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都内生産量2位を誇る足立区の枝豆を支える96歳の現役農家

2024-07-14 12:04:18 | 政治経済問題
朝収穫した枝豆を手にする増田さん ©東京新聞



96歳いまだ現役農家!増田久助さんの甘~い枝豆、味の決め手は30年以上土に混ぜた「極秘」の肥料 東京新聞 2024年7月14日 06時00分

 東京都足立区西保木間の農家、増田久助(きゅうすけ)さんは枝豆の生産に汗を流す毎日だ。96歳ながらも、「動けるうちは、生産を続けたい。うちの枝豆は、どこにも負けない」と胸を張る。甘さが特徴の枝豆の秘密は、肥料に使う、猫が好きな「あるもの」にあった。
◆毎朝収穫「その日のうちに食べるのが一番」
自宅近くの2000平方メートルの畑で、ほぼ毎日午前8時半から枝豆を収穫する。午前中に長い枝を切り、400グラムずつ小分けにした約40袋を近くのスーパー「さんよう」に卸す。増田さんは「水分が抜けると味が落ちる。その日のうちに食べるのが一番」と教えてくれた。
 小学3年生のときから、学校から帰ると、枝豆の栽培を手伝ってきた。今は定年退職した長男和雄さん(69)と農業ボランティアも作業に加わっている。
 増田さんが栽培する枝豆の甘さを際立たせているのは、土に混ぜた肥料にある。正体は「かつお節」だ。
◆近所のそば屋の提案で
30年以上前、近くのそば店の店主から「だしで使ったかつお節を使えないか」と提案があり、乾燥させて肥料に使い始めた。「10年ほど続けていたら、甘くなり始め、20年たったらさらに甘みが増した。昔は近所にも極秘にしていた」。そう語ると、笑顔を見せた。
 足立区によると、区内はかつて水田が多く、粘土質の土壌が主流で、枝豆の栽培に適していたという。都内では、練馬区に次ぐ2番目の収穫量で、現在も区の代表的な農産物だ。増田さんは「昔は西保木間でも25軒ほどの枝豆農家があったけど、今では数軒になってしまった」と振り返る。
農園近くのスーパー「さんよう」で売られている増田さんの枝豆

 約50年前から増久農園と取引するスーパー「さんよう」の新妻洋三社長(77)は、増田さんの枝豆について「何十年もかけて、畑の土作りをしているから、甘くておいしいと地元では評判。すぐに売り切れてしまう」と太鼓判を押す。
 今シーズンの出荷は、例年より4日早い6月11日に始まった。「今年は暑かったので、成長も早かった」と増田さん。8月中旬ごろまで出荷を続けるという。(井上真典)
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