東京マーケット・サマリー 2024年5月9日午後 6:17
■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
<外為市場>
ドル/円
ユーロ/ドル
ユーロ/円
午後5時現在
155.82/155.85
1.0733/1.0737
167.27/167.31
NY午後5時
155.48/155.51
1.0746/1.0750
167.18/167.24
午後5時のドル/円は、前日NY午後5時と比べてドル高/円安の155円後半で推移している。日銀が公表した4月会合の要旨がタカ派的だったとの見方から一時円高へ振れる場面もあったが、ドルの下値では押し目買いが集まりすぐに値を戻した。
<株式市場>
終値
前日比
寄り付き
安値/高値
日経平均
38073.98
-128.39
38242.92
38,072.24─38,429.81
TOPIX
2713.46
+7.03
2716.77
2,706.14─2,730.52
プライム市場指数
1396.56
+3.62
1397.79
1,392.95─1,405.24
スタンダード市場指数
1252.56
+1.49
1252.41
1,248.10─1,255.76
グロース市場指数
835.99
-3.01
839.08
829.71─840.97
グロース250指数
652.97
-1.92
654.97
647.02─657.16
東証出来高(万株)
170146
東証売買代金(億円)
45012.04
東京株式市場で日経平均は、前営業日比128円39銭安の3万8073円98銭と、続落して取引を終えた。前日の下落の反動で一時220円超高となったものの、上値では利益確定売りが優勢となった。大型ハイテク株が軟調で相場を圧迫した一方、企業決算を手掛かりにした個別物色は活発だった。
プライム市場の騰落数は、値上がり1081銘柄(65%)に対し、値下がりが519銘柄(31%)、変わらずが51銘柄(3%)だった。
<短期金融市場>
無担保コール翌日物金利(速報ベース)
0.077
ユーロ円金先(24年6月限)
───
3カ月物TB
───
無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースで0.077%になった。前営業日(0.077%)から横ばい。「市場参加者の調達ニーズは強く、レートも同水準での推移が続く」(国内金融機関)との声が聞かれた。
<円債市場>
国債先物・24年6月限
144.29
(-0.27)
安値─高値
144.04─144.34
10年長期金利(日本相互証券引け値)
0.905%
(+0.030)
安値─高値
0.920─0.905%
国債先物中心限月6月限は前営業日比27銭安の144円29銭と続落して取引を終えた。新発10年国債利回り(長期金利)は一時0.920%まで上昇した後、引け値は、前営業日比3bp上昇の0.905%となった。米金利の上昇に加えて、4月25ー26日開催の日銀金融政策決定会合の主な意見がタカ派的と受け止められ、軟調に推移した。
<スワップ市場・気配>
2年物
0.48─0.38
3年物
0.57─0.47
4年物
0.64─0.54
5年物
0.71─0.61
7年物
0.86─0.76
10年物
1.08─0.98
日経平均は128円安と続落、株価指数先物への売りで下げ転換し安値圏で取引終了=9日後場/国内市況ニュース/ウエルスアドバイザー 2024/05/09 15:33
9日後場は日経平均株価が、前日比128円39銭安の3万8073円98銭と続落、TOPIX(東証株価指数)は同7.03ポイント高の2713.46ポイントと反発した。朝方は、きのう8日に大幅下落した反動で買い先行スタートした。前場の日経平均は総じて堅調に推移したが、後場は買いが一巡した後に上値の重い展開を強いられた。午後2時20分すぎ、株価指数先物に断続的な売りが出たことをきっかけに下げ転換。取引終了間際の午後2時59分に、同130円13銭安の3万8072円24銭を付けるなど、安値圏で取引を終えた。東証プライム市場の出来高は17億146万株、売買代金は4兆5012億円。騰落銘柄数は値上がりが1081銘柄、値下がりは519銘柄、変わらずは51銘柄だった。
業種別では、33業種のうち10業種が下落、23業種が上昇した。三井金<5706>、住友鉱<5713>などの非鉄金属株や、東電力HD<9501>、関西電<9503>などの電気・ガス株が下落。大和証G<8601>、野村<8604>などの証券商品先物株や、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>などの電気機器株も安い。デンソー<6902>、トヨタ<7203>などの輸送用機器株や、郵船<9101>、川崎汽<9107>などの海運株も軟調。JR東日本<9020>、SGHD<9143>などの陸運株や、さくら<3778>、ソフバンG<9984>などの情報通信株も弱い。一方、クレセゾン<8253>、オリックス<8591>などのその他金融株や、ヤマハ<7951>、任天堂<7974>などのその他製品株、第一生命HD<8750>、東京海上<8766>などの保険株が上げた。
個別では、レノバ<9519>、ヤマトHD<9064>、ローム<6963>、高島<8007>、太陽誘電<6976>などが下落。半面、コーセー<4922>、住友電設<1949>、川重<7012>、USS<4732>、アルプス物<9055>などが上昇した。
日本・中国株式指数
名称 値 前日比 前日比(%) 1ヶ月利回り変化幅 年間利回り変化幅 更新日時 (JST)
TOPIX 500 INDEX (東証)
2,121.37 +4.92 +0.23% -1.15% +30.91% 15:00
TOPIX 100 INDEX (東証)
1,861.98 +2.28 +0.12% -1.88% +34.27% 15:00
