平成30年11月26日
競輪祭の最終日は信じられぬ程ファンが押し掛け、凄い盛り上がりで、売り上げは、よもやの6日間、106億越えは施行者と競技会の勝利だったのでは。優勝は柴崎淳を前廻した浅井康太が咄嗟の判断で内を行き、赤板前から突っ張り先行した脇本雄太のGⅠ3連覇の夢を砕く優勝。7年前の弥彦寬仁親王牌、同年の岐阜オールスター以来のGⅠVですが、GP2Vの実力者は次の四日市記念を走って静岡グランプリ。3着に清水裕友が入り初グランプリを決めました。武田豊樹もセーフで9人が出揃いました。
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— Naoya Sano (@109Yoroshiku) 2018年11月25日
「第60回小倉競輪祭」の決勝戦は25日、北九州市の小倉競輪場で行われ、浅井康太(34=三重・90期)が優勝、賞金3390万円を獲得した。浅井のG1優勝は11年9月のオールスター競輪以来、7年ぶり3回目。競輪祭は初制覇となる。また決勝戦終了後に「グランプリ2018」(12月30日=静岡競輪場)の選手選考委員会が行われ、出場する9選手が決定。決勝戦3着の清水裕友(24=山口・105期)が初出場を決めた。
初のナイター開催、平成最後の競輪祭を制したのは昨年のグランプリ王者・浅井だった。
オールスター、寛仁親王牌に続く3連続G1Vを狙った今、輪界で最も強い男、脇本が前受けから誰も前に出させずに主導権を握る。4番手から平原が好スピードでまくり上げるが、脇本後位の柴崎が懸命のブロックで平原を食い止める。その瞬間、内にぽっかりと空いたビクトリーロードを逃さなかった。
「準決勝は状態が良くなかったが、セッティングを修正して(4日目の)ダイヤモンドレースの状態に戻っていた。残り2周で脇本君の突っ張り先行が決まり、いい感じで掛かっていた。前を任せた淳(柴崎)も頑張ってくれた。本当にうれしい。(優勝は)ラインのおかげです」
今年は記念3Vなど安定した戦績で賞金でのグランプリ出場は決めていたとはいえ、ビッグレースの優勝はなし。G1制覇となると11年のオールスター(岐阜)以来で実に7年ぶりになる。「ずっと獲れていなかったのでうれしい」と最後は笑顔を振りまいた。
これで年末の“1億円決戦”のグランプリに8年連続出場が決定した。
「年末に向けて、脇本君を抜くってことを念頭にやってきたし、これからもそれは変わらない。その前に、中4日で地元記念がある。そこでしっかりと結果を出して最後のグランプリに弾みをつけたい」
暮れの大一番では今回は味方として戦った脇本が最大のライバルとなる。競輪祭V、そして四日市記念で勢いを加速させて浅井がグランプリ連覇の偉業に挑む。
◆浅井 康太(あさい・こうた)1984年(昭59)6月22日生まれ、三重県四日市市出身の34歳。県立朝明高卒。05年7月プロデビュー。通算成績は1054戦347勝。通算取得賞金は10億8138万円。主な優勝は第20回寛仁親王牌(11年7月)、第54回オールスター(11年9月)、第60回競輪祭(18年11月)、グランプリ2015、グランプリ2017。1メートル79、77キロ。血液型O。
[ 2018年11月26日 05:30 ]
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11/25(日) 21:52配信 デイリースポーツ
「競輪祭・G1」(25日、小倉)
12Rで決勝戦が行われ、浅井康太(34)=三重・90期・SS=が最終4角手前から内を突き、直線で伸びて1着。2011年9月のオールスター(岐阜)以来となる、7年2カ月ぶり3回目のG1優勝を飾った。正攻法から突っ張り先行の脇本雄太(福井)は2着。史上5人目3場所連続G1優勝(GPを除く)の偉業を果たせなかった。3着は最終バック7番手から踏み上げ、直線で外を伸びた清水裕友(山口)が入り、逆転でグランプリ出場を決めた。
