大阪での毎日

整形外科の仕事&「職」ではなく「食」へのこだわり

患者になりきれない患者

2014年08月26日 | 健康
「患者になりきれない患者」とはずばり!私のことでございます。
今年は災難の年なのか、急遽、入院&手術になったのでした・・・

   

入院前は仕事しながらの入院前検査(自分のね)、そして、私が入院する間の
外来や手術を大学の先生にお願いすることになったので、患者さんへの連絡や
大学の先生への申し送りでてんやわんやしているうちに、気づけば手術室で
寝かされている自分

この光景、何千回とみてきたけど、自分が患者になるとは!その場にいても、
まだ、見慣れた光景だけに、他人事のような気が

手術後は看護婦さんの助けなしには何もできなくて、電動ベットの凄さにも感謝

10数年前、医者になってまず驚いたことは、看護婦さんのやさしさです。
看護とはきりがない仕事なんですが、思いやりをもって仕事している人が多いのが看護婦さんです。

私も患者になってあらためて看護婦さんのありがたみがわかった反面、
中には、どこまでも手を抜く看護婦さんをみると腹がたって仕方ない。
でもほとんどが前者でほんとつらいときに癒されました

よく患者さんが、「今日の俺の担当ナースだれやろ?」と言っている意味がよ~くわかった。
ナースの仕事に限らず、どんな仕事でも一緒かもしれませんね。

患者になりきれてない自分の行動は数々。
あかんと思いながらも、新人ナースの採血に口を出してしまったり(だって
永遠に血管の上をなぞってるねんもん~) 鎮痛剤の指示に難癖つけたり・・・

自分が患者になってみると医者だけじゃなく、ナースも患者の病態、
手術の手技、麻酔後の状態などをどれだけ知っているかで、看護の質が
変わるんやな~と実感
今までなら、仕事中に
「この看護婦さん、この患者さんが何の手術したかを全然わかってないな~」と思う発言があっても、
仕事に終われて流してしまうこともあったんですが、
それは患者さんのためにはならんということがよ~くわかったので、
これからも私の患者さんの担当ナースにはビシバシ言った方がいいんやな~

これからも引き続き鬼になって働きたいと思います

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