2025年07月18日(金)17時03分 来週のドル・円「ドルは下げ渋りか、米インフレ持続でドル高基調は変わらず 」
来週のドル・円は下げ渋りか。堅調な米インフレ指標でドル買いが続けば、3カ月半ぶりの1ドル=150円台に浮上する可能性がある。今週発表された米消費者物価指数(CPI)は予想外に強い内容となり、インフレ持続が裏付けられた。生産者物価指数(PPI)は鈍化も、FRBの今後の利下げ観測は9月以降とみられ、米金利高・ドル高基調が続く。7月24日発表の製造業・サービス業PMIで景況感の改善が確認された場合、ドルを押し上げる手がかりになりやすい。
一方、7月20日投開票の日本の参院選は自民・公明の与党陣営の苦戦が予想され、野党の勢力拡大による財政悪化をにらみ債券安・円安地合いを強める公算。なお、トランプ米大統領は利下げ要請に応じないパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長を解任したい意向を変えていないようだ。議会を通じた解任工作の報道は否定したが、インフレ再加速で現行の政策を緩めないパウエル氏への批判やFRBに対する大幅利下げの要請は続くとみられる。
【米7月製造業・サービス業PMI】(24日発表予定)
24日発表の7月の製造業とサービス業PMIは景況感が改善されるか注目。前回実績は製造業と、サービス業はいずれも52.9。前回実績を上回る内容なら、利下げ観測後退でドル買い要因に。
【日・7月東京都区部消費者物価指数(CPI)】(25日発表予定)
25日発表の7月東京都区部消費者物価コア指数(CPI)は、前回の前年比+3.1%を上回るか注目される。市場予想を下回った場合、追加利上げ観測後退で円売り材料となる。
・予想レンジ:146円50銭-150円50銭
・7月21日-25日発表予定の経済指標予想については以下の通り。
○(欧)7月ユーロ圏製造業PMI 24日(木)午後5時発表予定
・6月実績は49.5。
参考となる6月実績は49.5。7月については米国の関税措置の影響を受けるため、大幅な改善は期待できない。ただし、ユーロ圏加盟国の財政支出拡大が意識されており、節目の50を回復する可能性がある。
○(欧)欧州中央銀行政策金利発表 24日(木)午後9時15分発表予定
・予想:政策金利は据え置き
ユーロ圏のインフレ率は目標水準に収まっており、雇用情勢が短期間で悪化する可能性は低いため、政策金利は長期間据え置きとなる可能性がある。
○(米)7月製造業PMI 24日(木)午後10時45分発表予定
・6月実績は52.9。
参考となる6月実績は52.9。7月については関税措置の影響があることから、大幅な改善は期待できないものの、雇用情勢は特に悪化していないことから、6月並みの水準となる可能性がある。
○(米) 6月耐久財受注 25日(金)午後9時30分発表予定
・予想:前月比-10.3%
参考となる5月実績は商業用航空機の受注急増で前月比+16.4%と高い伸びとなった。6月については反動減が予想されるが、輸入関税による経済の不透明感が消えていないため、前月比10%超の減少となる可能性がある。
○その他の主な経済指標の発表予定
・23日(水):(米)6月中古住宅販売件数
・24日(木):(欧)7月ユーロ圏サービス業PMI、(英)7月サービス業PMI、(米)7月サース業PMI
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2025年07月18日(金)17時11分 来週のユーロ「底堅い値動きか、日本の財政悪化を警戒」
「下げ渋りか、ECBの政策金利は据え置き予想」
来週のユーロ・ドルは下げ渋りか。米トランプ政権の高関税政策を背景にインフレ圧力を意識したドル買い地合いが続き、ユーロを下押しする展開となりそうだ。ただ、足元のユーロ圏経済指標は改善が目立ち、欧州中央銀行(ECB)の利下げサイクル休止への思惑からリスク回避的なユーロ売り・米ドル買いが急拡大する可能性は低いとみられる。
・予想レンジ:1.1450ドル-1.1750ドル
「底堅い値動きか、日本の財政悪化を警戒」
来週のユーロ・円は底堅い値動きか。足元のユーロ圏経済指標で改善が示されており、欧州中央銀行(ECB)の利下げサイクル休止の思惑からユーロは売りづらい。また、相関性を高めるドル・円が150円を目指す展開となり、ユーロの押し上げ要因に。一方、参院選を受け与党敗北なら財政悪化を警戒した円売りがユーロを支える。
○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・24日:7月製造業PMI(6月:49.5)
・24日:7月サービス業PMI(6月:50.5)
・予想レンジ:171円50銭-174円00銭
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2025年07月18日(金)17時12分 来週の豪ドル「上昇一服か、インフレの一段の緩和は期待薄」
来週の豪ドル・円は上昇一服か。6月失業率は上昇し、豪準備銀行(中央銀行)による追加利下げの可能性は消えていないが、インフレの一段の緩和は期待できない。このため、米ドル・円相場に大きな動きがない場合、リスク回避的な豪ドル売り・円買いがただちに強まる可能性は低いとみられる。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・特になし
・予想レンジ:95円00銭-98円00銭
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2025年07月18日(金)17時14分 来週のNZドル「もみ合いか。4-6月期消費者物価指数が手掛かり材料に」
