ハピラインふくいの小川俊昭社長 ©福井放送
社長が不正乗車か 車内検札で名刺提示 ハピラインふくい 車掌が報告し発覚 /福井 毎日新聞 2024/9/21 地方版
福井県敦賀市から石川県加賀市の北陸新幹線並行在来線を運営するハピラインふくい(福井市)の小川俊昭社長が7月、同社線で快速電車に乗った際、車内検札で切符など乗車券を提示しなかったことが関係者への取材でわかった。同社は「社員用の乗車券は持っていたため問題はない」として処分していないが、本来鉄道営業法違反に該当する行為であるため、社内からは「不正乗車にあたる」との声が出ている。
関係者によると、同社の小川社長は7月26日、敦賀発福井行き最終の快速電車に敦賀駅から乗車。同社では、社員が電車に乗る際は社員用の乗車券である職務乗車証を携帯することにしており、乗車証がない場合は乗車券を購入しなければならない。しかし、小川社長は車掌が車内で検札した際、職務乗車証も切符も見せず名刺を提示し続けたという。