公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

G2一部廃止か

2007-02-23 01:43:05 | 競輪

この間送られてきた「週間レース」3月5日号を読んでいたら、2008年度のG1・G2開催地については開催固定制度をやめ、競輪祭も宮杯も、希望する施行者があり、また、開催要件に合致すれば開催を認める方向にあるということで、ひょっとすると今年限りで小倉競輪祭も、はたまたびわこ高松宮記念杯も「終わり」か?という流れらしいが、一方で不人気をかこつようになったG2の一部廃止の話も出ていたとか。

しかし、2008年度にはどうやら間に合わないとのことなので、一応、2008年度については現行のG1・G2開催を踏襲し、2009年度以降の開催については、ついにG2開催も見直されることになりそうだ。

コンドル日記TOOL4には、こんな期待感を抱いた内容が書かれている。

輪界初の試み、東西を分けて3個レースにしてポイント制、面白いのは初日の着順で2日目の組み合わせが決まる事。又前半戦はS級の5個レース、これで最終日の日曜日は決勝3個で売上をアップの算段、それで目標は3日間で100億。来年は別府なので成功かどうかに注目される大会。利点は記念もやれる事、もし大プラスならこの大会は定着してしまう可能性もあります。

オールスターのポイント制については相当に辛らつな意見を言うのに、東西王座戦については随分寛大な姿勢と見えるが。

確かに、現在G2の開催において、GPと抱き合わせの開催を義務付けられているヤンググランプリ、サマーナイトフェスティバルに加え、今回から3日間制となった東西王座戦の3大会のG2戦を開催する場については、年度内のG3開催も認められている。

しかし一方で、T社長が「定着」と言っている裏腹で、もし本当に「成功してしまうと」、とどのつまり、ふるさとダービーもはたまた共同通信社杯も、3日間制にしてしまって記念も開催させろ!ということになりかねない。

もしそれを許すとどうなるか?

まず、KPK制度破綻の原因は、S級シリーズを年間3節以内を改め、5節でも開催できるようにしたことであり、これに選手の欠場癖も丁度この頃から始まった(要は、斡旋過多で受けれない)ことから、追加斡旋選手の確保が難しくなったことにある。

当時はS1が130名、S2が300名の430名程度しかS級選手がいないのに、記念が前後節2節制に加え、S級シリーズが5節にまで増えると、当然のことながら斡旋に支障をきたす。

すると、「中ゼロ日」、つまり前場所の開催が終わると即座に次の開催の前検日に入り、その翌日からレースを行うといったケースが見られるようになった。

こんな超過密斡旋を急に受けながらも、確か鈴木誠や紫原政文は、両方の開催でいずれも決勝進出を果たしていた。

だが、オートレースではよく行われていることだが、体力が資本の競輪でまさかこのようなことが行われるとは当時は想像もしていなかった。

すると、G2+G3制を許すことになれば、またぞろ同じ問題が出てこないか?

そんな問題を防止するためにも、もしG2を一部廃止させる方向性があるんだったら、はっきりいって、「やったほうがいい」。

G2はふるさとダービーと共同通信社杯の2開催、それも年1回ずつでいいのでは。

それと、恐らく記念も今のような勢いが持つのは、せいぜいあと数年じゃないか。となると、毎度お決まりの話になってくるが、開催日数そのものも縮小させる他あるまい。

前にも書いたが、今日から行われる東西王座戦って、はっきりいって期待してないし、また、3つの決勝戦という点(DTは、S・A・Bの各級の決勝戦方式だった。)や勝ち上がりシステムが何と昔行われていた「ダービートライアル」と一緒。

確かにファンの一部からは、ダービートライアル復活論も出ていたが、東西王座戦でシステムを復活させるとは思ってもみなかった。

当初私は東西王座戦の一本化開催については、東西各6レースずつの12レース制となるのかな、と思っていたのに、S級シリーズまで組み入れてしまうとは思わなかったし。

でも、果たして結果はどうなんだろうね。ま、3日間制だから買いやすくなるのは確かだが、例えば、17(71)とか、26(62)とかいった成績でも場合によったら決勝進出することができる。ダービートライアルがなくなったのは、こういった不合理なことがあったからだろ。

ま、競輪界も、東西王座戦については最後の賭けに出ているのかもしれない。これでダメだったら廃止?

そういえば中野さんが以前、広島記念中継の最中にこういっていた。

「サマーナイトフェスティバルが2005年から開催されるが、ダメだったらやめればいいんです!」

それは今や、G2に共通して言えることなのか? 


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