KEIRINグランプリ09が30日、京王閣競輪場で行われた。
スタートは5 加藤慎平が取り、2 永井清史-加藤、9 海老根恵太、1 平原康多-8 武田豊樹-3 神山雄一郎、7 石丸寛之、6 山崎芳仁-4 伏見俊昭。
6周回バックストレッチ通過付近で、山崎-伏見が上昇。山崎は残りあと2周前付近で正攻法の位置に入る。ジャンが鳴って、山崎が流しながら後ろの動向をみていたところ、平原-武田-神山がジャン4角あたりでスパート。最終1センター付近では、平原-武田に続いて山崎が3番手に入り込み、以下、神山-伏見-海老根と続く。2センター付近より、伏見が捲り追い込みを仕掛け、一方、武田が4角で平原を交わして先頭に立つ。直線では、武田、伏見の争いに、伏見の後位につけた海老根が大外から伸び、最後は武田と並んでゴール。海老根はゴール通過後、ガッツポーズを見せたが、微差、武田を交わしていた。3着に伏見。
初出場初優勝例は、第一回の中野浩一を除けば史上7例目。3年前のアジア大会の落車以降、一度は地獄を見た海老根が、今年はG1、G2といずれも1回ずつ制し、大一番のグランプリ制覇も果たした。今回は伏見に乗った形になったとはいえ、海老根が得意とする2センター付近からの捲り追い込みを決めての優勝。
海老根自身、まだまだマークに回る機会はほとんどないし、また回る必要性もないので、来年以降も自力を駆使してG1戦線を中心に活躍することであろう。
それにしても武田はガックリだな。優勝していれば、今年の獲得賞金額は2億7000万円を超えるところだった。もっとも、今年最も充実した1年を送った選手といえば、武田ではなかったか。
それよりびっくりしたのが、サンテレビの他、別制作で日本テレビ(読売テレビ)でも放送されていた事です。ゲストに武豊騎手が出ていたのにも好感が持てました。
ファンや初心者に魅力を伝える為に、地上波で放送する事は重要だと思います。私自身、競輪にはあまり興味がありませんが、競馬に興味を持ったのも地上波で中継を見た事がきっかけでした。
特にここ最近、テレビ局自体の売上不振や年末年始という事もあり、長時間番組や再放送の番組がやたらと多いように感じます。難しいかもしれませんが、このような時間を利用して少しでも地上波放送をしてほしいですね。
今後も、選手の解説による中継を望みたいところ。ま、来年は慎平が帰ってきそう?ですが???
ま、グランプリのような内容のレースであれば、もっと競輪に興味を持ってくれる人が増えるかもしれないんですが、その他のレースはどうも、競輪知らない人にとってみれば、不可解な内容が少なくないみたいで・・・
そのあたりが残念ですね。