公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

新規顧客策など無用

2009-03-31 21:32:32 | 競輪

いつも楽しいコンドル日記TOOL4より

平成21年3月31日(火曜)

名古屋記念は予想も順調で熱戦が繰り広げられ、審判・番組の責任は皆無。それなのにこの売り上げは全国的なもの。極力無駄を省き、実に成るものだけを取り上げて、宣伝そしてファンの購買意欲を煽る事。そして赤字開催を減らす、これしかないんでは。単純にナイターが良いからレースを遅くして他のギャンブル客を集客させても、それはぶつかって結果は同じ。Gが付く大会を乱発した事によりGⅢがダメに成りつつあり、そのGⅠ・GⅡも大きく落ち込んでる事に何故気付かないのか。


この話については同感できる部分があるな。ただ、毎度言うけど、「昔の競輪時代」のデタラメ判定癖がいまだしみついているのか、

「審判の責任」

という部分は目障りだが。

ほぼその通りでいいんじゃないか。もうひとつ付け加えるならば、

「選手は1500人体制」

だろ。2000人は最低選手を首切り、と書いておけば言うことなし。でもいきなり2000人は切れないな。最低限1000人、だな。

「チェンジ」をやるのなら大胆に。私見ではありますが、佐世保の共同杯で勝ち上がりをランダムに組み合わせるのはファンには凄く新鮮で、新しい客を呼ぶんではなく、現在のファンを繋ぎ止める効果は絶大なのでは。どうせやるならFⅠ・FⅡも全てこの方式にするぐらいの決断を期待してます。


私案の「カルテット計画」に沿うならば、世界選手権・ケイリンを制したのはレヴィ、また、UCIランキング・ケイリン第1位はアワンだから、この2人は自動的に今年のグランプリへの優先出場権を与える、っていうことになるな。でも、この2人がもし出るならば、グランプリはグッと面白くなるんだけどなぁ。それと、レヴィはグランプリでは1番車で走ってもらう。要はアルカンシエルを着てレースに出るということ。なんたって、「ケイリンの世界一」なんだから、UCIの規定に沿えば、これは当然の話だろ。

あと、レヴィ、ボジェ、ニムケ、シロー、ブルガンには寛仁親王牌への優先出場権を与える、っていうことになるな。当然この中から優勝者が出れば、グランプリ出場ってことになる。

要は要所要所で、外国人選手に出てもらう機会を増やすことが、「チェンジ」ってことなんだろうな。というのは、「外人」ばかりにグランプリの出場権が与えられる一方だと、競輪選手としては面白くないし、逆に発奮材料に繋がると思うから。

それと、共同通信社杯のランダム番組がどうとか、T社長は盛んに宣伝しているが、そんなもん、UCIルールにすれば、「当たり前」になるだろ。

コメント、並び重視の「競輪」をやっているから、客は飽きてくるし、また新規客も寄り付かない。「競輪」に拘るのならば、ランダム番組制だって今年はいいとしても、いずれ飽きられる。

それと、新しい客は呼ぶ必要性は今のところないってこと?

「アラ後世代」はまだもう少し頑張ってくれるかな?でも、本当に彼らがいなくなると競輪はお陀仏になるかも。彼らが頑張れるのはせいぜい5年もないっていうことを考えておかねば・・・

そうならないためにも、新しい客の掘り起こしを今からやるべきだっていうことは、ン十年も前から言われ続けられていることなんだが・・・

コメント (11)
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いよいよ正念場へ

2009-03-31 07:18:26 | 競馬

ばんえい競馬、今秋をめどに5重勝式馬券を導入。

http://www.netkeiba.com/news/?pid=news_view&no=35324&category=B

但し、オッズパーク会員であることが条件。最大で2億円の配当が出る可能性があるとか。

しかしながら、ばんばは今年、おそらく正念場のシーズンを迎えるだろうな。

委託運営しているソフトバンククリエイトだっけ、2期続けて、ばんば事業では赤字となることが確定的。2009年度も委託契約することを決めたとはいえ、3期連続で赤字ということになると、撤退を含めた見直し策を図らねばならなくなろう。