日経平均株価
38,073.98 -128.39 -0.34% -4.27% +30.20% 15:15
日経500平均
3,305.10 +11.18 +0.34% -1.88% +19.63% 15:15
TOPIX (東証株価指数)
2,713.46 +7.03 +0.26% -1.50% +29.36% 15:00
日経300指数
579.13 +0.77 +0.13% -2.02% +31.51% 15:15
東証REIT指数
1,821.68 +2.34 +0.13% +1.19% -3.01% 15:00
TOPIX CORE 30 IDX (東証)
1,413.28 -0.61 -0.04% -1.99% +38.05% 15:00
東証グロース市場250指数
652.97 -1.92 -0.29% -6.92% -14.16% 15:00
TOPIX SMALL INDEX (東証)
3,051.74 +17.18 +0.57% +0.04% +20.81% 15:00
TOPIX MID 400 INDX (東証)
2,718.69 +13.84 +0.51% -1.00% +21.01% 15:00
TOPIX LARGE 70 IDX (東証)
2,736.33 +10.36 +0.38% -1.71% +28.78% 15:00
日経平均
現在値 38,073.98↓ (24/05/09 15:15)
前日比 -128.39 (-0.34%)
始値 38,242.92 (09:00) 前日終値 38,202.37 (24/05/08)
高値 38,429.81 (12:30) 年初来高値 41,087.75 (24/03/22)
安値 38,072.24 (14:59) 年初来安値 32,693.18 (24/01/04)
日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は続落、東エレクやファーストリテが2銘柄で約156円分押し下げ 16:11 配信
9日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり140銘柄、値下がり81銘柄、変わらず4銘柄となった。
8日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は172.13ドル高(+0.44%)の39056.39ドル、ナスダックは29.80ポイント安(-0.18%)の16302.76、S&P500は0.03ポイント安(-0.00%)の5187.67で取引を終了した。利下げ先送り観測に売られ、寄り付き後、下落。押し目からは金融セクターの買い、良好な経済を期待した買いが支えダウは上昇に転じた。カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁に続き、コリンズ・ボストン連銀総裁もインフレの目標達成に予想以上の時間を要する可能性に言及したことを背景とした長期金利上昇が重しとなり、ハイテクは上値が抑制され、終日軟調に推移。終盤にかけダウは上げ幅を拡大もナスダックはプラス圏を回復できずまちまちで終了。
米国株が高安まちまちだったことから、東京市場も小動きでスタート。決算発表銘柄に関心が向かったことから、指数は方向感に乏しい一日に。為替も1ドル155円台半ばで小動きとなったため、日経平均、TOPIXともに前日終値水準を挟んだもみ合いとなった。
大引けの日経平均は前日比128.39円安(-0.34%)の38073.98円となった。東証プライム市場の売買高は17億146万株、売買代金は4兆5012億円。業種別では、非鉄金属、電気・ガス業、証券・商品先物取引業、電気機器、輸送用機器などが下落した一方、その他金融業、その他製品、保険業、金属製品、銀行業などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は65%、対して値下がり銘柄は31%となっている。
値下がり寄与トップは東エレク<8035>となり1銘柄で日経平均を約104円押し下げた。同2位はファーストリテ<9983>となり、ソフトバンクG<9984>、アドバンテスト<6857>、トレンド<4704>、太陽誘電<6976>、レーザーテック<6920>などがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはダイキン<6367>となり1銘柄で日経平均を約17円押し上げた。同2位はオムロン<6645>となり、ヤマハ<7951>、任天堂<7974>、ファナック<6954>、ディスコ<6146>、信越化<4063>などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 38073.98(-128.39)
値上がり銘柄数 140(寄与度+207.62)
値下がり銘柄数 81(寄与度-336.01)
変わらず銘柄数 4
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<6367> ダイキン工業 22825 550 17.98
<6645> オムロン 6013 368 12.03
<7951> ヤマハ 3624 308 10.07
<7974> 任天堂 7597 260 8.50
<6954> ファナック 4628 50 8.17
<6146> ディスコ 50960 1100 7.19
<4063> 信越化 5795 41 6.70
<8591> オリックス 3426 203 6.64
<6841> 横河電機 4063 203 6.64
<4911> 資生堂 4490 193 6.31
<4543> テルモ 2604 24 6.28
<8766> 東京海上HD 5037 97 4.76
<6762> TDK 7140 47 4.61
