王将社長射殺、２か月前に容疑者「京都にいる」と電話…組織的な事件の可能性(読売新聞オンライン2022年10/30(日) 5:01配信)#Yahooニュースhttps://t.co/3qOKYibttX
— bod (@bod91313247) October 30, 2022
２０１３年１２月に京都市内で起きた「餃子（ギョーザ）の王将」社長射殺事件で、福岡の暴力団関係者が事件前の１０月、特定危険指定暴力団・工藤会系組幹部、田中幸雄容疑者（５６）（殺人容疑などで逮捕）から電話で「今は京都にいる」と伝えられたと京都府警に証言したことが捜査関係者への取材でわかった。京都市内では同時期、田中容疑者が知人から借りた車で複数の人物が行動する様子が防犯カメラに記録されていた。府警は組織的な事件の可能性があるとみて調べる。
府警は工藤会の関与を調べるため、２８日に福岡県警との合同捜査本部を設置。福岡県春日市の田中容疑者の自宅など関係先１０か所以上を捜索した。
事件は１３年１２月１９日に発生。王将フードサービスの社長だった大東（おおひがし）隆行さん（当時７２歳）が京都市山科区の本社ビル前で射殺された。付近の防犯カメラには事件直後に逃走するホンダ・スーパーカブが映っていた。
捜査関係者によると、田中容疑者が知人から借りた車は福岡・久留米ナンバーの軽乗用車。同年１０月に京都府内などを走り回っており、下見だった可能性がある。同時期に田中容疑者と電話で話をした福岡の暴力団関係者は府警に「京都にいると言っていた」と述べたという。
事件現場から約５キロ離れた京都市伏見区の飲食店に設置された防犯カメラには１０月９日未明、この車から降りた男がミニバイクを盗み、車と同じ方向に走り去る様子が記録されていた。
車を貸した知人が府警に対し、田中容疑者から「乗った痕跡を消してくれ」と依頼されたと証言したことも判明。返却後に名義変更を経て売却されており、府警は証拠隠滅が目的だったとみている。
