公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

決勝は「まっすぐ走って」ダービー王の座をつかんだ『クセ馬』・平原康多

2024-05-06 12:06:58 | 大レース回顧集
いわき平けいりんオフィシャルアンバサダーの武田玲奈(右)に祝福される平原康多 ©スポーツ報知





初戦、5/1の特選予選。平原は1着を取ったものの、外から来た三谷竜生をゴール直前に大きく牽制したことで、競輪ファンからの批判が殺到。見かねた中野浩一さんが平原に「厳重注意」をする事態となった。

平原は若いころから、直線に入ると、クセ馬の競走馬のごとく、「内にササッたり」、「外に膨れたり」するプレーが常態化していた。ところが、こうしたプレーで失格する事例がめったにないことから、平原は今日にいたるまで、こうした癖を続けていた。

しかし決勝では、逃げる吉田拓矢の番手から抜け出すと、「まっすぐ走って」1着のゴール線を切った。

「やればできるじゃん!」

今回が9回目のGI制覇となる、競輪史上に残る名プレーヤーにこんなことを言うのは気が引けるが、名選手であるがゆえに、勝ち方もそれにふさわしい内容でなければならない。おそらく、今後の平原は、「クセ馬返上」のプレーを見せてくれることだろう。
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