ヒーローの浅井は「2011年からG1を獲れていなくて、優勝する感覚がなくなっていたので、夢のようです」と素直な気持ちを明かした。続けて「G1を獲ったので年末のグランプリにつながると思いますが、その前に地元の四日市記念(12月1~4日)を勝ち切りたいです。未熟ですが、これからも競輪界を引っ張りたいです」と語った。
この結果、KEIRINグランプリ2018(12月30日・静岡)出場選手が決定した。今年のG1覇者(三谷竜生=奈良、脇本雄太、新田祐大=福島、浅井康太)と賞金獲得上位者(平原康多=埼玉、村上義弘、村上博幸=ともに京都、武田豊樹=茨城、清水裕友)の9人。次点は原田研太朗(徳島)。
2018年11月25日(日) 最終日 第12レース (S級決勝) 2425m 発走時間 20:30
1 1 浅井 康太 34 三 重 90 SS 10.9 差し
2 9 脇本 雄太 29 福 井 94 S1 1/4車輪 11.1 逃げ HB
3 3 清水 裕友 24 山 口 105 S1 1 車身 10.8
4 6 柴崎 淳 32 三 重 91 S1 1/4車輪 11.1
5 5 菅田 壱道 32 宮 城 91 S1 3/4車輪 10.9
6 2 平原 康多 36 埼 玉 87 SS 微差 11.1
7 4 太田 竜馬 22 徳 島 109 S1 1/2車輪 10.7
8 7 諸橋 愛 41 新 潟 79 SS 1/2車輪 11.0
9 8 香川 雄介 44 香 川 76 S1 2 車身 10.7
■ 払戻金
2枠複 1=6 820円 (4)
2枠単 1-6 2,820円 (11)
2車複 1=9 790円 (4)
2車単 1-9 3,270円 (12)
3連複 1=3=9 1,600円 (5)
3連単 1-9-3 15,340円 (47)
ワイド
1=9 270円 (3)
1=3 780円 (12)
3=9 310円 (4)
残り2周付近で、太田竜馬の上昇を脇本雄太が封じ込めたプレーには驚いた。
結果、脇本は正攻法のまま、何と「二周逃げ」。にもかかわらず、後続を一本棒にしてしまった。
これで、4番手にいた平原康多が絶好の展開と思いきや、最終2センター付近で、柴崎淳が「好ブロック」。
この間隙を突いた浅井康太が、内を掬って最後は脇本を差した。3位には、清水裕友がグランプリ出場 & S級S班選手を決める直線強襲劇を決めた。
優勝の浅井は、過去に2度GI制覇があるものの、制覇した年は2011年だけ(寛仁親王牌、オールスター)。それ以降は、常時賞金獲得上位選手としてグランプリ出場を決めていた。
今年も、競輪祭決勝前には賞金ランキング第5位であり、今年のグランプリ出場はほぼ手中にしていた。
そして、「驚いた」のは、GI制覇には最も近道であるはずの、脇本雄太の番手を、何と、朝明高校の後輩(浅井と淳の兄貴・俊光は同級生)でもあるが、GI初優出の柴崎淳に「譲り」、自らはその3番手につけたことだ。
準決勝では、脇本の番手に入って2着になっているだけに、不可解としか思えない並びとなったが、柴崎は、上記の通り、平原の捲りを封じ込め、それに応える形で浅井が内を掬って脇本を差した。なるほど、「こういうこと」を想定していたのか、としか思えないプレーだった。
直前の豊橋記念でも、好気配を見せて優勝した浅井。今年は、ホーム四日市の全日本選抜において全く振るわず、屈辱の「途中お帰り」を喫しただけに、その雪辱も果した形となった。
惜しくもGI 3連覇はならなかったものの、「2周逃げ」で上がり11.1秒の脇本は、「負けて強し」の印象を与えた。来るグランプリでは、今回とは違って、三谷や村上兄弟がつくという、「強固な近畿ライン」を背に走ることだろう。もちろん、現時点では最有力候補だ。
単騎という厳しい戦いを強いられながらも、清水は直線で鋭い伸び脚を見せ3位。今月4日の防府記念で、記念初優勝を果たしたばかりなのに、1カ月も経たないうちに、S級S班選手まで決めてしまった。グランプリでの期待もさることながら、来年はGI戦線の主役にもなれそうだ。
KEIRINグランプリ出場選手(=2019年S級S班選手)決まった。
・新田 祐大
・三谷 竜生
・脇本 雄太
・浅井 康太
・平原 康多
・村上 義弘
・村上 博幸
・武田 豊樹
・清水 裕友
グランプリの補欠は原田研太朗