
逮捕監禁致傷容疑で警視庁に逮捕された大城優斗容疑者=16日、東京都板橋区 Ⓒ時事通信
男性を連れ去り3か月監禁し執ように暴行か 7人逮捕 東京 NHK 2025年7月17日 12時52分
都内に住む30代の男性を車で連れ去り、3か月にわたって監禁して執ように暴行を加えたとして、24歳の容疑者ら7人が逮捕されました。警視庁は仕事上のトラブルが背景にあるとみて、詳しいいきさつを調べています。
逮捕されたのは、東京 板橋区の自営業、大城優斗容疑者(24)ら、いずれも20代の男の容疑者合わせて7人です。
警視庁によりますと、ことし1月、都内に住む30代の男性を車で連れ去り、3か月にわたってホテルやトランクルームなどに監禁したうえ、指を金づちでたたいたり、熱湯をかけたりする暴行を加えて大けがをさせたとして監禁傷害の疑いが持たれています。
ことし4月下旬に「男性が監禁されているようだ」と相談があり、警視庁が行方を捜査していたところ、その2日後に豊島区内の路上で車に乗せられていた男性を見つけ保護したということです。
男性が勤務していた建築関係の会社は、大城容疑者に内装工事などを委託していましたが、仕事内容に不備があったため、当時、代金の支払いを止めていたということです。
警視庁はこうした仕事上のトラブルが背景にあるとみて、詳しいいきさつを調べています。
調べに対し、大城容疑者は「弁護士が来てから話します」と認否を留保し、ほかの6人は、否認や黙秘しているということです。
被害者保護を目撃した男性「何か事件が起きたんだなと思った」
被害者の男性が保護された現場を目撃した70代の男性は「警察官が無線で『逃げた、逃げた』などと言っているのが聞こえ、ワゴン車の周りを数十人の警察官が囲んでいた。車の助手席付近に男性が1人乗っていて、ただの事故ではなく何か事件が起きたんだなと思った」と話していました。