
高松沖 船舶火災 瀬戸内国際芸術祭のツアー客など25人全員救助 NHK 2025年5月16日 22時47分
16日夕方、高松市の沖合で「瀬戸内国際芸術祭」のツアー客など25人を乗せた船で火災が発生しました。全員、救助されてけが人はいないということで、海上保安部が当時の状況を調べています。
高松海上保安部によりますと、16日午後5時40分ごろ、高松市の男木島沖を航行していた船の船長から「火災が発生した」と通報がありました。
火災が起きたのは、岡山県倉敷市の「六口丸海運」が所有する「第二十七むくじ丸」で、先月から開催されている「瀬戸内国際芸術祭」のツアー客21人のほかに、船長1人、船員1人、ツアーガイド2人のあわせて25人が乗っていましたが、近くを航行していた漁船に全員、救助され、けがをした人はいないということです。
船は、16日午前に高松港を出港し、土庄町の豊島や岡山県の犬島を巡ったあと、高松港に戻っている途中に、機関室を換気する装置から煙が出ているのを確認したということです。
船はその後、海運会社が手配した船によってえい航されましたが、午後9時ごろ、現場付近の海域で沈没したということです。
高松海上保安部は、船の関係者から話を聞くなどして、当時の状況を詳しく調べています。
乗客「助かってよかった」
船に乗っていた60代の男性は「瀬戸内国際芸術祭のツアーに参加していました。一番前に乗っていましたが、後方のほうから煙が上がって息を吸うのも苦しくなるくらいで、そのうちに火の勢いも強くなってこれは大ごとだと思いました。命が助かってよかったです」と話していました。
また、船に乗っていた2人組の女性は「船長が『火が出た』とか『消火器では消せません』などと言っていました。煙がすごくて、目が痛くなってせきこみ、窓から顔を出しました。すぐに漁船1隻が助けに来てくれて、パニックになることなく乗り移りました」と話していました。
16日夕方、高松市の沖合で「瀬戸内国際芸術祭」のツアー客など25人を乗せた船で火災が発生しました。全員、救助されてけが人はいないということで、海上保安部が当時の状況を調べています。
高松海上保安部によりますと、16日午後5時40分ごろ、高松市の男木島沖を航行していた船の船長から「火災が発生した」と通報がありました。
火災が起きたのは、岡山県倉敷市の「六口丸海運」が所有する「第二十七むくじ丸」で、先月から開催されている「瀬戸内国際芸術祭」のツアー客21人のほかに、船長1人、船員1人、ツアーガイド2人のあわせて25人が乗っていましたが、近くを航行していた漁船に全員、救助され、けがをした人はいないということです。
船は、16日午前に高松港を出港し、土庄町の豊島や岡山県の犬島を巡ったあと、高松港に戻っている途中に、機関室を換気する装置から煙が出ているのを確認したということです。
船はその後、海運会社が手配した船によってえい航されましたが、午後9時ごろ、現場付近の海域で沈没したということです。
高松海上保安部は、船の関係者から話を聞くなどして、当時の状況を詳しく調べています。
乗客「助かってよかった」
船に乗っていた60代の男性は「瀬戸内国際芸術祭のツアーに参加していました。一番前に乗っていましたが、後方のほうから煙が上がって息を吸うのも苦しくなるくらいで、そのうちに火の勢いも強くなってこれは大ごとだと思いました。命が助かってよかったです」と話していました。
また、船に乗っていた2人組の女性は「船長が『火が出た』とか『消火器では消せません』などと言っていました。煙がすごくて、目が痛くなってせきこみ、窓から顔を出しました。すぐに漁船1隻が助けに来てくれて、パニックになることなく乗り移りました」と話していました。