私鉄1社でなく、あえて第三セクターを選択した鉄道会社
@naoyasano8695
阪神は、出入橋駅~神戸駅(=神戸雲井通)までの区間を1895年の開業時に開通させていたが、阪急は三宮への地上進出にこだわっていたために神戸進出が遅れ、暫定的に、後の上筒井駅までを1920年に誕生させ、ここを神戸駅とした。1933年、阪神は三宮を地下化させ、1936年には元町まで延伸。そして同年、阪急はついに、省線(鉄道省線)の後押しもあって、待望の三宮進出を果たした。ところが、阪神は地下、阪急は高架。さらに山陽電鉄のターミナル駅は電鉄兵庫駅、神戸電鉄のそれは湊川駅とそれぞれとバラバラ。このバラバラ区間を神戸市電が繋いでいたが、1966年以降、全廃を前提とした廃線がはじまったことから、これを受けて誕生したのが神戸高速鉄道。