<8031> 三井物産 7781 141 4.61
<9843> ニトリHD 20630 245 4.00
<4021> 日産化学 5466 113 3.69
<3382> 7&iHD 2015 34 3.29
<7733> オリンパス 2282 25 3.20
<9766> コナミG 9417 94 3.07
<4452> 花王 6673 94 3.07
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<8035> 東エレク 35210 -1070 -104.94
<9983> ファーストリテ 40630 -530 -51.98
<9984> ソフトバンクG 7736 -205 -40.21
<6857> アドバンテ 5106 -44 -11.51
<4704> トレンドマイクロ 7643 -324 -10.59
<6976> 太陽誘電 3321 -322 -10.53
<6920> レーザーテック 41020 -720 -9.42
<4568> 第一三共 5198 -91 -8.92
<7203> トヨタ自動車 3528 -51 -8.34
<9064> ヤマトHD 1777 -239 -7.81
<6526> ソシオネクスト 4483 -217 -7.09
<6098> リクルートHD 6967 -70 -6.87
<6758> ソニーG 11870 -180 -5.88
<6988> 日東電工 12635 -125 -4.09
<8015> 豊田通商 9709 -119 -3.89
<3092> ZOZO 3404 -101 -3.30
<6981> 村田製作所 2785 -39.5 -3.10
<9613> NTTデータG 2398 -17.5 -2.86
<7011> 三菱重工業 1242 -85.5 -2.80
<8801> 三井不動産 1548 -27.5 -2.70
日経平均寄与度
TOPIX
現在値 2,713.46↓ (24/05/09 15:00)
前日比 +7.03 (+0.26%)
始値 2,716.77 (09:00) 前日終値 2,706.43 (24/05/08)
高値 2,730.52 (12:36) 年初来高値 2,820.45 (24/03/22)
安値 2,706.14 (09:07) 年初来安値 2,335.58 (24/01/04)
東証業種別ランキング:その他 金融業が上昇率トップ 15:36 配信
その他 金融業が上昇率トップ。そのほかその他製品、保険業、金属製品、銀行業なども上昇。一方、非鉄金属が下落率トップ。そのほか電力・ガス業、証券業、電気機器、輸送用機器なども下落。
業種名/現在値/前日比(%)
1. その他金融業 / 1,061.6 / 3.11
2. その他製品 / 4,809.78 / 2.51
3. 保険業 / 2,301.57 / 2.29
4. 金属製品 / 1,499.85 / 1.58
5. 銀行業 / 316.18 / 1.44
6. 水産・農林業 / 603.18 / 1.30
7. 鉱業 / 687.66 / 1.26
8. 化学工業 / 2,601.14 / 1.25
9. ガラス・土石製品 / 1,484.42 / 1.18
10. 石油・石炭製品 / 1,773.46 / 1.17
11. 建設業 / 1,758.89 / 1.07
12. 卸売業 / 4,126.27 / 0.77
13. 繊維業 / 670.61 / 0.68
14. パルプ・紙 / 559.28 / 0.55
15. ゴム製品 / 5,004.37 / 0.55
16. 倉庫・運輸関連業 / 2,762.76 / 0.44
17. 食料品 / 2,298.18 / 0.36
18. 鉄鋼 / 792.92 / 0.33
19. 機械 / 3,268.25 / 0.25
20. 小売業 / 1,730.54 / 0.18
21. 精密機器 / 11,609.04 / 0.14
22. 不動産業 / 2,120.57 / 0.07
23. サービス業 / 2,901.15 / 0.06
24. 空運業 / 230.99 / -0.01
25. 医薬品 / 3,634.79 / -0.16
26. 情報・通信業 / 5,443.27 / -0.28
27. 陸運業 / 2,012.06 / -0.33
28. 海運業 / 1,688.15 / -0.37
29. 輸送用機器 / 5,290.23 / -0.52
30. 電気機器 / 4,694.9 / -0.70
31. 証券業 / 602.13 / -0.82
32. 電力・ガス業 / 583.66 / -0.87
33. 非鉄金属 / 1,464.89 / -0.89
業種別(東証株価指数33業種)
JPX日経インデックス400
現在値 24,677.34↑ (24/05/09 15:00)
前日比 +78.17 (+0.32%)
始値 24,697.51 (09:00) 前日終値 24,599.17 (24/05/08)
高値 24,835.25 (12:36) 年初来高値 25,513.01 (24/03/22)
安値 24,627.85 (09:07) 年初来安値 21,088.93 (24/01/04)
東証プライム市場指数
現在値 1,396.56↓ (24/05/09 15:00)
前日比 +3.62 (+0.26%)
始値 1,397.79 (09:00) 前日終値 1,392.94 (24/05/08)
高値 1,405.24 (12:36) 年初来高値 1,451.62 (24/03/22)
安値 1,392.95 (09:08) 年初来安値 1,201.69 (24/01/04)
東証スタンダード市場指数
現在値 1,252.56↑ (24/05/09 15:00)
前日比 +1.49 (+0.12%)
