公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

ばんえい記念回顧

2007-03-26 22:41:18 | 大レース回顧集

25日に帯広競馬場でおこなわれた第39回ばんえい記念

本来ならば昨日アップしたかったところだが、オッズパークのリプレイがなかなか更新されず、やっと今見ることができた。

王者・スーパーペガサスが定年レースであるはずの今回のばんえい記念に出走することなく現役を引退。今年は新王者を決めるという一戦となり、どの馬が勝っても初のばんえい記念優勝となる。

1番人気は、スーパーペガサスと3年連続で死闘を演じてきた5・ミサキスーパー。2番人気は遅咲きながらも今年の帯広記念を勝つなど心境著しい8・トモエパワー、3番人気は昨年の帯広記念を制している9・ミサイルテンリュウであった。

1トンの重量を引くこともあり、第一障害の時点から早くも、ばんえい競馬ならではの「駆け引き」が展開される。

まずはミサイルテンリュウが第一障害を行きかけ、7・ツルマキシンザン、3・アンローズも先に行こうとするが、これらの動きにトモエパワーが呼応。まずはトモエが先に第一障害を通過。続いてミサイルが通過。

難関かつ勝負どころである第二障害手前に最初に到達したのはトモエパワー。1番人気のミサキスーパーは完全に後攻めを決め込んでいた様子。

さて第二障害を一体どの馬が先に通過するかが注目されたが、まずトモエが行った。しかしトモエは上り途中でバランスを崩して一旦退散。替わってアンローズが行こうとするも途中で止まってしまい、さらにミサイルテンリュウも先んじての勝負に出ようとするが、こちらも途中で止まってしまう。

体勢を立て直したトモエが2度目のアタックでついに第二障害を上り切り、下りてからは独走状態。G前50M地点では一瞬立ち止まるも、危なげない状況を既に作っていたことから息を入れなおして再度歩用を進め、バテてはいたものの圧勝の内容で新王者に。

2着争いは終始トモエと先陣争いを展開していたミサイルが途中で力尽きた格好となり、G前寸前で6年連続同レース出走の大ベテラン、10歳馬の6・シンエイキンカイがミサイルを交わして2着。ミサイル3着。悲願の同レース制覇に挑んだミサキは、結局後方のまま何もできずといった形で7着と大敗した。

本格的に4大レースに参戦したのが昨年の旭王冠賞からというトモエパワーは、昨年の今頃はまだ条件馬の身であった。

しかし、2006年度シーズン開幕戦となった昨年4月の帯広で3連勝してから勢いに乗り、昨年の北見記念では2着となり、着実にオープンクラスでも力をつけているところをみせてくれていたが、ついに今年、帯広記念を制し、その後は一息の成績が続きながらも、高重量戦となるこのレースはむしろこの馬向きという見方もされていた。

今回は序盤から主導権を握り、さすがに初めてのばんえい記念挑戦とあって、途中厳しい展開を強いられた場面もあったが、帯広記念同様力強い走りで見事、初のばんえいの頂点に就いた。

まだまだタイトルを防衛するには力不足な点は否めないところだが、他のビッグタイトル戦も制覇することによって、再度王者に君臨することも可能になるのではなかろうか。初めてにして圧勝のレースとなったことから、あとは高重量戦での実績を積むことが求められているといえる。

シンエイキンカイはさすがに百戦錬磨の馬といった内容。慌てて出て行かず、じっくりと溜めてのレースをして2着と健闘した。

帯広記念を終えたあとのレースにおいてはトモエパワーを圧倒し続けたミサイルテンリュウだが、昨年の同レースもそうだったが、少々早めに行きたがるところがあるのか、今年も最後は完全にバテてしまった。力的にはトモエとそん色はないが、気性といった点においてあと少しの成長が求められそう。

今度こそ悲願の頂点へ、と意気込んだミサキスーパーだったが、トモエ、ミサイルといった自身よりも若い世代のパワーに完全に屈した感じ。

コメント (4)
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酸素カプセル

2007-03-26 17:09:18 | その他

著名スポーツ選手が愛用(有名なのはベッカム、早稲田の祐ちゃん、阪神の金本)していることでも話題にもなっている酸素カプセルというものを今日、初めて入ってみた。いつも行っているスーパー銭湯にあったのを、前々から知ってはいたんだが。45分で3500円。結構高いね。

徐々に酸素を注入していくんだが、耳がトンネルに入ったときの感覚のようになっていく。それが割りと長い時間に亘るから、ごっくんとつばを飲み込み続けなければならない。

中に入ってみて、最初はそんなに効果があるのかな?と思いつつ45分が終わったわけだが、入る前と入った後では全然違っていた。

頭もスッキリ、目もパッチリといった具合で、やはり効果があるな、と思った。

但し、これもやはり恒常的に続けていかねばならないみたいで、金本は試合が終わったあとほとんど自宅にある酸素カプセルに毎日入っているそうだが、そうした体のケアを常日頃から努めているから、連続出場試合記録を更新し続けているのだと感心した次第。

ま、月1回のペースぐらいで使ってみたいと思う次第。でも高いわ。


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プレミアムカップオートレース回顧

2007-03-26 00:01:39 | 大レース回顧集

プレミアムカップオートレースの「春編」が山陽オートレース場で行われ、25日優勝戦を迎えた。

各選手の試走タイムは次のとおり。

1 仲口  武志 3.33

2 岡部   聡  3.32

3 木村  武之 3.33

4 青木  治親 3.31

5 東小野正道  3.28

6 浜野   淳  3.32

7   畑   吉宏 3.33

8 田中   茂   3.28

スタートは木村が飛び出すが、すかさず1周目1角で岡部が叩き、田中も畑を3周回、木村を4周回で捌いて岡部の後位へ。

しばらく岡部が頑張って逃げるも、6周回1センターで田中が岡部を捕らえ、一旦は前に出たが、2角で流れてしまい、再び岡部が抜き返す。

しかし7周回1センターで再び田中が岡部を抜き、岡部も一時は抵抗の構えを見せるもここまで。

田中が、プレミアムカップオートとしては、2年前当地で行われた大会以来、2度目の優勝を果たした。2着岡部、3着東小野。

さすがに強かった田中。しかし、いつもは一撃必殺の田中なのに、今回は一度は岡部に抜き返され、らしくない一面を覗かせたが、落ち着いて再度捌いて岡部を抜き返した。ちなみに山陽では前場所でも優勝を果たしている。

このあとはもちろんオールスター。全日本選抜で敗退したことにより、5連覇グランドスラムという、夢の大記録達成は阻止された田中だが、オールスターでももちろん主役を張る。

岡部も開催が少ない地元戦だけに気合十分の走りだった。


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