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石井貴子(106)が番手差しV!:パールカップ2024回顧

2024-06-14 10:13:14 | 大レース回顧集



 「第2回パールカップ」の決勝戦が岸和田競輪場で行われ、石井貴子(34=千葉・106期)が優勝。「ガールズグランプリ2024」(12月29日、静岡)の出場権と優勝賞金540万円を獲得した。
 お立ち台で感極まった。「いい時も悪い時も“頑張れ!”と声をかけてくださる方がいて…。直線では必死で何も分からなかった」

 同じ106期、奥井迪の後ろを回った。その奥井が先行態勢に入った山原さくらを打鐘3半から一気にカマし切る。石井もスピードに乗った。

 「幸運とはいえ奥井さんの番手にハマることができた。この場所だけは絶対に譲らない」

 懸命に踏ん張る奥井を最後の直線でかわした。「信じられない。何回もつねってちょっと痛かった」。奥井が2着。若い力が台頭するガールズケイリン界にあって、長く支えてきた106期が意地のワンツーを決めてみせた。

 21年5月、京王閣のガールズケイリンコレクションで落車した。右肋骨多発性骨折及び血気胸。その後もケガに泣かされ続け、今回のパールカップがG1初出場だった。

 「心が折れてしまって走れないと思う時期もあった。こういう時が来るのが本当に信じられません。たぶん私が一番びっくりしてます」

 高校、大学ではアルペンスキーで鳴らし、早大卒業後は商社へ。しかし、ライバルたちとのしびれるような勝負が忘れられず、ある時、目にした「ガールズケイリン選手募集」の広告を見て、転身を決意した。

 これでグランプリの権利も獲得。「そのことも信じられない。この先も今の時点でやれることを一つずつやっていくだけです」。34歳。鋭い勝負勘はケガを経て、より研ぎ澄まされた。石井貴子の全盛期は、ここからなのかもしれない。



岸和田競輪GⅠ 能登半島支援 大阪・関西万博協賛 第2回パールカップ2024 ガールズ決勝&優勝者インタビュー|後閑信一・金川光浩のレース徹底解説【本気の競輪TV】


第12R ガ決勝 ■ 天候 晴:風速 1.3m

発走時間 16:40 7-2-5 3146

〇 1 1 當銘 直美 114 愛知 6/11 西予選 1着 6/12 西準決 1着 6/13 決 勝 5着
△ 2 2 奥井  迪 106 東京 6/11 東予選 2着 6/12 東準決 1着 6/13 決 勝 2着
  3 3 柳原 真緒 114 福井 6/11 西予選 3着 6/12 西準決 2着 6/13 決 勝 4着
  4 4 吉村早耶香 112 静岡 6/11 東予選 3着 6/12 東準決 2着 6/13 決 勝 6着
◎ 5 5 尾崎  睦 108 神奈 6/11 東予選 2着 6/12 東準決 3着 6/13 決 勝 3着
  6 6 山原さくら 104 高知 6/11 西予選 4着 6/12 西準決 3着 6/13 決 勝 7着
▲ 7 7 石井 貴子 106 千葉 6/11 東予選 1着 6/12 東準決 4着 6/13 決 勝 1着

2枠複
【未発売】
3連複
2=5=7 1,950円 (10)
2枠単
【未発売】
3連単
7-2-5 17,600円 (88)
2車複
2=7 2,110円 (12)
ワイド
2=7 680円 (12)
5=7 580円 (10)
2=5 350円 (3)
2車単
7-2 3,730円 (21)
■ 着順
着 車番 選手名 年齢 府県 期別 級班 着差 上り 決まり手 H/B 個人状況
1 7 石井 貴子 34 千 葉 106 L1 12.2 差し
2 2 奥井 迪 42 東 京 106 L1 1/4車輪 12.3 逃げ B
3 5 尾崎 睦 39 神奈川 108 L1 1/2車身 12.1
4 3 柳原 真緒 27 福 井 114 L1 1/2車輪 12.0
5 1 當銘 直美 27 愛 知 114 L1 3/4車身 12.1
6 4 吉村 早耶香 26 静 岡 112 L1 1 車身 12.2
7 6 山原 さくら 31 高 知 104 L1 1/2車輪 12.2 H
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