始値 1,252.41 (09:00) 前日終値 1,251.07 (24/05/08)
高値 1,255.76 (12:40) 年初来高値 1,295.38 (24/03/07)
安値 1,248.10 (09:30) 年初来安値 1,166.04 (24/01/04)
東証グロース市場指数
現在値 835.99↓ (24/05/09 15:00)
前日比 -3.01 (-0.36%)
始値 839.08 (09:00) 前日終値 839.00 (24/05/08)
高値 840.97 (12:39) 年初来高値 986.46 (24/03/07)
安値 829.71 (09:30) 年初来安値 806.79 (24/04/19)
東証グロ-ス指数は小幅続落、薄商い継続で方向感に乏しい展開/グロース市況 17:00 配信
東証グロース市場指数:-3.01 ()
出来高7972万株:
売買代金798億円:
東証グロース市場250指数:-1.92 ()
出来高6239万株:
売買代金713億円:
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに小幅続落。値上がり銘柄数は219、値下り銘柄数は316、変わらずは38。 8日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は172.13ドル高(+0.44%)の39056.39ドル、ナスダックは29.80ポイント安(-0.18%)の16302.76、S&P500は0.03ポイント安(-0.00%)の5187.67で取引を終了した。利下げ先送り観測に売られ、寄り付き後、下落。押し目からは金融セクターの買い、良好な経済を期待した買いが支えダウは上昇に転じた。カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁に続き、コリンズ・ボストン連銀総裁もインフレの目標達成に予想以上の時間を要する可能性に言及したことを背景とした長期金利上昇が重しとなり、ハイテクは上値が抑制され、終日軟調に推移。終盤にかけダウは上げ幅を拡大もナスダックはプラス圏を回復できずまちまちで終了。 米国株式市場は高安まちまちだったことで、グロース市場も方向感に乏しい展開となった。グロース市場指数、グロース250指数ともに前日比マイナス圏を挟んだもみ合いに終始。11営業日連続で売買代金1000億円を割り込むなど薄商いも続き、静かな一日となった。 個別では、決算内容が嫌気されてサイバー・バズ<7069>、データホライゾン<3628>が売られた。時価総額上位銘柄では、ティーケーピー<3479>、サンウェルズ<9229>などが下落。値下がり率上位銘柄では、キャスター<9331>、カウリス<153A>、グランディーズ<3261>がランクイン。 一方、売れるネット広告社<9235>が引き続き買い優勢となりストップ高となったほか、決算が材料視されてGMOTECH<6026>もストップ高となった。時価総額上位銘柄では、GENDA<9166>、カバー<5253>、MacbeeP<7095>などが上昇した。値上がり率上位銘柄では、コパ・コーポ<7689>、VEGA<3542>、アイデミー<5577>がランクイン。 なお、東証グロース市場Core指数では、GENDA、カバー、MacbeePのほか、JTOWER<4485>、弁護士ドットコム<6027>などが買われた。
グロース250
現在値 652.97↓ (24/05/09 15:00)
前日比 -1.92 (-0.29%)
始値 654.97 (09:00) 前日終値 654.89 (24/05/08)
高値 657.16 (12:39) 年初来高値 787.23 (24/03/07)
安値 647.02 (09:30) 年初来安値 629.46 (24/04/19)
東証REIT指数
現在値 1,821.68↓ (24/05/09 15:00)
前日比 +2.34 (+0.13%)
始値 1,823.87 (09:00) 前日終値 1,819.34 (24/05/08)
高値 1,830.70 (10:24) 年初来高値 1,845.33 (24/01/23)
安値 1,819.90 (12:34) 年初来安値 1,657.57 (24/03/13)
日経平均VI
現在値 19.88↑ (24/05/09 15:20)
前日比 -0.87 (-4.19%)
始値 19.46 (09:00) 前日終値 20.75 (24/05/08)
高値 19.96 (09:35) 年初来高値 27.82 (24/04/19)
安値 17.93 (11:53) 年初来安値 17.96 (24/02/01)
日経VI:低下、株価の下げ幅限定的で警戒感は緩和 16:05 配信
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は9日、前日比-0.87(低下率4.19%)の19.88と低下した。なお、高値は19.96、安値は17.93。昨日の米株式市場は主要指数が高安まちまちで東京市場の手掛かり材料となりにくかったが、今日の東京株式市場は概ね堅調で、日経225先物は午前の時間帯は概ねプラス圏で底堅く推移した。午後は売り優勢の展開となったものの売り急ぐ動きは見られず、下げ幅が限定的だったことから、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードは緩和し、日経VIは終日、昨日の水準を下回って推移した。
大証ラージ
現在値 変化 時間
大証ラージ(日中) 38,210.00 -670.00 05/08
大証ラージ(夜間) 38,380.00 +170.00 06:00
限月 現在値 変化 前日 始値 高値 安値 出来高 時間
大証ミニ 24年05月限 38,365 +150 38,215 38,275 38,425 38,145 8,030 06:00
