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羽田空港の駐車場の予約代行業者:あくまでも依頼を受け、代わりに予約枠を確保しているだけで転売はしていない → 羽田空港の駐車場が少ないことが一番の問題

2025-05-04 05:32:44 | 交通系問題
羽田空港 駐車場 予約枠買い占め転売か“予約とれない”苦情も NHK 2025年5月2日 19時34分

羽田空港にある事前予約ができる駐車場をめぐり、去年の大型連休以降すぐに満車になって予約がとれないなどという苦情が相次いで寄せられていることがわかりました。
予約を代行するとうたうサイトが複数みつかり、駐車場の運営事業者は代行業者が予約枠を買い占めて高額で転売しているとみて対策を実施する方針です。

羽田空港には事前予約ができる駐車場がおよそ800台分あり、利用したい人はインターネットの専用サイトで名前やメールアドレス、車のナンバーなどを登録したあと、空きがあれば予約料金1000円を支払って利用します。

この予約枠をめぐって去年の大型連休以降、すぐに満車になって予約がとれないなどという苦情が相次いで寄せられていることが駐車場を運営する空港振興・環境整備支援機構と日本空港ビルデングへの取材でわかりました。

寄せられた苦情には予約の代行手数料として高額を請求されたとか、代行業者を通して予約したのに利用できないというものもあったということです。

苦情は大型連休のほかお盆休みや年末年始の繁忙期に寄せられました。

このため機構が専用サイトのシステムを調べたところ、受付が始まるとすぐに予約可能な日数をすべて確保し、その後利用期間を変更したり、登録した車のナンバーを変更したりするケースが数多くみつかったということです。

さらにいずれの運営事業者でも受付開始のタイミングでシステムに同時に大量のアクセスが確認されたケースが複数回あり、予約のためにプログラムを使ったとみられるとしています。

インターネット上では予約を代行するとうたうサイトが複数みつかり、空港振興・環境整備支援機構と日本空港ビルデングは、代行業者が予約枠を買い占めて高額で転売しているとみているということです。

このため、6月には利用規約に転売禁止を盛り込み、転売が確認された場合は登録者の利用を停止するほか、システムを改修して利用期間の変更は1回のみ、ナンバーの変更はできないようにするということです。

羽田空港の駐車場 事前予約の流れ
事前予約できる羽田空港の駐車場の枠をインターネットで確保するには、専用のサイトでまず名前やメールアドレス、車のナンバーなどを登録します。

その後、サイト上に表示されるカレンダーで空きがあればその日付をクリックして予約します。

予約料金は1000円で、利用した日数や時間によって別途、利用料金がかかります。

予約の受付は空港振興・環境整備支援機構のエリアは毎日午前10時から、日本空港ビルデングのエリアは毎日午前0時からで、空いていればその日の30日後から最大で14日分の予約枠を確保することができます。

キャンセルが出た場合はいつでも予約が可能です。

予約後、利用期間の変更は2回までで、車のナンバーの変更は空港振興・環境整備支援機構では無制限ででき、日本空港ビルデングではできません。

寄せられた苦情の内容は
予約がとれないという内容が多く
「予約の受付開始直後に満車になってしまい、なかなか予約がとれない」とか、
「代行業者を通じて予約がすぐとられてしまうのは不公平ではないか」という苦情が寄せられました。

「非公式な予約サイトを放置していていいのか」というものもありました。

業者からの請求額に関する苦情もあり
「予約代行手数料が5000円だということで申し込んだが、繁忙期なので1万8000円になると言われた。請求が高額なのでキャンセルしようとしたが、すでに支払った一部の代行手数料が返金されないと言われた」というものでした。

ほかには
「代行業者を通して予約したのに利用できない」とか
「代行手数料に駐車料金が含まれていると説明を受けたが実際には支払うことになっている」という苦情もあったということです。

