公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

ヤンググランプリ2020回顧

2020-12-30 08:39:52 | 大レース回顧集











29日、平塚で行われた「ヤンググランプリ2020」は地元の松井宏佑(28=神奈川)が優勝、賞金508万円を獲得した。 
 残り1周のホームでは大きく離された8番手。前団をとらえるのは不可能と思われた。しかし最終2角から強烈に踏み込むと、スピードの違いを見せつけ先頭でゴールを駆け抜けた。上がりタイムは冬場では別格の10秒9。世界の舞台で活躍する脚力を見せつけた。

 「自分の一番得意なパターンの前を取って行けるところから行こうと。冷静に走れました」

 周囲には「優勝するしかない」と告げていた。まさに有言実行の勝利。ゴール後に何度も繰り返されたガッツポーズに、喜びと安どの気持ちが表れていた。

 ナショナルチームに所属し脇本、新田と同じく自転車競技と競輪の二刀流だ。過去にはワールドカップで銅メダルを獲得したが、今年は11月の競輪祭で初のG1決勝進出を果たすなど競輪でも結果を残した一年だった。地元で昨年3着の雪辱を果たし新年に向けて夢は広がる。

 「自転車競技ではもっといい色のメダルを目指したいし、競輪ではG1で決勝の常連になって本当のグランプリに出たい。トップレーサーとして競輪を引っ張っていきたいです」

 スピードにさらなる磨きをかけて頂点を目指す。

 ◆松井 宏佑(まつい・こうゆう)1992年(平4)9月24日生まれ、北海道清里町出身の28歳。専大卒。18年7月デビュー。通算成績は133戦64勝。通算取得賞金は5256万円。主な優勝はヤンググランプリ(20年)。1メートル66、74キロ。血液型B。





若手競輪選手のナンバーワンを決めるヤンググランプリ(GII)が29日、平塚競輪場で行われ、地元の松井宏佑(28)=神奈川・113期=がまくり追い込んでV。優勝賞金508万円(副賞含む)を獲得した。2着は松井マークを選択した宮本隼輔。3着には直線で外を伸びた森田優弥が入った。

    ◇

 松井が誘導を追うと、宮本が追い上げて続き、小原佑太-高橋晋也、坂井洋-小林泰正、黒沢征治-森田、河合佑弥で並びが落ち着く。黒沢が松井を抑えたところを坂井が叩いたが、小原が打鐘でカマシ先行。3番手以降の車間が大きくあいた。8番手の松井は前がかなり遠かったが、2角から仕掛けると驚異的なスピードで前団へ急接近し、そのまま一気に捕らえて栄冠をつかんだ。ピタリとマークした宮本が2着。

 ◆松井宏佑「優勝する気しかなかったので、有言実行できてよかった。昨年に母が亡くなっているので、天国から応援してくれたのかな…。今後の目標は、W杯では銅メダルを取れたので、競技ではもっといい色のメダルを。競輪ではSS班を狙って、トップレーサーとして走れるように頑張りたいですね」



関連記事:12/29 平塚・ヤンググランプリ:寺内大吉記念杯競輪 準決勝


■ 天候 曇:風速 0.5m

着 車番 選手名 年齢 府県 期別 級班 着差 上り 決まり手 H/B 個人状況
1 1 松井 宏佑 28 神奈川 113 S1 10.9 捲り
2 3 宮本 隼輔 26 山 口 113 S1 1/2車輪 10.8 マーク
3 9 森田 優弥 22 埼 玉 113 S1 1/2車身 10.9
4 2 高橋 晋也 26 福 島 115 S2 1/2車輪 11.6
5 5 坂井 洋 26 栃 木 115 S2 1 車身 11.3
6 7 黒沢 征治 28 埼 玉 113 S1 1/2車身 11.2
7 8 小原 佑太 24 青 森 115 S2 1/2車輪 11.9 HB
8 4 小林 泰正 26 群 馬 113 S1 1/8車輪 11.2
9 6 河合 佑弥 26 東 京 113 S1 1/2車身 11.0


2枠複
1=3 450円 (1)
3連複
1=3=9 890円 (2)
2枠単
1-3 650円 (1)
3連単
1-3-9 2,210円 (2)
2車複
1=3 430円 (1)
ワイド
1=3 200円 (1)
1=9 300円 (3)
3=9 390円 (4)
2車単
1-3 620円 (1)
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