

名古屋 広沢市長 会見途中で倒れ込み病院に搬送 NHK 2025年6月30日 17時42分
名古屋市の広沢市長は、30日午前、定例記者会見の途中で前のめりに倒れ込み、救急搬送されました。市によりますと、日頃の疲れや緊張が重なったとみられ、7月1日朝まで入院し、経過を観察するということです。
30日午前11時半ごろ、定例記者会見に臨んでいた広沢市長が、市の担当者の答弁の途中で突然、前のめりに倒れ込みました。
一度姿勢を直しましたが、「ちょっと気分が」などと発言したあと、再び前のめりに倒れ込みました。
その後、広沢市長は控え室で血圧などを測定し、救急車で市内の病院に搬送されました。
これを受けて、名古屋市市長室秘書課の野口浩正課長が会見を開きました。
病院での検査の結果、血圧などの数値に異常はなく、医師から「熱中症や特定の病気によるものではなく、日頃の疲れのうえに会見の緊張などが重なったことで、失神の前兆のような症状が出たのではないか」と診断されたということです。
広沢市長は付き添っている職員に対して「心配をかけてすまなかった」などと話したということで、7月1日朝まで入院したうえで、それ以降の公務は体調などを見ながら判断するということです。
市によりますと、広沢市長が今月休みをとったのは15日の1日だけだったということです。
野口課長は「市民の皆様や関係者にご心配をおかけしたことを心からおわびします。今後は市長の体調を見ながら一定の配慮ができないか検討していきたい」と話していました。