駐車場の予約代行をうたうサイトは複数
予約代行をうたうサイト
羽田空港の駐車場の予約を代行するとうたうサイトは複数みつかりました。

ことしの大型連休の予約枠を1万8000円から3万3000円で販売するサイトには「こちらの商品は併設駐車場の予約枠です。すでに確保済みなので購入後、確実にご利用頂けます」と書かれています。

別のサイトには「毎回予約争奪戦に負けていませんか?」「予約なしだと長時間待つことになり、飛行機に乗り遅れる心配も」などと書かれ、予約代行の料金として5000円や7500円が記載されています。

業者 “あくまでも代行 転売はしていない”
駐車場の予約代行業者だという男性は「自分の会社は、あくまでも依頼を受け、代わりに予約枠を確保しているだけで転売はしていない。確実に予約枠を取れる方法を持っていてほとんど獲得できる」と話しました。

そのうえで「そもそも羽田空港の駐車場が少ないことが一番の問題で、最近は同業者が増えてきている。今後、登録した車のナンバーの変更ができなくなると聞いたが、利用者は不便になるのではないか」と話しました。

駐車場 利用者の声
夫と子ども3人とともに札幌に旅行に行くという千葉県の42歳の女性
「1か月前からキャンセルをねらって何度もチェックし、旅行の日が迫ってきて、ようやく予約を取れました。子どもを連れていて、荷物を家から直接運べて気軽に移動できるので利用しています。利用したい人が自分で予約するシステムがあるので公平に使えるのが一番いいと思います」

旅行で利用した32歳の会社員の男性
「ふだん予約枠は埋まっていますが、たまたま見たら空いていて取れました。転売サイトがあるのは知っていましたが、高値で取り引きされているとは思わなかったです。予約枠を増やすか転売されない仕組みを作ってもらうか対策をお願いしたいです」

出張で駐車場を頻繁に利用するという41歳の男性
「いつも朝早く来て駐車できているので予約枠があることは知りませんでした。大型連休は午前10時以降になると混むことが多く1時間並ぶこともあります。飛行機に間に合わず焦っている方はよくいて、だから高額でも予約枠を買う人がいるんだと思います」

代行業者を利用したことがあるという人もいました。

去年のお盆休みに家族で帰省する際、利用したという千葉県の34歳の女性
「通常の料金に加えて代行料金として1万8000円を支払いました。予約枠は全く空かず、何時間も並ぶことがあるのを知っていたので、高いとは思いましたが荷物も多く、背に腹は代えられないと利用しました。今は使っていません」

去年のお盆休みで利用したという神奈川県の45歳の女性
「全く予約が取れずいつも満車で、暑く、家族も多かったので車で行こうと代行業者を利用しました。2万円ほど支払ったあと、やっぱり不安になり、キャンセルしようと問い合わせましたが、電話もメールも通じませんでした。結局、利用の3日前でしたが80%のキャンセル料を支払うしかありませんでした。早く対策をとってほしいです」

羽田空港の駐車場は慢性的に混雑
国土交通省は2年に1回、空港へのアクセス手段などについて全国の空港で搭乗客にアンケート用紙を配る形で調査を行っています。

毎回およそ60万人に調査を行い、40万人ほどから回答を得ているということです。

それによりますと羽田空港へのアクセスで自家用車を利用する人の割合は2019年度は8%でしたが2023年度は14%に増えたということです。

去年7月と8月は駐車場が特に混雑し、国内線の駐車場すべてが満車になった日はそれぞれ27日あり、駐車できるまでに数時間待つこともありました。

こうしたことを受け、混雑対策を話し合う検討会は羽田空港の国内線の駐車場では慢性的な混雑が発生しているとしています。

このため検討会は駐車場の運営事業者に対し、ことし夏までに駐車場の一部を送迎用とし、短時間であればいまより安く利用できるようにすることや、長時間利用の抑制のため最大料金を引き上げることを提案しています。
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