大証ミニ 24年06月限 38,380 +160 38,220 38,280 38,435 38,155 215,431 06:00
大証ミニ 24年07月限 38,355 +150 38,205 38,255 38,400 38,155 301 06:00
大証ラージ 24年06月限 38,380 +170 38,210 38,280 38,440 38,160 12,361 06:00
大証ラージ 24年09月限 38,370 +180 38,190 38,230 38,390 38,140 144 05:49
大証ラージ 24年12月限 38,160 +210 37,950 38,000 38,160 37,910 21 04:34
日経平均先物
現在値 38,380.00↓ (24/05/09 06:00)
前日比 +170.00 (+0.44%)
高値 38,440.00 (04:28) 始値 38,280.00 (16:30)
安値 38,160.00 (21:38) 前日終値 38,210.00 (24/05/08)
TOPIX先物
現在値 2,721.00↓ (24/05/09 06:00)
前日比 +11.50 (+0.42%)
高値 2,728.00 (04:25) 始値 2,713.00 (16:30)
安値 2,708.50 (21:38) 前日終値 2,709.50 (24/05/08)
JPX日経400先物
現在値 24,765.00↓ (24/05/09 06:00)
前日比 +135.00 (+0.55%)
高値 24,795.00 (04:25) 始値 24,650.00 (16:30)
安値 24,625.00 (21:38) 前日終値 24,630.00 (24/05/08)
グロース250先物
現在値 657.00↑ (24/05/09 06:00)
前日比 +4.00 (+0.61%)
高値 657.00 (06:00) 始値 653.00 (16:30)
安値 651.00 (21:40) 前日終値 653.00 (24/05/08)
NYダウ先物 円建
現在値 39,158.00↓ (24/05/09 06:00)
前日比 +176.00 (+0.45%)
高値 39,211.00 (04:49) 始値 39,019.00 (16:30)
安値 38,930.00 (21:27) 前日終値 38,982.00 (24/05/08)
CME日経平均先物 円建
現在値 38,380.00↑ (24/05/08 15:59 CST)
前日比 -335.00 (-0.87%)
高値 38,765.00 始値 38,700.00
安値 38,155.00 前日終値 38,715.00 (24/05/07)
日経先物 CME[ ¥=円建て(NIY) $=ドル建て(NKD) ]
限月 現在値 変化 前日 始値 高値 安値 出来高 時間
CME¥ 24年06月限 38,380 -335 38,715 24,836 05:59
CME$ 24年06月限 38,400 -335 38,735 6,693 05:59
CME¥ 24年09月限 38,470 -220 38,690 2 09:26
CME$ 24年09月限 38,320 -475 38,795 4 13:53
SGX日経平均先物
現在値 38,375.00↓ (24/05/09 05:02 SGT)
前日比 +135.00 (+0.35%)
高値 38,430.00 始値 38,255.00
安値 38,160.00 前日終値 38,240.00 (24/05/08)
日経先物 SGX
限月 現在値 変化 前日 始値 高値 安値 出来高
SGX 2024/06(日中) 38,240 0 38,860 0 0
SGX 2024/06(夜間) 38,375 +135 38,240 38,255 38,430 38,160 7,715
SGX 2024/09(日中) 38,190 0 38,810 0 0
SGX 2024/09(夜間) 38,390 +200 38,190 38,295 38,390 38,295 2
長期国債先物
現在値 144.360↑ (24/05/09 05:54)
前日比 -0.200 (-0.14%)
高値 144.580 (17:25) 始値 144.560 (15:30)
安値 144.340 (18:43) 前日終値 144.560 (24/05/08)
9日の日本国債市場概況:債券先物は144円29銭で終了 16:33 配信
<円債市場>
長期国債先物2024年6月限
寄付144円31銭 高値144円34銭 安値144円04銭 引け144円29銭
売買高総計25219枚
2年 460回 0.307%
5年 167回 0.512%
10年 374回 0.905%
20年 188回 1.680%
債券先物6月限は、144円31銭で取引を開始。前日の植田日銀総裁の「物価見通しの上振れ、リスク大きくなれば金利早めに調整」との発言や、本日公表の日銀金融政策決定会合における主な意見(4月25-26日分)での「円安を背景に基調的な物価上昇率が上振れると、正常化ペースは早まる可能性」などを受けて売りが先行し、144円34銭から一時144円04銭まで下げた。現物債の取引では、全年限が売られた。
<米国債概況>
2年債は4.85%、10年債は4.50%、30年債は4.66%近辺で推移。
債券利回りはほぼ横ばい。(気配値)
<その他外債市況・10年債>
ドイツ国債は2.48%、英国債は4.16%、オーストラリア10年債は4.34%、NZ10年債は4.72%。(気配値)
日本国債3年
年利回り 0.333 (24/05/09 02:05)
前日比 +0.005
日本国債5年
年利回り 0.487 (24/05/09 02:05)
前日比 +0.003
日本国債10年
年利回り 0.884 (24/05/09 02:05)
前日比 +0.005
