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2020年の宇佐・親子強盗殺人 佐藤翔一に死刑判決:大分地裁 → 弁護側は即刻控訴

2024-07-03 10:17:43 | その他

大分 宇佐 親子強盗殺人事件 39歳会社員に死刑判決 大分地裁 2024年7月2日 22時12分

4年前、大分県宇佐市の住宅に侵入し、親子を殺害して現金を奪ったとして強盗殺人などの罪に問われた39歳の会社員に、大分地方裁判所は「刑事責任は極めて重大であるといわざるをえない」として、被告側の無罪の主張を退け、死刑を言い渡しました。

大分市緑が丘の会社員、佐藤翔一被告(39)は4年前、宇佐市安心院町の住宅に侵入し、この家に住む当時79歳の女性と、当時51歳の女性の長男を殺害したうえ、現金8万円余りを奪ったとして、強盗殺人などの罪に問われました。

これまでの裁判で検察が死刑を求刑したのに対し、被告側は、第三者による犯行の可能性があるとして無罪を主張し、「被告が犯人かどうか」が最大の争点となりました。

2日の判決で、大分地方裁判所の辛島靖崇裁判長は「被告の車のトランクから被害者の血液が採取されたことや、現場に残された足跡と被告の靴の特徴が酷似していることなどから、被告が犯人であると優に認められる」などと指摘し、被告の主張については「不自然な点が多く、信用できない」としました。

そのうえで「被告は借金の返済に充てる資金を得ようと被害者の家に侵入して、2人に出くわしたことから、口封じのため殺害したもので、刑事責任は極めて重大であるといわざるをえない」などとして、死刑を言い渡しました。

大分地検次席検事「検察官の主張を検討してくださった結果」
大分地方検察庁の小山陽一郎次席検事は「判決内容の詳細は今後検討したいが、検察官の主張を裁判員の方々が真摯(しんし)に検討してくださった結果と受け止めている」とコメントしました。

被告の弁護士「最悪の判決」2日付けで控訴
裁判のあと、被告を弁護した田中良太弁護士が報道陣の取材に応じ、「想定していた中でも最悪の判決だった。裁判所は被告が有罪だという先入観を持って証拠を評価したと受け止めざるをえない」と話していました。

田中弁護士によりますと、判決を不服として2日付けで控訴したということです。

高子さんの次男「心から謝罪する日まで戦い続けていく」
事件で山名高子さん(当時79)と長男の博之さん(当時51)の家族2人を亡くした高子さんの次男がコメントを出しました。

このなかで、次男は「全く落ち度のない母と兄が、あまりにも残酷な方法で殺害されたうえ、被告が荒唐無稽な話をして事件と真正面から向き合わず、責任逃れに終始していることからすれば当然の判決だったと受け止めています。しかしながら、被告の口からは、あの日、実際に何があったのか説明されることはありませんでした。私は、母や兄の無念さを考えると、まだまだ諦めるわけにはいきません。これからも、被告が真実を語り、母と兄に心から謝罪する日まで戦い続けていきたいと思います」としています。

被害女性の姉「動機を知りたかった」
裁判のあと、事件で亡くなった女性の87歳の姉は「死刑判決が出てうれしいが、妹は帰ってこないし、なぜそこまでして妹を殺さないといけなかったのか動機を知りたかったので残念だ」と話していました。

裁判員「重い判決だったが納得」「判決は妥当」
判決のあと、裁判員が会見を行いました。このうち、大分県佐伯市の佐藤春好さんは「重い判決でしたが裁判官と裁判員全員でチームとして話し合って出した結論なので納得しています」と話していました。

また、大分市の小手川大也さんは「被告が本当のことを言っているのかうそをついているのかわかりませんでしたが、最終的には検察側の主張に納得しました。悩んだ末の判決ですが妥当だと思います」と話していました。
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