来週のNZドル・円はもみ合いか。4-6月期消費者物価指数が手掛かり材料となりそうだ。NZ準備銀行(中央銀行)はインフレが緩和すれば、追加利下げを行う用意がある。4-6月期のインフレ率が前期実績を下回った場合、リスク選好的なNZドル買い・円売りは縮小する可能性がある。
○発表予定のNZ主要経済指標・注目イベント
・21日:4-6月期消費者物価指数(1-3月期:前年比+2.5%)
・予想レンジ:87円00銭-90円00銭
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2025年07月18日(金)17時15分 来週の英ポンド「下げ渋りか、日本の政治不安は円売り材料に」
来週のポンド・円は下げ渋りか。英国の雇用情勢悪化で英中央銀行中銀の追加利下げ観測が広がっている。直近の英消費者物価指数(CPI)の高止まりでスタグフレーション懸念も再燃し、ポンドは買いづらい。ただ、日本の参院選で与党が過半数議席を大幅に割り込んだ場合、財政悪化が懸念され、円売りがポンドをサポートしそうだ。
○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・24日:7月製造業PMI(6月:47.7)
・24日:7月サービス業PMI(6月:52.8)
・予想レンジ:197円00銭-201円00銭
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2025年07月18日(金)17時16分 来週のカナダドル「下げ渋りか、米国との協議で何らかの是正措置が講じられる可能性」
来週のカナダドル・円は下げ渋りか。米国による35%の関税賦課通告が懸念されているが、米国との協議で何らかの是正措置が講じられる可能性は残されている。原油価格は安定しており、米ドル・円相場に大きな動きがない場合、カナダドル・円は106円台後半で下げ渋る状態が続く可能性がある。
○発表予定の加主要経済指標・注目イベント
・24日:5月小売売上高(4月:前月比+0.3%)
・予想レンジ:106円50銭-109円50銭
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2025年07月18日(金)17時17分 来週のスイスフラン「下げ渋りか、米国の関税措置が世界経済に与える影響を警戒」
来週のスイスフラン・円は下げ渋りか。フラン高是正のための為替介入がただちに実行される可能性は低いと予想されるが、スイス中央銀行による利下げの可能性は消えていない。ただ、米国の関税措置は世界経済の不確実性を高める可能性は否定できないため、調整的なスイスフラン売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。
〇発表予定のスイス経済指標・注目イベント
・特になし
・予想レンジ:183円50銭-186円50銭
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来週のドル・円は下げ渋りか。堅調な米インフレ指標でドル買いが続けば、3カ月半ぶりの1ドル=150円台に浮上する可能性がある。今週発表された米消費者物価指数(CPI)は予想外に強い内容となり、インフレ持続が裏付けられた。生産者物価指数(PPI)は鈍化も、FRBの今後の利下げ観測は9月以降とみられ、米金利高・ドル高基調が続く。7月24日発表の製造業・サービス業PMIで景況感の改善が確認された場合、ドルを押し上げる手がかりになりやすい。
一方、7月20日投開票の日本の参院選は自民・公明の与党陣営の苦戦が予想され、野党の勢力拡大による財政悪化をにらみ債券安・円安地合いを強める公算。なお、トランプ米大統領は利下げ要請に応じないパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長を解任したい意向を変えていないようだ。議会を通じた解任工作の報道は否定したが、インフレ再加速で現行の政策を緩めないパウエル氏への批判やFRBに対する大幅利下げの要請は続くとみられる。
【米7月製造業・サービス業PMI】(24日発表予定)
24日発表の7月の製造業とサービス業PMIは景況感が改善されるか注目。前回実績は製造業と、サービス業はいずれも52.9。前回実績を上回る内容なら、利下げ観測後退でドル買い要因に。
【日・7月東京都区部消費者物価指数(CPI)】(25日発表予定)
25日発表の7月東京都区部消費者物価コア指数(CPI)は、前回の前年比+3.1%を上回るか注目される。市場予想を下回った場合、追加利上げ観測後退で円売り材料となる。
・予想レンジ:146円50銭-150円50銭
・7月21日-25日発表予定の経済指標予想については以下の通り。
○(欧)7月ユーロ圏製造業PMI 24日(木)午後5時発表予定
・6月実績は49.5。
参考となる6月実績は49.5。7月については米国の関税措置の影響を受けるため、大幅な改善は期待できない。ただし、ユーロ圏加盟国の財政支出拡大が意識されており、節目の50を回復する可能性がある。
○(欧)欧州中央銀行政策金利発表 24日(木)午後9時15分発表予定
・予想:政策金利は据え置き
ユーロ圏のインフレ率は目標水準に収まっており、雇用情勢が短期間で悪化する可能性は低いため、政策金利は長期間据え置きとなる可能性がある。
○(米)7月製造業PMI 24日(木)午後10時45分発表予定
・6月実績は52.9。
参考となる6月実績は52.9。7月については関税措置の影響があることから、大幅な改善は期待できないものの、雇用情勢は特に悪化していないことから、6月並みの水準となる可能性がある。
○(米) 6月耐久財受注 25日(金)午後9時30分発表予定
・予想:前月比-10.3%