日本・中国株式指数
名称 値 前日比 前日比(%) 1ヶ月利回り変化幅 年間利回り変化幅 更新日時 (JST)
中国 上海総合指数
3,154.32 +25.84 +0.83% +4.19% -6.06% 19:26
中国 上海A株指数
3,306.65 +27.01 +0.82% +3.46% -6.05% 19:26
中国 深センA株指数
1,879.22 +24.91 +1.34% +2.61% -11.20% 16:00
中国 深セン成分指数
9,788.07 +149.25 +1.55% +3.59% -12.02% 16:00
中国 上海B株指数
254.66 +0.74 +0.29% -1.34% -12.76% 19:26
中国 深センB株指数
1,128.70 +4.60 +0.41% +4.06% -5.01% 16:00
中国 上海50A株指数
2,501.73 +15.71 +0.63% +4.04% -7.48% 19:26
中国 上海180A株指数
8,001.26 +61.59 +0.78% +3.85% -8.24% 19:26
中国 上海新総合指数(G株)
2,665.46 +21.85 +0.83% +3.48% -6.05% 19:26
中国 創業板指数
1,900.01 +34.90 +1.87% +3.96% -15.40% 16:00
上海/シンセン CSI300指数
3,664.56 +34.34 +0.95% +3.71% -9.02% 19:26
中国 深セン総合指数
1,796.61 +23.78 +1.34% +2.62% -11.19% 16:00
香港 ハンセン指数 18,537.81 +223.95 +1.22% +10.16% -6.69% 17:08
ハンセン中国企業株指数(H株) 6,560.67 +103.95 +1.61% +11.29% -2.62% 17:08
ハンセン中国レッドチップ指数 3,816.33 +71.83 +1.92% +9.97% -7.78% 17:08
韓国総合株価指数 2,712.14 -32.91 -1.20% +0.26% +8.05% 18:05
S&P・BSEセンセックス 72,404.19 -1,062.20 -1.45% -3.05% +17.23% 20:33
インドCNX NIFTY指数 21,957.50 -345.00 -1.55% -3.03% +20.21% 20:32
加権指数 20,560.77 -139.74 -0.68% -1.13% +30.73% 15:30
S&P/ASX200指数 7,721.64 -82.85 -1.06% -1.31% +6.30% 16:06
NZX50種グロス指数 11,746.58 -36.31 -0.31% -1.43% -1.20% 14:43
FTSEブルサマレーシアKLCIインデックス 1,601.22 -3.53 -0.22% +3.07% +11.77% 18:05
ジャカルタ 総合指数 7,088.80 -34.82 -0.49% -2.72% +4.55% 2024/05/08
シンガポール ST指数 3,265.95 +1.42 +0.04% +0.88% +0.71% 18:20
タイ SET指数 1,369.29 -4.04 -0.29% -2.27% -12.49% 19:03
ベトナム VN指数 1,248.64 -1.82 -0.15% -1.12% +18.49% 17:02
フィリピン 総合指数 6,542.46 -116.72 -1.75% -2.95% -1.21% 15:50
アジア株式市場サマリー 2024年5月9日午後 8:06
中国・香港株式市場は反発して引けた。堅調な4月の貿易統計が好感されたほか、杭州市の住宅購入規制撤廃もセンチメント改善に寄与した。
金融株(.CSI300FS), opens new tabは0.48%高、生活必需品株(.CSI000912), opens new tabは0.05%安、不動産株(.CSI000952), opens new tabは2.04%高、ヘルスケア株(.CSI300HC), opens new tabは0.56%高。
深セン指数(.SZSC), opens new tabは1.34%高、新興企業向け市場「創業板(チャイネクスト)」総合指数(.CNT), opens new tabは1.871%高。
エネルギー株(.HSCIE), opens new tabは0.4%高、IT(情報技術)株(.HSCIIT), opens new tabは2.16%高、金融株(.HSNF), opens new tabは0.38%高、不動産株は1.39%高。
ソウル株式市場は反落した。前日に1カ月超ぶりの高値を付けたため、利益確定の売りが出た。
韓国の尹錫悦大統領は1年9カ月ぶりに単独記者会見に臨み、経済の改善に注力すると表明した。
尹氏は来年導入予定の金融投資所得税について、個人投資家にとっては負担が大きすぎると指摘。政府は企業に無理強いしないやり方で、企業改革プログラムを推進していくと強調した。
大半の主要指数が1%超下落した。半導体大手のサムスン電子(005930.KS), opens new tabは1.97%安、同業SKハイニックス(000660.KS), opens new tabは1.46%安。電池メーカーのLGエナジー・ソリューション(373220.KS), opens new tabも1.15%下げた。
現代自動車(005380.KS), opens new tabは2.07%安、傘下の起亜(000270.KS), opens new tabは3.71%安。IT大手ネイバー(035420.KS), opens new tabとメッセージアプリのカカオ(035720.KS), opens new tabはそれぞれ、1.36%、2.41%下げた。
