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マダニが媒介する感染症にかかったネコの治療にあたっていた三重県内の獣医師が死亡

2025-06-13 18:09:51 | COVID-19など感染症関連記事
ネコ治療した獣医師死亡 マダニが媒介する感染症の疑い 三重 NHK 2025年6月13日 15時54分

マダニが媒介する感染症にかかったネコの治療にあたっていた三重県内の獣医師が死亡していたことが、獣医師会への取材で分かりました。獣医師も感染した疑いがあるということで、三重県は感染したネコやイヌからヒトが感染するケースもあるとして、注意を呼びかけています。

三重県獣医師会によりますと、死亡したのは県内で動物病院を開業していた高齢の男性獣医師です。

獣医師はマダニが媒介する感染症、SFTS=「重症熱性血小板減少症候群」に感染したネコの治療にあたったあと、先月、呼吸困難などの症状で病院に搬送され、その数日後に死亡しました。

獣医師にはマダニにかまれたような形跡はありませんでしたが、SFTSに感染した疑いがあるということです。

一方、動物病院の関係者やネコの飼い主に症状は出ていないとしています。

県によりますと、SFTSは主にウイルスを保有するマダニにヒトがかまれることで感染しますが、ウイルスに感染したネコやイヌから感染するケースもあるということです。

県は感染したネコやイヌとの過剰な接触は避け、触ったあとは必ず手を洗うなど注意を呼びかけています。

SFTS=「重症熱性血小板減少症候群」とは
SFTS=「重症熱性血小板減少症候群」は主に原因となるウイルスを持ったマダニにかまれることで感染します。

6日から2週間の潜伏期間のあと、発熱やせき、それにおう吐や下痢などの症状が現れ、重症化すると血液中の血小板が減少して出血が止まらなくなったり、腎臓の機能が低下したりして死亡することがあるとされています。

患者には対症療法が行われるほか去年、抗ウイルス薬の「ファビピラビル」が治療薬として承認されています。

国立健康危機管理研究機構によりますと、国内でSFTSと診断された患者のうち、死亡した患者の割合は27%と報告されているということです。

SFTSは、2013年に国内で初めて患者が確認されてから、例年およそ40人から130人ほど報告されていて、ことしは今月1日までに56人が報告されています。

ことしの患者数を都道府県別にみると▽高知県と大分県で6人、▽長崎県で5人、▽三重県と兵庫県、鹿児島県で4人などと主に西日本から報告されています。

感染を媒介するマダニは、主に屋外の草むらや畑、森の中などに生息していて、農作業中や、山の中を歩いている時にかまれることがあるとされています。

食品に発生する「コナダニ」や衣類や寝具に発生する「ヒョウヒダニ」などの家庭にいるダニとは種類が異なり、こうしたダニでSFTSに感染することはありません。

厚生労働省では、マダニに刺されないよう、農作業や登山で草むらなどに入る場合は、長袖や長ズボンを着用し、肌の露出を少なくするよう呼びかけています。

また、SFTSを発症したペットのイヌやネコから感染したケースや、患者の血液から医師が感染したケースが報告されていて、厚生労働省は動物やヒトの血液や唾液などを介した感染にも注意が必要だとしています。
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