参考となる5月実績は商業用航空機の受注急増で前月比+16.4%と高い伸びとなった。6月については反動減が予想されるが、輸入関税による経済の不透明感が消えていないため、前月比10%超の減少となる可能性がある。
○その他の主な経済指標の発表予定
・23日(水):(米)6月中古住宅販売件数
・24日(木):(欧)7月ユーロ圏サービス業PMI、(英)7月サービス業PMI、(米)7月サース業PMI
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2025年07月18日(金)17時11分 来週のユーロ「底堅い値動きか、日本の財政悪化を警戒」
「下げ渋りか、ECBの政策金利は据え置き予想」
来週のユーロ・ドルは下げ渋りか。米トランプ政権の高関税政策を背景にインフレ圧力を意識したドル買い地合いが続き、ユーロを下押しする展開となりそうだ。ただ、足元のユーロ圏経済指標は改善が目立ち、欧州中央銀行(ECB)の利下げサイクル休止への思惑からリスク回避的なユーロ売り・米ドル買いが急拡大する可能性は低いとみられる。
・予想レンジ:1.1450ドル-1.1750ドル
「底堅い値動きか、日本の財政悪化を警戒」
来週のユーロ・円は底堅い値動きか。足元のユーロ圏経済指標で改善が示されており、欧州中央銀行(ECB)の利下げサイクル休止の思惑からユーロは売りづらい。また、相関性を高めるドル・円が150円を目指す展開となり、ユーロの押し上げ要因に。一方、参院選を受け与党敗北なら財政悪化を警戒した円売りがユーロを支える。
○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・24日:7月製造業PMI(6月:49.5)
・24日:7月サービス業PMI(6月:50.5)
・予想レンジ:171円50銭-174円00銭
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2025年07月18日(金)17時12分 来週の豪ドル「上昇一服か、インフレの一段の緩和は期待薄」
来週の豪ドル・円は上昇一服か。6月失業率は上昇し、豪準備銀行(中央銀行)による追加利下げの可能性は消えていないが、インフレの一段の緩和は期待できない。このため、米ドル・円相場に大きな動きがない場合、リスク回避的な豪ドル売り・円買いがただちに強まる可能性は低いとみられる。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・特になし
・予想レンジ:95円00銭-98円00銭
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2025年07月18日(金)17時14分 来週のNZドル「もみ合いか。4-6月期消費者物価指数が手掛かり材料に」
来週のNZドル・円はもみ合いか。4-6月期消費者物価指数が手掛かり材料となりそうだ。NZ準備銀行(中央銀行)はインフレが緩和すれば、追加利下げを行う用意がある。4-6月期のインフレ率が前期実績を下回った場合、リスク選好的なNZドル買い・円売りは縮小する可能性がある。
○発表予定のNZ主要経済指標・注目イベント
・21日:4-6月期消費者物価指数(1-3月期:前年比+2.5%)
・予想レンジ:87円00銭-90円00銭
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2025年07月18日(金)17時15分 来週の英ポンド「下げ渋りか、日本の政治不安は円売り材料に」
来週のポンド・円は下げ渋りか。英国の雇用情勢悪化で英中央銀行中銀の追加利下げ観測が広がっている。直近の英消費者物価指数(CPI)の高止まりでスタグフレーション懸念も再燃し、ポンドは買いづらい。ただ、日本の参院選で与党が過半数議席を大幅に割り込んだ場合、財政悪化が懸念され、円売りがポンドをサポートしそうだ。
○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・24日:7月製造業PMI(6月:47.7)
・24日:7月サービス業PMI(6月:52.8)
・予想レンジ:197円00銭-201円00銭
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2025年07月18日(金)17時16分 来週のカナダドル「下げ渋りか、米国との協議で何らかの是正措置が講じられる可能性」
来週のカナダドル・円は下げ渋りか。米国による35%の関税賦課通告が懸念されているが、米国との協議で何らかの是正措置が講じられる可能性は残されている。原油価格は安定しており、米ドル・円相場に大きな動きがない場合、カナダドル・円は106円台後半で下げ渋る状態が続く可能性がある。
○発表予定の加主要経済指標・注目イベント
・24日:5月小売売上高(4月:前月比+0.3%)
・予想レンジ:106円50銭-109円50銭
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2025年07月18日(金)17時17分 来週のスイスフラン「下げ渋りか、米国の関税措置が世界経済に与える影響を警戒」
来週のスイスフラン・円は下げ渋りか。フラン高是正のための為替介入がただちに実行される可能性は低いと予想されるが、スイス中央銀行による利下げの可能性は消えていない。ただ、米国の関税措置は世界経済の不確実性を高める可能性は否定できないため、調整的なスイスフラン売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。
〇発表予定のスイス経済指標・注目イベント
・特になし
・予想レンジ:183円50銭-186円50銭
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