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ロシア国防省 ウクライナ軍による無人機攻撃 144機撃墜:欧米メディア “ロシアにイランが短距離弾道ミサイル提供”

2024-09-11 03:25:59 | ウクライナ紛争
ロシア国防省 ウクライナ軍による無人機攻撃 144機撃墜と発表 NHK 2024年9月10日 21時23分

ロシア国防省は、ウクライナ軍による大規模な無人機攻撃があり、モスクワ州まで飛来したものも含め144機を撃墜したと発表しました。一方、ウクライナでは、ロシア軍の攻撃で16歳の女性を含む4人が死亡し、双方による攻撃が続いています。

ウクライナ東部の地元の知事などによりますと、ドネツク州やドニプロペトロウシク州で9日、ロシア軍による砲撃などで16歳の女性を含む4人が死亡したということです。

一方、ロシア国防省は、西部ブリャンスク州やクルスク州など、各地に対してウクライナ軍による大規模な無人機攻撃が行われ、144機を撃墜したと10日に発表しました。

このうち20機は、モスクワ州に飛来したということで、国営のタス通信によりますと、モスクワ南西部ブヌコボ空港など、合わせて3つの空港が一時的に運航を制限したということです。

こうした中、ロシア国防省は10日、ロシア海軍が太平洋や北極海、それにバルト海などで400隻以上の軍艦や9万人以上の兵士が参加する大規模な訓練を開始したと発表しました。

このうち日本海で行われる訓練には、中国の艦船も参加するということです。

欧米との対立を深めるロシアが、アメリカや日本などをけん制するねらいがあるとみられます。



【詳細】ロシア ウクライナに軍事侵攻(9月10日の動き) NHK 2024年9月10日 19時10分

ウクライナ ロシア軍攻撃で4人死亡 ロシア国防省”無人機撃墜”
ウクライナ東部の地元の知事などによりますと、ドネツク州やドニプロペトロウシク州で9日、ロシア軍による砲撃などで16歳の女性を含む4人が死亡したということです。

一方、ロシア国防省は、西部ブリャンスク州やクルスク州など各地に対して、ウクライナ軍による大規模な無人機攻撃が行われ、144機を撃墜したと10日、発表しました。

このうち20機は、モスクワ州に飛来したということで、国営のタス通信によりますと、モスクワ南西部ブヌコボ空港などあわせて3つの空港が一時的に運航を制限したということです。

こうした中、ロシア国防省は10日、ロシア海軍が太平洋や北極海、それにバルト海などで、400隻以上の軍艦や9万人以上の兵士が参加する大規模な訓練を開始したと発表しました。

このうち日本海で行われる訓練には、中国の艦船も参加するということです。

欧米との対立を深めるロシアがアメリカや日本などをけん制する狙いがあるとみられます。

欧米メディア “ロシアにイランが短距離弾道ミサイル提供”
ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアに、イランが短距離弾道ミサイルを提供していると欧米のメディアが報じたことについてロシア大統領府の報道官は9日、明確な回答を避けました。

欧米の複数のメディアは先週、アメリカやヨーロッパの複数の当局者などの話として、イランがロシアに短距離弾道ミサイルを提供していると報じました。

ロシア大統領府のペスコフ報道官は9日この報道について記者から問われたのに対し「このような情報がいつも正しいというわけではない」としながらも、「イランはわれわれの重要なパートナーだ。最もセンシティブな分野を含めあらゆる分野で協力と対話を深めている」と述べ、明確な回答を避けました。

一方、イラン外務省の報道官は9日、会見で「戦争の当事国に武器を送っているとのわれわれに対する非難を強く否定する」と述べました。

これについてEUの報道官は9日「イランの弾道ミサイルのロシアへの運搬についてわれわれは同盟国から信頼できる情報を得ている」と述べています。

また、アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は7日、ロシア軍はこの秋から冬にかけて、イランから提供された短距離弾道ミサイルでウクライナのエネルギーや軍事、民間のインフラを攻撃する可能性が高いと分析しています。

これに関連し、ウクライナ外務省は9日、ウクライナに駐在するイランの臨時大使を呼び、深い懸念を表明したとSNSで明らかにしました。


上川外相 ウクライナ新外相と電話会談 “緊密に連携を”
上川外務大臣は、新たに就任したウクライナのシビハ外相と電話で会談し、ロシアに対する厳しい制裁とウクライナへの支援を継続する考えを伝え、緊密に連携していくことで一致しました。

電話会談は、先週、就任したウクライナのシビハ外相からの要請を受け、午後2時からおよそ30分間行われました。

上川外務大臣は、就任に祝意を伝えた上で、「ウクライナが激しい攻撃にさらされていることに心を痛めている。ロシアに対する厳しい制裁とウクライナへの力強い支援を継続していく」と述べました。

その上で、公正で永続的な平和が実現するよう、今後も積極的に関与する考えを伝えました。

これに対しシビハ外相は、これまで日本が行ってきた人道支援や、復旧・復興に向けた支援に謝意を示し、両外相は引き続き、緊密に連携していくことで一致しました。

会談のあと上川大臣は記者会見で「新外相の就任後、間を置かずにしっかりやりとりできたことは非常によかった。引き続き、ウクライナに寄り添った支援を行っていく」と述べました。
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