当掲示板では、殿堂入り選手候補になぜ彦坂郁雄や国光秀雄が入らないのか?とかいった話から、ついには、整備違反選手の中には、歴代のSG優勝者が多数含まれている話や、整備違反の温床はどこで生まれたのかといった話にまで発展。
小松島和平さんの掲示板における話がかなり詳しいので紹介します。
整備違反の問題というのは現行の整備規程ができた時からずっと業界の頭痛の種の一つだったようで、私が初めてこの問題を知ったのは昔、大楽恭也がモーター返納検査を拒否して1年間の出場停止処分→引退になった時です。実際には連合会の処分が出る前に自主引退して、連合会も引退後の生活を考慮して表向きは「体力の限界」「家業を継ぐため」などと発表していたケースが多かったといいます。そういえば昭和59~60年頃の『月刊競艇ダービー』には整備違反の色々な手口を紹介するページもありましたね。
なかなか無くならない整備違反に業を煮やした業界は、それまでとは態度を一転して「整備違反があれば公表する」「整備違反で連に絡んだ場合、偽計業務妨害容疑で警察に告発する」方針に変わりました。中村男也や安部、高峰の件が大きく報道されたのがこの頃で、ここから皆さんのいわれる「2~3年の間」が始まったわけです。
『クーデター説』は当時の競艇旬刊紙『マリア』が大きく取り上げていたので私もよく覚えてますが真相については分かりませんね。
こういった話は案外、私は「好き」なんで、だったら、「裏殿堂入り選手」をこの際取り上げてしまえ!
ということで、競艇界が絶対に伏せたい?歴代の大物選手を取り上げてみたい。いずれもノミネートさえされなかった選手だが、一方で、競艇史には欠かせぬ選手ばかりである。
・彦坂郁雄(SG 10回優勝。G1 67回優勝等、競艇界に燦然と輝く記録多数)
・金子安雄(SG 3回優勝。内全日本選手権2回優勝。G1も多数優勝)
・国光秀雄(SG 2回優勝。九州地区選手権は3連覇を含む4回優勝等)
・常松拓支(SG 2回優勝。芦屋周年3連覇等G1優勝も多数)
・高峰孝三(SG2回優勝。G1も優勝多数。)
・安部邦男(82年全日本選手権完全優勝等)
・新田宣夫(86年笹川賞優勝等)
他にも、中村男也(19連勝達成。G1多数優勝等)、大楽恭也といった選手を含めると、これだけで10人近く集まってしまう・・・
確かに、北原友次、倉田栄一、岡本義則ら、「表の顔」も錚々たる面々だが、上記の「裏の顔」も負けてはいない・・・
表があれば裏がある。裏を生かさねば表が立たない。競艇に限らず、これはどの業界にもいえることだが・・・
(追伸)
彦坂らを「追放した」のは何らかのクーデターがあったという噂がもっぱらだが、どうやら伏線は野中和夫の一時引退、その後の復帰に隠されている様相?