大阪での毎日

整形外科の仕事&「職」ではなく「食」へのこだわり

死にたくなければ女医を選べ

2017年01月13日 | 健康
今朝のネットニュースの見出し。

「女性医師(内科医)が担当した入院患者は男性医師が担当するよりも死亡率が低い」
という日本人研究者(米国在住)の論文が、アメリカで話題になっているそうです。

その研究では、入院日から30日以内の死亡率(30日死亡率)と
退院後の30日以内に再び入院する確率を女性医師と男性医師とで比較したそうですが、
女性医師の方がいずれも有意に低かったそうです。

その理由はというと、一般に女性医師は、
①診療ガイドライン(GL)などルールの遵守率が高く、エビデンス(科学的根拠)に沿った診療を行うほか、
②患者とより良いコミュニケーションを取る。
③専門外のことを他の専門医によく相談するなど、可能な限りリスクを避けることが、
いい結果を生んだのでは?ということでした。

といっても、男性医師でも上記を重視している人もいるし、逆に女医でも
そういったことをしていない人もいると思うけど、割合として女医に多いということやね。

今回患者になって思ったことは、脳外科などは男性医師が圧倒的に多いためか、
パス(病気ごとに、検査や手術前後の予定、食事開始時期や安静度の指示などを
書いた計画書)がおおざっぱで、患者としては、いつおしっこの管抜いてくれるの?
いつ、点滴ぬけるの? いつ心電図はずれるん?
といったことが知りたいのに、主治医のみが知っている状態。
もっときめ細かくパスを作るなり、指示をあらかじめ出すなりあるやん~
と思ってしまって、つい「うるさいだめな患者」になってるんですよね・・・

女医の方が色んな面で細かいし、女性の方が観察力が高い人が多いですよね~
そういうのって、医療の現場では重要で、それが患者さんの病気の治りにも
関係しているでのはないかと私個人的には④の理由にしたいところです。

今回の研究テーマに関しては女医が優れているという結果でしたが、
逆に男性特有のマニアックさや人の意見に左右されない精神などは、
医学の発展に大きく貢献しているとも思うし、私にはないものなので、
羨ましく思うことも多々あります。

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