取引された934銘柄のうち、355銘柄が上昇し、536銘柄が下落した。
外国人投資家は3545億ウォン(約2億5876万ドル)相当の売り越し。
シドニー株式市場は反落した。国内最大手のコモンウェルス銀行(CBA.AX), opens new tabは1─3月期決算が減益となったことで値下がりし、銀行株が下落を主導した。
金融株指数(.AXFJ), opens new tabは1.7%安と6営業日ぶりに反落。国内最大手のコモンウェルス銀行は激しい競争下でインフレの圧力を受け、1─3月期決算で減益となり2%超下げた。国内第3位のウエストパック銀行(WBC.AX), opens new tabは配当落ちに伴い、2年ぶりの安値を付けた。
中国での需要が低下したことで、鉱業株指数(.AXMM), opens new tabは0.6%安。BHPグループ(BHP.AX), opens new tabは0.7%安、フォーテスキュー(FMG.AX), opens new tabは0.9%安。
一方、米国と中国での重要拡大の期待を背景に原油価格が小幅上昇する中、エネルギー株指数(.AXEJ), opens new tabは0.6%高。ウッドサイド・エナジー(WDS.AX), opens new tabは0.8%高、サントス(STO.AX), opens new tabは0.9%高だった。
終値
前日比
%
始値
高値
安値
コード
中国
上海総合指数
3154.3201
+ 25.8403
+ 0.83
3128.1644
3158.4646
3128.1644
(.SSEC)
前営業日終値
3128.4798
中国
CSI300指数
3664.561
+34.338
+0.95
3630.414
3669.759
3630.414
(.CSI300)
前営業日終値
3630.223
香港
ハンセン指数
18537.81
+223.95
+1.22
18306.25
18560.76
18278.11
(.HSI)
前営業日終値
18313.86
香港
ハンセン中国株指数
6560.67
+103.95
+1.61
6468.73
6569.05
6455.52
(.HSCE)
前営業日終値
6456.72
韓国
総合株価指数
2712.14
-32.91
-1.20
2743.29
2749.14
2710.25
(.KS11)
前営業日終値
2745.05
台湾
加権指数
20560.77
-139.74
-0.68
20710.05
20754.61
20560.77
(.TWII)
前営業日終値
20700.51
豪
S&P/ASX指数
7721.60
-82.90
-1.06
7804.30
7804.30
7715.20
(.AXJO)
前営業日終値
7804.50
シンガポール
ST指数
3265.95
+1.42
+0.04
3251.70
3267.97
3241.13
(.STI)
前営業日終値
3264.53
マレーシア
総合株価指数
1601.22
-3.53
-0.22
1606.21
1607.38
1599.29
(.KLSE)
前営業日終値
1604.75
インドネシア
総合株価指数
休場
-
-
-
-
-
(.JKSE)
前営業日終値
-
フィリピン
総合株価指数
6542.46
-116.72
-1.75
6670.85
6719.19
6536.25
(.PSI)
前営業日終値
6659.18
ベトナム
VN指数
1248.64
-1.82
-0.15
1250.46
1256.80
1243.29
(.VNI)
前営業日終値
1250.46
タイ
SET指数
1369.29
-4.04
-0.29
1374.40
1379.75
1367.88
(.SETI)
前営業日終値
1373.33
インド
SENSEX指数
72404.17
-1,062.22
-1.45
73499.49
73499.49
72334.18
(.BSESN)
前営業日終値
73466.39
インド
NSE指数
21957.50
-345.00
-1.55
22224.80
22307.75
21932.40
(.NSEI)
前営業日終値
22302.50
中国 上海総合指数 アジア株価 リアルタイムチャート
ニュージーランド ▼0.31% 11,746.58 -36.31H:11,785.36L:11,694.4005/09
[CFD] 日本 日経平均 38,054.50 日経比:-19▼0.05%H:38,113L:37,97121:05
中国 上海B株 ▲0.29% 254.66 +0.74H:255.40L:253.6105/09
中国 上海A株 ▲0.82% 3,306.65 +27.01H:3,311.00L:3,279.3205/09
中国 深セン成分 ▲1.55% 9,788.07 +149.25H:9,805.11L:9,648.2205/09
中国 深センB株 ▲0.41% 1,128.70 +4.60H:1,128.70L:1,123.9105/09
中国 深センA株 ▲1.34% 1,879.22 +24.91H:1,882.63L:1,854.0705/09
[CFD] HangSeng サンデー 18,617.10 指数比:+79▲0.43%H:18,729L:18,27021:05
香港 レッドチップ指数 ▲1.89% 3,815.39 +70.89H:3,826.95L:3,747.4616:59
9日の中国本土市場概況:上海総合0.8%高で反発、不動産株しっかり 16:46 配信
9日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比25.84ポイント(0.83%)高の3154.32ポイントと反発した。昨年9月6日以来、約8カ月ぶりの高値水準を回復している。
