昨日の大雨を引きずって、今日も大雨を予想したにわか気象予報士の思惑は見事に外れた。
蒸し暑い曇り空からやがて薄日が差し、ムンムン蒸し暑さだけは残してお日様さえ出てきた。そうなると何にもしなくてもじんわり汗が。
「なんとなく過ごしにくい季節だね~」と思わせるかたわらで、この蒸し暑さならではの清楚な花、アジサイが我が家の庭にも咲き始めた。
一応梅雨入り宣言は発令された。ただこの梅雨入り宣言だけは、発表に至る確固たる定義がないのだそうな。
つまりは、梅雨前線の停滞や、次から次へ発生する梅雨前線が近辺に居座ることが予想される、と気象庁が判断したときに「梅雨入りしたと思われる」という発表があり、「梅雨入りしたそうだから雨が降るよ」とか、「大雨災害に対する準備を始めようか」などとささやき始めるのである。
それは、桜の開花宣言にも似て、おおよそ南の沖縄あたりから九州南端、九州北部そして中国地方へと北上する。
にわか予報士の雨予想が外れて、予定通りのグラウンド・ゴルフに出てみると、昨日の大雨が表面を洗い流してくれたグラウンドは、コンディション最高と喜んだものの、ラジオ体操と軽い腰の運動をするだけでタオルが要るほどの汗。この暑さに負けてコロナ三蜜対策を忘れそうになるが、マスクをすると間違いなく熱中症対策が必要となる。ちょっとしたお遊び、今日行くところ、今日用事がある、教育と教養を満たすのも楽ではない。
それにしても、蒸し暑さの中で花開くアジサイではあるが、アジサイにはやはりシットリの梅雨の雨がお似合いである。
「雨にぬれるアジサイ」「アジサイの雨」の方が「蒸し暑さの中のアジサイ」より趣がある。風情を求めたくなる季節ではある。