていて、1日も、
▽スペイン南部のセビリアで43度
▽ポルトガル南部のベージャで42度
▽フランス南部のデュルバン・コルビエールで41.5度など
各地で40度を超す気温となりました。
ロイター通信などによりますと、フランスではおよそ1900の学校が休校などの措置をとったほか、イタリアでは一部の地域で日中の暑い時間帯に屋外で働くことを禁止したということです。
熱波によるとみられる影響も出ていて、AFP通信は、スペイン北東部のバルスでは、2歳の子どもが日中、数時間にわたって高温になった車内に取り残され、その後、死亡したと伝えています。
一部の地域では2日から気温は徐々に下がるとみられていますが、気象当局などは引き続き高温に警戒するよう呼びかけています。
パリ エッフェル塔の営業時間 大幅に短縮
フランス・パリでは街なかの温度計が42度を記録し、涼を求める観光客の姿がみられました。
このうち、エッフェル塔の周辺では、日ざしを避けて日陰で休み、手持ちの扇風機で涼んだり、アイスを食べたりする観光客の姿があったほか、近くの噴水では、水浴びをする子どもたちもいました。
オーストラリアから娘と訪れた50代の母親は水でぬらしたタオルを首に巻いて暑さをしのいでいて「こんな熱波は想像していませんでした。予定を変えてホテルに戻り冷たいシャワーを浴びたい」と話していました。
また、イギリスから家族5人で訪れた40代の母親は「あすはディズニーランドに行く予定でもっと暑くなるだろうから水をいっぱい用意します」と話していました。
一方、エッフェル塔は高温のため、午後4時で閉鎖され、上の階までのぼることができなくなったため、旅程の変更を強いられる観光客もいました。
スイスから家族3人で訪れた40代の父親は「暑さで閉鎖になるとは少し驚きましたが、安全を考えた対策なんでしょう。この暑さで閉じ込められたら大変です」と話し、12歳の長女は「残念だけどまた、のぼりに来たい」と話していました。
ロンドン 地下鉄車内の暑さ 対応強化も
イギリス・ロンドンでは先月、最高気温が30度以上の日が6日間と、6月としては異例の暑さが続きました。
7月に入っても、1日、ロンドン中心部の最高気温は34.7度を観測し、観光客からは市内の観光名所などを結ぶ地下鉄の車内の暑さを指摘する声が聞かれました。
ロンドンの地下鉄は1863年に世界で初めての地下鉄として開業し、「チューブ」の愛称で市民に親しまれていますが、ロンドンの交通局によりますと、冷房設備がある地下鉄車両は全体の40%にとどまっています。
このため交通局は利用客に対し、暑い日には飲料水を携帯するよう呼びかけるポスターを駅に掲示するなど、対応を強化しています。
オランダから来たという30代の男性は「地下鉄に冷房がなくて驚きました。とても暑かったです」と話していました。
また、アメリカから母親と訪れている7歳の女の子は地下鉄について「冷房がなくて大変だと思いました」と話していました。
ヨーロッパ各国はここ数日、熱波に見舞われていて、スペインやフランスなどでは1日も最高気温が40度を超えました。スペインでは高温の車内に取り残された2歳の子どもが死亡するなど影響が広がっています。
ヨーロッパは、先月末ごろから気温の高い状態が続いていて、1日も、
▽スペイン南部のセビリアで43度
▽ポルトガル南部のベージャで42度
▽フランス南部のデュルバン・コルビエールで41.5度など
各地で40度を超す気温となりました。
ロイター通信などによりますと、フランスではおよそ1900の学校が休校などの措置をとったほか、イタリアでは一部の地域で日中の暑い時間帯に屋外で働くことを禁止したということです。
熱波によるとみられる影響も出ていて、AFP通信は、スペイン北東部のバルスでは、2歳の子どもが日中、数時間にわたって高温になった車内に取り残され、その後、死亡したと伝えています。
一部の地域では2日から気温は徐々に下がるとみられていますが、気象当局などは引き続き高温に警戒するよう呼びかけています。
パリ エッフェル塔の営業時間 大幅に短縮
フランス・パリでは街なかの温度計が42度を記録し、涼を求める観光客の姿がみられました。
このうち、エッフェル塔の周辺では、日ざしを避けて日陰で休み、手持ちの扇風機で涼んだり、アイスを食べたりする観光客の姿があったほか、近くの噴水では、水浴びをする子どもたちもいました。
オーストラリアから娘と訪れた50代の母親は水でぬらしたタオルを首に巻いて暑さをしのいでいて「こんな熱波は想像していませんでした。予定を変えてホテルに戻り冷たいシャワーを浴びたい」と話していました。
また、イギリスから家族5人で訪れた40代の母親は「あすはディズニーランドに行く予定でもっと暑くなるだろうから水をいっぱい用意します」と話していました。
一方、エッフェル塔は高温のため、午後4時で閉鎖され、上の階までのぼることができなくなったため、旅程の変更を強いられる観光客もいました。
スイスから家族3人で訪れた40代の父親は「暑さで閉鎖になるとは少し驚きましたが、安全を考えた対策なんでしょう。この暑さで閉じ込められたら大変です」と話し、12歳の長女は「残念だけどまた、のぼりに来たい」と話していました。
ロンドン 地下鉄車内の暑さ 対応強化も
イギリス・ロンドンでは先月、最高気温が30度以上の日が6日間と、6月としては異例の暑さが続きました。
7月に入っても、1日、ロンドン中心部の最高気温は34.7度を観測し、観光客からは市内の観光名所などを結ぶ地下鉄の車内の暑さを指摘する声が聞かれました。
ロンドンの地下鉄は1863年に世界で初めての地下鉄として開業し、「チューブ」の愛称で市民に親しまれていますが、ロンドンの交通局によりますと、冷房設備がある地下鉄車両は全体の40%にとどまっています。
このため交通局は利用客に対し、暑い日には飲料水を携帯するよう呼びかけるポスターを駅に掲示するなど、対応を強化しています。
オランダから来たという30代の男性は「地下鉄に冷房がなくて驚きました。とても暑かったです」と話していました。
また、アメリカから母親と訪れている7歳の女の子は地下鉄について「冷房がなくて大変だと思いました」と話していました。