沖縄県の与那国町付近では、2024年10/4午前7時までの1時間におよそ100ミリの猛烈な雨が降った

広い範囲で雨 沖縄で1時間に約100ミリの猛烈な雨か 厳重警戒を　NHK 2024年10月4日 7時40分

秋雨前線や低気圧の影響で、全国的に大気の状態が不安定になり、沖縄県では1時間におよそ100ミリの猛烈な雨が降ったとみられます。気象庁は土砂災害に厳重に警戒するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、東シナ海から本州付近にのびる秋雨前線や前線上の低気圧に向かって台風周辺や高気圧の縁をまわる暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、全国的に大気の状態が不安定になり局地的に雨雲が発達しています。

沖縄県の与那国町付近では、レーダーによる解析で午前7時までの1時間におよそ100ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は「記録的短時間大雨情報」を発表しました。

沖縄県ではその後も雨が強い状態が続いています。

これまでに降った雨で沖縄県では土砂災害の危険性が非常に高くなり、土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。

前線は、4日夜にかけて南下し、広い範囲で大気の不安定な状態が続く見込みで、局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降るおそれがあります。

気象庁は、沖縄県では土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水や川の増水に警戒するとともに、そのほかの地域では十分注意するよう呼びかけています。

落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうにも注意が必要です。

あたりが急に暗くなったり冷たい風が吹いたりするなど、発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、頑丈な建物の中に移動するなど安全を確保するようにしてください。

また9月、記録的な大雨で被害が出た石川県の能登地方でも、局地的に激しい雨が降る見込みです。

能登半島地震と記録的大雨の影響で少しの雨でも土砂災害や洪水の危険度が高まるおそれがあり、崖や沢には近づかないようにしてください。