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6騎手30日間の騎乗停止処分:自分の騎乗馬の人気や過去のレース映像といった情報収集に使用していたことが分かり、これまでの不適切なスマホ使用などの事案とそれほど変わらないという判断

2023-05-03 17:42:41 | 競馬


スマートフォンの不適切な使用により若手6騎手に30日間の騎乗停止が課された件についてJRAは3日、美浦、栗東のトレーニングセンターで事情説明を行った。

美浦トレセンにおける説明会の冒頭で、松窪隆一JRA審判部長代理が「23日の15時過ぎに福島競馬場の開催執務員(職員)より、女性騎手が(女性専用の)ジョッキールームでスマートフォンを使用しているのでは、との情報が採決室に寄せられ、最終レース終了を待って永島まなみ、河原田菜々、小林美駒に事情聴取を行ったところその事実を認めた。その後の聞き取りで古川奈穂は同じ日に使用していたことが判明。今村聖奈は同じ日の京都競馬場のジョッキールームでの使用が判明し、調査の際に前日(22日)の夜、認定調整ルームに入室していた角田大河が今村に電話をかけ、通話していた事実が分かった」と発覚の経緯を説明した。

使用の常習性については「聞き取りの際、以前から使用していたと申告した騎手もいた」と一部で認める声があったことを明かし、処分の程度については「公正確保を揺るがす不正につながるものかが大きな判断材料。今回はキャリアの浅い騎手がルール自体は認識していたが、自分の騎乗馬の人気や過去のレース映像といった情報収集に使用していたことが分かり、これまでの不適切なスマホ使用などの事案とそれほど変わらないという判断」から過去の同様事例と同じ30日間の騎乗停止となったと説明した。

今後の再発防止策については①ジョッキールームでの監視強化②全騎手を対象とする面談形式の調査および注意喚起③キャリアの浅い騎手へのルール徹底に関する研修を進め、同時に実態把握への調査も継続するとした。
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