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公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

過酷な「団抜き」

2010-02-28 08:07:04 | スポーツ

スピードスケートにも「団抜」があるとは思わなかったが、日本女子が決勝進出。ドイツと対戦する。

ところで、スケートの団体追い抜きは、「捨石」が通用しない。

トラックレースの団抜は、例えば、4人のうち、3番目にゴール線に到達した選手のタイムが計測されるため、1人が途中で離れるケースがよくある。無論、強いチームは4人が揃って入ってくるが、大概のチームは、途中で1人が抜ける。

しかしスケートの場合は、3人全員がゴールしないといけない。したがって、力が落ちた選手が苦しそうに走っているシーンがしばし起こる。

女子のロシアとポーランドの一戦で、ロシアが断然リードしながらも、一人が終盤で脚が上がってしまい、最後にその一人が大きく遅れたため、ポーランドに逆転を許してしまったシーンがあった。トラックレースではこういったケースはめったにないね。

思うに、スケートのほうも自転車同様、一人捨石を置くような形のほうがいいと思うな。

さて、日本は非常にうまく走行している。ポーランド戦は終盤にかなり追い込まれたが、中盤までのペース配分は非常によく、どんどん差を広げていた。この調子で決勝も進められるならば、勝機があるかも。

(追記)

惜しかったなぁ・・・

日本の走行はほとんど完璧。対してドイツは一人が一瞬バランスを崩しかけるシーンも見られ、一時は1.74秒差を広げた。しかし、最後の最後でドイツが猛然と追い上げ、最後は100分の3秒負けた。ドイツの大逆転勝利だった。

試合に勝って勝負に負けた、ような印象だな。

しかしながら、トラックの団抜でもこういったシーンはちょくちょくある。個人追い抜きは個々の力の差がはっきりとするが、団抜は必ずしもそうならないところが難しいところ。これは自転車もスケートも一緒なのかも。

ところでドイツといえば、日本にとっては「鬼門中の鬼門」。

自転車でも、2004年のチームスプリントだったが、ジュニア世界選とアテネオリンピックでいずれも決勝でドイツと対戦し、後塵を拝した。そういやアテネオリンピックでも最初の長塚は「勝ってた」んだよなぁ・・・

いつかドイツを団体種目で倒さねば・・・

(追記)

そういえば、リレハンメルのジャンプ団体でも、日本は原田雅彦が「普通に飛べば」金メダルだったところ、まさかの事態になって負けたが、そのときも金メダルはドイツ。

『おう!しばいたろか!ドイツ!』

『肝心要のところで、いっつも邪魔しよって!』

という、大師匠の声が聞こえてきそうです?


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (boat-boy)
2010-02-28 20:31:17
お初にコメントさせていただきます
冬季五輪興味ないとか言いつつけっこう見てらっしゃいましたねw
パシュートは最後本当に惜しかったですが見事な滑りでした
あまり国籍・人種的な事は言いたくありませんが実質北半球の国(南半球は豪州くらい)のみで争ってる冬季五輪ですから身体能力の高い黒人選手が参入してくるのはまだ時間がかかりそうです
よって単純にメダル増を望むならもう少し冬季競技に支援をしてあげてもいいと思うのですが
・・・
確かに初期投資は高いでしょうが継続的な強化策を続ければ同額を夏季五輪の競技につぎ込むより好成績が望めると思うので

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レスポンス (Bank of Dream)
2010-03-01 15:51:31
ま、アイスホッケーは、川口に住んでいた頃は日本リーグを見に、東伏見とか新横浜にもよく行っていたことがあった(日光にも行ったことがあるなぁ)ので、もともと興味ありました。

それ以外はあまり興味はありませんでしたが、トラックレースの団抜とよく似ているパシュートと、ギャンブル性として面白いスノーボードクロスはよく見ていました。

それ以外にもフィギュアとかカーリングなどを見ていましたが、これはマスコミの影響が大です。

冬季種目は、相対的にカネがかかる種目が多く、その上危険種目が多いので、その点からして敬遠される傾向になりがちです。

まずは競技人口を増やすことが先決ですね。今朝のスーパーモーニングでも、二宮清純氏が同様のことを言ってました。

競技人口が増えれば、それなりのインフラ設備を整える必要性が出てくるので、結果的に好循環となっていくことでしょう。

あと、夏冬両方の五輪出場をしたい選手が少なくないと考えられますので、そのあたりの環境も整えてあげる必要性があるかも。

と考えた場合、武田豊樹が競輪選手でありながら、スケートで五輪出場を希望していたにもかかわらず、自転車競技でなければ宣伝にならないと突っぱねた競輪界の対応が残念ですね。
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