中国の景気支援スタンスが改めて材料視される流れ。中でも、不動産支援の動きが活発化している。浙江省杭州市は9日、「不動産市場コントロール政策の最適化に関する通知」を発表した。住宅購入規制の全面廃止に加え、住宅購入に対する信用支援の強化、高品質な住宅供給の推進、戸籍取得ポイント制の最適化など7つの措置を実施する方針だ。そのほか、地方都市が相次いで、住宅公共積立金(公積金)制度を利用した住宅ローンの融資限度額を引き上げている。中国貿易統計の上振れもプラス。取引時間中に公表された4月の輸出入統計では、米ドル建て輸出が1.5%増(予想は1.3%増)、輸入が8.4%増(予想は4.7%増)に改善している。前月は輸出入がそろってマイナス成長していただけに、中国景気の持ち直しが進むと期待された。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、不動産の上げが目立つ。京能置業(600791/SH)が2.8%高、保利発展控股集団(600048/SH)が2.6%高、金地集団(600383/SH)が2.4%高、緑地HD(600606/SH)が2.2%高、華麗家族(600503/SH)が1.8%高で引けた。
物流関連の銘柄も物色される。中遠海運HD(601919/SH)が9.2%高、中遠海運特殊運輸 (600428/SH)が5.0%高、寧波海運(600798/SH)が3.9%高、園通速逓(600233/SH)と中国外運(601598/SH)がそろって2.9%高、天津港(600717/SH)が2.2%高で取引を終えた。
軍事関連株も高い。航空宇宙製品の江西洪都航空工業(600316/SH)が6.1%、航空用エンジンメーカーの中航動力(600893/SH)が4.8%、軍用電子機器の中国海防(600764/SH)が4.2%、航空機開発・製造・販売の中航瀋飛(600760/SH)が2.7%、弾薬・ロケットの長城軍工(601606/SH)が2.1%ずつ上昇した。中東地域の地政学リスクがくすぶっているほか、中台海峡の緊張も意識されている。米海軍は8日、ミサイル駆逐艦「ハルゼー」が台湾海峡を同日に航行したと発表。中国軍は同日、米軍艦を監視し、警告を発したことを明らかにした。ハイテク株、インフラ建設株、素材株、消費関連株、医薬株、保険・証券株なども買われている。
半面、石炭株はさえない。晋控煤業(601001/SH)が2.4%、中国中煤能源(601898/SH)が1.1%、陝西煤業(601225/SH)が1.0%、中国神華能源(601088/SH)が0.7%ずつ下落した。銀行株の一角も売られている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.74ポイント(0.29%)高の254.66ポイント、深センB株指数が4.60ポイント(0.41%)高の1128.70ポイントで終了した。
亜州リサーチ(株)
9日の香港市場概況:ハンセン1.2%高で3日ぶり反発、不動産と海運に買い 18:00 配信
9日の香港市場は、主要82銘柄で構成されるハンセン指数が前日比223.95ポイント(1.22%)高の18537.81ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が103.95ポイント(1.61%)高の6560.67ポイントと3日ぶりに反発した。売買代金は1236億9440万香港ドルとなっている(8日は1286億5540万香港ドル)。
投資家心理が上向く流れ。中国貿易統計の上振れや、中国の不動産支援策が材料視された。取引時間中に公表された4月の輸出入統計では、米ドル建て輸出が1.5%増(予想は1.3%増)、輸入が8.4%増(予想は4.7%増)に改善している。前月は輸出入がそろってマイナス成長していただけに、中国景気の持ち直しが進むと期待された。不動産支援策に関しては、浙江省杭州市は9日、「不動産市場コントロール政策の最適化に関する通知」を発表。住宅購入規制の全面廃止に加え、住宅購入に対する信用支援の強化、高品質な住宅供給の推進、戸籍取得ポイント制の最適化など7つの措置を実施する方針だ。そのほか、地方都市が相次いで、住宅公共積立金(公積金)制度を利用した住宅ローンの融資限度額を引き上げている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、パソコン(PC)世界最大手の聯想集団(992/HK)が8.7%高、コンテナ海運大手の東方海外(316/HK)が6.1%高、太陽光発電(PV)用ガラス基板メーカーの信義光能HD(968/HK)が5.8%高と上げが目立った。
セクター別では、中国の不動産が高い。世茂集団HD(813/HK)が33.3%、合景泰富地産HD(1813/HK)が16.4%、華南城HD(1668/HK)が14.6%、雅居楽集団HD(3383/HK)が13.5%ずつ上昇した。
海運・物流セクターもしっかり。上記した東方海外のほか、中遠海運HD(1919/HK)が6.9%高、太平洋航運集団(2343/HK)が5.3%高、中遠海運能源運輸(1138/HK)が3.5%高、嘉里物流聯網(636/HK)が5.9%高、中通快逓(開曼)(2057/HK)が2.9%高、深セン国際HD(152/HK)が2.7%高で引けた。
医薬セクターも物色される。中国生物製薬(1177/HK)が5.5%高、百済神州(6160/HK)が5.4%高、康希諾生物(6185/HK)が4.0%高、緑葉製薬集団(2186/HK)が2.3%高で取引を終えた。百済神州については、1~3月期の販売好調が材料視されている。
一方、本土市場も反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.83%高の3154.32ポイントで取引を終了した。不動産株が高い。物流関連株、軍事関連株、ハイテク株、インフラ建設株、素材株、消費関連株、医薬株、保険・証券株なども買われた。半面、石炭株は安い。銀行株の一角も売られた。
亜州リサーチ(株)