梅毒が急増、感染者1万人超え 背景にマッチングアプリの影響指摘も 毎日新聞 2022/10/27 16:20 https://t.co/B9RXdzKiRM
— bod (@bod91313247) October 27, 2022
性感染症の一つである梅毒の今年の感染者数（23日まで）が全国で1万141人に達し、集計が始まって以来初めて1万人を超えた。最多だった昨年の7875人を上回り、9月に過去最多を更新したばかりだった。全国の報告数（速報値）は、東京都感染症情報センターが27日公開した国の集計結果から判明した。
梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌が原因で起こる性感染症で、皮膚や粘膜の目に見えない小さな傷から侵入して感染する。梅毒は2011年ごろから増え始め、20年にいったん減少したが、昨年から再び急増している。急増の背景にはネット交流サービス（SNS）やマッチングアプリを介した不特定多数との性行為が指摘されている。
早期の薬物治療で完治するが、症状が表れたり消えたりを繰り返しながら全身を侵すため、治ったと勘違いすることもある。治療せずに長期間放置すると、脳や心臓に重大な合併症を起こして命を落とすこともある。何度も感染する可能性があり、治療を終えても再感染を防ぐ必要がある。
感染を拡大しないためには早期の検査と治療が大切で、パートナーが特定の場合もパートナーが代わる段階で互いに性感染症の検査をすることが重要だ。【金秀蓮】