ところで、この間のばんえい記念では、トモエパワーが3連覇を達成したが、2008年シーズンは、この1勝だけ。他を見ても2着が3回あるだけで、他の重賞ではことごとく着外という戦績。

にもかかわらず、高重量戦のばんえい記念では1番人気となり、また人気に応えたわけだが、こうした点というのは、ばんばを知っている人以外には、非常に分かりにくいんじゃないかな。

仮に高重量戦がばんえい記念以外にもあれば、トモエパワーは中重量戦では来ないけど、高重量戦ならば格が違うと、ばんばを知らない競馬ファンでも認識するはず。番組面における工夫が必要だろうな。

それと、有象無象に重賞が多すぎる。かつての4場開催のときも、重賞の数が多いなぁ、と思っていたけど、それでも、旭川ならば旭王冠賞、岩見沢ならば岩見沢記念、北見ならば北見記念、帯広ならば帯広記念というレースがいわゆるばんばの「四大レース」として位置づけられ、ばんえい記念はその上の別格的存在であるという、体系づけが曲がりなりにもできていた。

それがソフトバンクが入るようになってからというもの、一応グレード分けはなされているんだが、上記の時代のものとは明らかに異なる。ということは、ストーリー性ができていないということ。それができていないと、客はどのレースに注力していいのか分からない。中央競馬であれば、ダービー、有馬記念っていうレースは特別な思いを持つ客が少なくないだろ。

思い切って、重賞を削減・統合することも必要だろうな。あと、開催日数のほうも。客入りが期待できそうにない厳冬期の休止を復活させたりするなどして、経費節減に努める必要があるとも考えるが。ということは、ばんえい記念は正月開催に持ってきてもいいのでは。

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参加するための大会ではない

2009-03-31 00:32:39 | 競輪

30日付の日刊を見たところ、スプリントで、本選に進出することなく、200MFTTで足切りとなった成田和也が泣いたとか。また、渡邉一成も、「ただ参加するだけでは・・・」と嘆いたとか。

オリンピックは肥大化を恐れるあまり、自転車競技については、参加資格が複雑怪奇化している上に厳選され、トラックについては男女ともにタイムトライアルが種目から外れ、女子にいたってはわずかに3つ。

その上、オリンピックは4年に1回しか開催されない点については今も昔も変わらないから、別にメダルを取れなくても、それこそ、「参加するだけでも意義のある大会」なのかもしれない。だからといっては何だが、とりわけロードレースについては、オリンピックに対する価値はそれほど高くない。ま、失礼な言い方だが、「物見遊山」で参加していたような有名ロード選手も少なくないということ。

しかし、世界選手権はオリンピックと比較すると、参加選手数も、そして、種目数も多い。女子に至っては、オリンピックの3倍もある。

となると、世界一になるチャンスが、たとえば短距離系種目であれば4つあるし、最低ひとつは取りたい、と考える選手は血眼になるのが当然。

加えて今年の大会で印象的だったのは、いずれロードレース界に転身、あるいはロード主体で活動していきたいと考えているであろう若手選手の台頭が目立ったこと。よりよい報酬を得るため、「世界一の称号」はどうしても欲しいと考えるならば、世界選手権に対する意識はかなり違ってこよう。

対して、日本勢はどんな意識で臨んでいたか、ということだな。

ま、今回の日本チームは参加選手をある意味絞った。つまり、現時点において勝つ可能性のある選手を選んだ、ということになる。加えて今年から、日本選手権競輪の開催時期が3週間ほど繰り上がり、世界選手権との間隔が十分取られるようになった。にもかかわらず、ただ参加しているだけでは・・・という気がするわけ。ま、競輪選手でない盛がかろうじて「真剣」だったかもしれないが。

しかしながら、成田も渡邉も、「悔しい」ということを表に出したという点においては、今後に繋がるんじゃないか。というか、絶対につなげて欲しいな。


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