馬インフルエンザの影響で、調教師サイドから3歳未勝利戦の期間延長の要望がなされていたが、次回開催の中山・阪神・札幌で通常の番組よりも3歳未勝利戦が増設され、また、出走条件も緩和される。
http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2007/08/27/09.html
3歳未勝利戦は次回開催をもって終了する。その時点でも未勝利の馬は、厩舎の馬房制限の問題もあって、よほど血統的な裏づけがない(大半はまだその時点においてもデビューしていない馬。最近の例ではレディブロンドが5歳になって漸くデビューしたケース。)限り、地方競馬へ売却されるか(地方競馬へ行ける馬とて非常に少ない)、競走馬の道すら絶たれてしまう。昔、秋の福島が2開催連続であったときには、新馬戦を除く平場レースは未勝利戦ばかりといったケースもあったが、まさに天狗山(調教師のたまり場)ではレースが終わるたびごとに歓喜と落胆が入り混じるという壮絶なる修羅場シーンがあった。
そして今年限りではあるが、どうやらそうした光景が復活しそうな予感。勝てばかろうじて次はあるが、負ければ後がない。ま、馬インフルエンザというやつの「おかげ」で、とんだ形で昔のシーンを再現させてくれそうである。
とはいっても客側からすれば「最後の未勝利戦」ほどクソ難しいレースはなく、容易に手を出さないほうが得策といったもの。穴党ファンにとってみれば喜ばしいレースではありそうだが・・・